自作したPS5で世界を巡ったら、「人生の素晴らしさ」に気づけた話
はじめまして。天竜川ナコンと申します。
突然ですが、私はPS5が欲しくてたまりません。
しかし2020年11月現在、PS5はまだまだ品薄。ア○ゾンやメ○カリでは高額で転売されており、手に入らない状況です。
涙が溢れて止まらねえ。
定価で買えるのは何年後でしょうか。流石に、我慢の限界です。
なので購入は諦め、代わりに自分でPS5を作ろうと、俺は決心したわけです。
つまり、これを
こうして
こうすれば完成です。
総額6590円で、醜いPS5の争奪戦から解放されました。
「どこがPS5なの?」そんな心ない声も聞こえてきそうです。しかし私の計算が正しければ、これが「ゲームの次の可能性」に、我々を連れて行ってくれるのです。
早速、コントローラーを握りしめて世界へ飛び出しましょう。
新宿へ来ました。私の装着している「PS5」が近未来的すぎて、周りからは訝(いぶか)しい目で見られます。
しかし気にしません。なぜなら近い将来、このスタイルがスタンダードになると確信しているから。みんな、私から見えている景色を知らないだけなのです。
画質、リアル過ぎワロタ
「これは本当にゲームなのか?」と、思わず疑ってしまうクオリティ。行き交う人々も、まるで本当に生活しているかのよう。イキイキと描かれています。
コントローラーのスティックを傾ければ、その方向へどんどん進めます。地面を踏み締める重みや、風の抵抗すら感じます。これはVRでもARでも実現できなかった、究極のオープンワールド体験です。
BGMも凄い。サラウンドなんてレベルではなく、360度あらゆる方位から会話や環境音が聞こえてきます。世界への没入感がハンパではないのです。
いやはや、この感動が冷めぬうち、次のエリアへ向かいます。地平が続く限り、行こうと思えばどこへでも行ける。それも既存ゲーム機とは大きく異なるポイントです。
人里離れた雑木林に到着。ここでもPS5は、これまでのゲーム体験を大きく覆してくれました。
見てください、PS5が描き出す、この自然の霊的な、神秘的な雰囲気を。吸い込まれそうな怪しさを持つ小道を。
まるで子供のころ雑木林で繰り広げた危険な大冒険を、もう一度追体験させてくれているかのよう。プレイしていて、流石に驚きましたね。
最後は、PS5のグラフィックが最も発揮される、あるスポットへ向かおうと思います。
それは、夕暮れ時の海。
もはや、目の前に広がるこの景色について、語る言葉を私は持ちません。連綿と紡がれてきたゲームの歴史の最終地点に、私は今立っている。その事実を前に、ただただ圧倒されてしまいました。
地平線に落ちる夕陽も、砂浜に打ち寄せるさざ波も、人々の笑い声も。全てが現実かと思えるほどの説得力を持っています。これを作ったクリエイターには、ただただ尊敬の念を抱きます。
いかがだったでしょうか。ますます、PS5への購買意欲が湧いたかと思います。
しかし、ここで一つ、みなさまに言わなくてはいけないことがあります。
私が作ったPS5は、本物のPS5ではありません。
…騙しており、すみません。
私がこれまで「PS5」とご紹介していたものは、東○ハンズで買ったヘルメットに下敷きをつけ、コンビニで印刷したゲームっぽい絵をのり付けしただけ。実は、PS5でも何でもないのです。
しかし、これまでお見せした風景は、どれも嘘ではありませんでした。
さまざまな人間が行き交う街、下界から離れた怪しい雑木林、夕暮れが沈む綺麗な海…。
その全てがPS5並みに、いや、それ以上かもしれません。私の心を、喜怒哀楽を動かしてくれたのは事実です。
言うなれば、人間こそが究極のゲーム機であり、人生こそが究極のオープンワールドなのではないかということです。
PS5の抽選には外れたかもしれない。予約できなかったかもしれない。
でも、「かけがえのない命」というものを、私たちは天文学的な確率の中から既に授かっているわけです。
すでに我々は、心の中に「PS5」を持っているのです。
そんな大切なことを、自作したPS5から教えてもらいました。
ありがとう。「自作したPS5」
「自作したPS5で世界を巡ったら、「人生の本当の素晴らしさ」に気づけた話」
〜FIN〜
ゲーム画面UI
作成者 praying - pngtree.com
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