日本は伝統を発展させるのが下手
今、アメリカで少しですが、相撲が注目されつつあります。
こちらの動画ざっとご覧ください。
https://youtu.be/3_4LIEYH_NM?feature=shared
伝統的な"相撲"とは違い、かなりアメリカナイズされた"SUMO"ですが笑、
客席を見ると、結構客が入っていて賑わっています。
で、自分が何を言いたいかと言うと、いずれ相撲の本場が、日本ではなくアメリカになってしもうのではないかと危惧しています。
そんなわけないでしょと思うかもしれないですが、注目度が最も高くお金が大きく動く大会が本場であると考えています(これは海外目線の話です)。
日本で活躍している力士が、海外のほうが稼ぎがいいからといって海外流出してしまい、海外の団体に集まってしまう可能性があります。これは良くないと思います。
アメリカをあなどってはなりません。今でさえこの客の動員数なので、将来的にもっと規模の大きい大会になっていくでしょう。(余談ですが、アメリカは、ただお互いにビンタし合っているクソつまらない大会でさえ盛り上がりを見せています。アメリカはエンタメがうまい国です。)
相撲は、勝敗がはっきりとつき、短時間で決着はつくし、インパクトはあるし今の時代にぴったりで、どんな国の人にも受けると思います。
自分は、こんなに面白いものを海外に取られてしまうのが残念で仕方ありません。日本はずっと前から、日本の団体で、日本という小さい枠にとどまらず国際的に広げるこができるスポーツ化された"相撲"を作ることができたはずです。
自分は、この同じような感情は、他のことにも抱いたことがあります。
それは、総合格闘技です。総合格闘技はざっと簡単説明すると、打撃、レスリング、柔術の3つの要素が含まれるスポーツです。
自分は総合を見始めたとき、日本の選手は、柔術が得意だと思っていたのです。なぜなら柔術は日本で生まれた武術だからです。
ところが、柔術がうまい選手が少なかったのです。むしろ、海外の選手のほうが得意なことが多かったんです。
これは、上手く日本の伝統を発展できなかったケースだと思います。これだけ優れた日本の武術を発展できなかったことに残念でありません。しかも、海外の選手のほうが得意ってどういうことなんでしょう。これは日本の総合格闘技のカリキュラムに上手く組み込めなかったということでしょうか。
日本人の多くは、日本が築き上げたものにどれだけ価値があるのかわかっていません。日本は、すごくユニークで海外からしたネタの宝庫です。それをとられてしまうのが自分は嫌だし、すごくもったいないと思います。
これから、自分が予想しているのは、"剣道"が取られると思っています。今は、あまり海外に剣道が広まっていないですが、海外から見たら、侍みたいでめちゃめちゃクールに思われるはずです。いずれパクられて、日本の知らないところでスポーツ化された”コンバットケンドー”が誕生するでしょう。伝統を継承することも大事ですが、日本の団体が率先してスポーツ化した剣道を作り、まず日本で流行らせ世界で広めていくべきです。そして、日本の剣道が本場であることを知らしめ続けてほしいです。
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