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斜視の原因

息子が産まれて6ヶ月頃、

眼の焦点が合っていないような、

こちらを見ているのに、

視線が別の所に行っているような、

そんな感じを覚えました。

これは、なに?

何人か友達に聞いたものの、

「そんな事もあるよ。」

と言われ気にせずにいましたが、

やはり、おかしい

10ヶ月頃に総合病院の眼科を受診しました。

検査はできない物が多かったのですが

それは、斜視でした。

MRIなど詳しく検査しないといけないという事でした。

斜視である以上、

もう少し専門の病院の方がいいと思い、

そういえば、以前同じ職場の仲の良かった友達のご主人が

大学病院の眼科の医師をしていることを思い出しました。

急いで、友達に連絡を取ったところ、診てもらう事になりました

それほど急ぐこともなく、

定期的に検査をしていくことになりました。

幸い、立体視も問題ないとのことで、

何回か受診した頃に、

友達のご主人は転勤になりました

その後でした。

いつもより、黒目が上にあがってしまって、

白目が多くなったような気がしました。

新しい若い担当医に相談したところ、

以前撮った写真を見て

「角度が違うだけで同じですよ。」

ということで、本当なのかな?と

腑に落ちないながらも、良かったと思いました。


そんな時に、たまたま、自分の職場で、

眼科の先生と世間話をしながら,

子供の話になりました。

そういえば、うちの子が斜視があって・・・と話しているうちに

「あの病院は小児専門の先生がいるんだっけ」と聞かれました。

確かに、小児専門の先生ではないかもしれない

でも、その時はそれで話は終わり。

その後、これまた、たまたま、

息子を自分の職場に連れて行った時に、

その眼科の先生にばったり会いました。

広い病院の中で、偶然、会うなんてすごい奇跡的な事でした。

そして、忙しいのにその場で眼を見てくれたのです。

すると、「やっぱり下斜筋過動だと思うが、手術で治ると思う。」

と言われました。

それが4歳頃でした。

先生は紹介状まで書いてくれて、

知り合いで下斜筋過動に詳しい遠くの病院の先生に受診し、

数回検査をしました。


その先生には

「もっとお母さんがいろいろ調べて近くで、早く検査してもらわないと。」

と言われました。

その頃、言葉も遅く、ちょうど発達の病院を紹介された頃でした。

いろんなことがあり、

自分だって何もしなかったわけではないという

気持ちが込み上げてきました。

診察室で涙が出てしまいました。


「1歳前から、知り合いを頼って近隣の大学病院にもかかっていました。

その後知り合いの先生にこちらを紹介してもらい、

どうやって、もっといい病院を探したらいいのか・・・。」

それだけ言うのが精一杯でした。

なぜこんなにも遠回りになるのか・・・。


結局、また新たに、眼科を紹介されました。

その病院の先生は「脳に全く入力されていないよ。

見ることのスタートにも立っていないよ。

すぐ手術した方がいい。」

この言葉は今でも、鮮烈に覚えています。


そして斜視の原因を旦那が聞くと

「出産時の吸引分娩や帝王切開だ。」

とズバッと答えました。


「こんな事言う医者いないかもしれないけど・・」

と付け加えました

出産後、すぐに、眼が泳いで、焦点があっていない変が感じは、

そのせいだったんだと思いました。

旦那は、泣いたの見た事ないくらい似合わないお気楽な人ですが、

「辛かったんだろう。」と言って涙ぐんでいました。

それを見ている方が驚き、涙が出ました。

4年という長い時間何も出来なかった事に後悔しました。

息子はどんな状態で見ていたんだろう。

できないことが沢山あったのはそのせいなんだ

すぐに手術してもらうようにお願いしました。

手術で息子の眼は、見た目には落ち着きました。

この手術で大きくやり辛さがとれたとか、落ち着いてきたとは
正直言えません。

整体をしている方には、整体で戻すことが出来るものもあるので、
筋肉を切る手術はおススメできないという方もいます。

何が正解かは正直わかりません。

ただ、現在の医療でとなると手術、
でも、方法はどんどん進化している気がしています。

斜視で悩んでいる方の参考になればと思います。


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