ビートルズの凄さを一曲で伝えるなら?イエスタデイじゃ不十分??
大学の授業にてポップソングの歴史という名目で
ビートルズが取り上げられた。
まじで嬉しかった。
なんせ週末はビートルズの曲名が全身に描かれたキッショいシャツとかで出かける。
まあ意外と気づかれないけど。
ジャケットを上に羽織ってしまうとぱっと見本当にわからない。なんか文字かなーぐらい。
だがしかし近づいて上半身を見てみると呪いのように曲名で埋め尽くされてるのだ。狂気である。
いやそんな俺の私服の話はどうだっていい。
今回授業でビートルズってこんなバンド、という感じで流していただいたのは「イエスタデイ」だった。
間違いなく有名な曲で結構知ってる人は多いので間違いはないかもしれない。
だがしかし!だがしかしだ、
イエスタデイはポールマッカートニー一人で作曲作詞され、他の三人は音源で演奏すらしていない。
それじゃまるでポールマッカートニーのワンマンバンドみたいじゃないか!!!!
名曲とはいえそんな曲をこれがビートルズだ!として聴いてもいいのだろうか??
そこで皆さんと一緒にビートルズを一曲で説明するなら何が良いか考えたいと思う。
まずそもそもメンバー4人が関わってるものが前提
超有名な「イエスタデイ」「レットイットビー」はどれもポールマッカートニーの独壇場といっても良い曲。
ジョージハリスンは「レットイットビー」で
カッコ良すぎるギターソロを弾いたりはしてるが
ジョンレノンはこの曲で活躍はあまり見せていない。
ビートルズはやっぱり四人全員でビートルズだ。
バンド!!って感じの曲が一番いいだろう。
ちょっと例を挙げてみる。
抱きしめたい→アメリカデビューの鍵となったのがこれ。ビートルズ聴き始めには欠かせないかも
A Hard Days Night→曲として完成度がめちゃくちゃ高い。ジョンのパート、ポールのパートがそれぞれあってギターソロもある。
Help!←有名でとっつきやすい、三声のボーカルでみんな関わってる
In my life←ポールとジョンのボーカル
ビートルズらしいバラード、
いい曲すぎてこんなん授業で流したらみんな泣き崩れる
And Your Bird Can Sing
→ファンに大人気の曲。ややマニアックだがコーラスもビートルズっぽい、ギターも革新的
Baby's in black
→ポールとジョンの声がよく合う
でもちょっとマニアックなんよなぁ
I've got a feeling→
大名曲!でもマニアッkkkk
革新性を語る
逆再生の導入、二回歌わなくても歌が重なってるように聴かせる方法、などなど
ビートルズの冒険心やビートルズの周りのエンジニア達が今のレコーディングを進化させた一面がある。
特に後期のビートルズは実験的で全く新しい音楽のスタイルを生み出した
その革新性に触れ、ビートルズって新しい!!!
みたいなのを感じてもらうのもあり
Tomorrow never knows
→サンプリング技術を活用。今までの曲の雰囲気をぶっ壊した。
革新性では一二を争う。
Strawberry fields forever
→逆再生やダビングをうまく使って作られたサイケデリックの名作。間違いなく独自のもの。
A day in the life
→衝撃のラスト。一曲目にはちょいハード????
Helter Skelter
→ハードロックの祖と言われる。
ポールのシャウトは一級品。
Revolution →従来のギターのセッティングを見直しかなり凶暴なサウンドに。なかなかロック。
ロックの源流として伝える
GLIM SPANKY はビートルズのファーストアルバム「プリーズプリーズミー」をパンクロックと称したという。
ビートルズ初期の音源は若々しくてエネルギーに溢れている。
ビートルズ以降のロックを創ったは人たちは
この若々しさに影響されてきたに違いない。
現代ロックの元祖としていっそ初期を選ぶのも悪くない。、
I Saw Her Standing There
→デビューアルバムの一番初めの曲、ポールのシャウトもギターソロもかっこよす
She Loves You→やかましい。好き。
It Won't be long →初期のロック感も強いが、お洒落でもある。それがまたビートルズらしい。
Day tripper→デビューから3年経ってるがギリギリ初期でカウント、ギターリフが素敵。
ライブ版で当時の熱量を感じる
ビートルズのライブは歓声がすごい。
当時のビートルマニア(BLACK PINKでいうBLINKみたいなやつ、niziUでいうWithUみたいなやつ、
マヨネーズでいうマヨラーみたいなやつ)
の熱狂ぶりはすごく、
ライブ会場では失神者が続出、地域の自治体も若者の殺到で大混乱に。
しかも曲の良さもビジュアルもいっぺんに楽しめるのはライブだけ。
昔はビートルズのライブ音源ってへなちょこなものが多くて、「ビートルズって下手くそだよね」と言われてたそうだ。
でも時は経ち、技術やYouTubeなどが発達、
良い環境でライブ音源を聴くことができるようになった。
例
Help!(1965年英国ブラックプール、ABCシアターでのライヴ)
→ 演奏も音量バランスも良いみんなかっこいい
抱きしめたい(1963年エドサリバンショーでのライヴ)→ アメリカデビューの決め手となるライヴ。
歓声がでかい
Twist and shout (1963年 イギリスの王室の前で演奏したロイヤルバラエティパフォーマンスでのライヴ)
→ カバーだが、非常に力のこもった演奏
直前の「安い席の方は拍手を、高い席の方は宝石をジャラジャラ言わせてください」という痛快なジョンレノンのMCと一緒にどうぞ。
てかもう全部聴こっか
213曲全部詰め込むまで帰れま10しよう。うんそれがいい。そうしよう。
はい、まあこんな感じですね。
長くなってしまいましたが、ビートルズは色んな面を含んだバンド。
一曲で全てを伝えるのは不可能、
より魅力をなるべく多く伝えられるのはどれなのでしょうか。
議論の余地ありです。
ここまで付き合っていただきありがとうございました。
現役大学生宅録一人バンド、TOM-ATOM(とむあとむ)のとむがお送りしました。
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