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GRIT~やり抜く力~

才能では成功できない。天才が必ず成功するとは限らない。

成功する人の共通点はやり抜く力があること。

才能・天才という言葉から無縁の多くの方からすると少し希望を持てる言葉ですよね。今更ではありますが、偶然弟の部屋で見つけた「GRIT~やり抜く力~」を見たので、アウトプット!(私個人の解釈も含まれます)

やり抜く力って普段では聞き慣れない言葉ですが、身近にある言葉では、継続力があるや諦めない、我慢強いなどを想像します。その他では、石の上にも3年など。継続することが成長に繋がるや耐えることで一人前に慣れるなどで聞く言葉ですよね。

今回、アンジェラ・ダックワースさん著者のGRIT~やり抜く力~を読み、改めて「継続こそが力なり」ということを学びました。

今回のお伝えポイントは以下の通り

①やり抜く力とはなにか??
②やり抜く力のあるということは
③やり抜く力を身につけるためには?

①やり抜く力とは

章のはじまりは、肉体、精神的に最も過酷な環境と言われる米国陸軍士官学校での中退するモノと耐え抜くモノの違いはなにか?という話から始まります。普通に考えると入学当初から優秀なモノこそが耐え抜き、活躍すると思いますが、実際は、「有望な人」が次々と辞めていくということがわかりました。
それはなぜか?という疑問の中で、1つ重要なことがわかりました。それは、「挫折した後にどうできるか」。米国陸軍では、日常生活とは違う体力、精神的に厳しい環境、、、いわゆる孤独の環境のため、2週間以内に、疲労困憊で挫折を経験します。この中では、体力、技術また才能・優秀など関係ありません。こういった状況下に追い込まれると選択は2つ。1つは、リタイアすること。そしてもう1つは、「諦めないこと」。なぜか、この環境下の中で、優秀・天才と言われる有望な人の多くが、耐えられずリタイアしていることがわかりました。

では、諦めない人はどんな人なのか。この諦めない人こそこそやり抜く力を持っている人と言えます。そこで、米国陸軍で、耐え抜き結果を出し続けた方々の話を聞いた結果、下記のような内容でした。
・自分自身に満足を覚えたことはない
・目指したい目標がある
・諦めるを考えたことがない
・目標に向かって情熱を持っている

整理をすると下記③つ
・今の自分に満足をしていない。
・明確な目標を持ち続けていける。
・目標に向けてやるべきことが明確になっている。

上記から結果を出す人の特徴は「情熱」と「粘り強さ」があることということ。やり抜く力を図る指標として、明確な言葉でどこまで伝えられるか、表しているのかもあります。言葉にすることで、情熱になり、明確な目標になります。この思いの大きさこそがやり抜く力になります。

②やり抜く力のあるということ

では、やり抜く力を持つことは、
情熱を持って、粘り強く、ガムジャラにやりつけるということなのか。
ただ、下手だからといって練習をし続けても、天才に勝てない人間はたくさんいるはず。であれば、「情熱」「粘り強く」というのは、具体的にどういうことなのか。

がむしゃらにやるな。愛せ。

だだ、やるでは、長くは続かない。まずは、そのやることを好きでなくてはならない。目標を目指すにあたり、なぜそれが必要なのかを理解し、好きになることで、本当の意味で情熱を持って、粘り強く行動ができるようになると伝えています。

では、もう一段深ぼっていくと「情熱」とは、好きなことをやるということなのか?大きく間違っていはいませんが、正解ではないです。なぜかというと、「なぜ成功したのか?」という質問に「好きだから」という回答はないためです。多くの成功者が、質問に対して成功に向けて向き合ってきた姿勢や時間の話することがほとんどです。そのため、情熱とは、好きなどの思いではなく、その情熱を注ぐものに、どれだけ向き合えるかの行動を示しています。その前提として、好きや夢中であるものではないと「情熱を注ぐ」こともできませんので、「好き」であることは前提になるかもしれません。

では、どのように情熱を維持するのかまた、維持できるのか。

「哲学」なくしては人生失敗する

私自身、この本で一番響いた言葉の一つです。
本中に登場するアメリカンフットボールのシアトル・シーホークスのコーはチ、ビートキャロルは、こんな質問をよくするようです。

「君には人生哲学がありますか?」

この質問をされ、はい。あります。私の…と話ができる人は何人いるんでしょうか。(私は無理です。(笑))この質問の意図は、「あなたは人生で何をしたいのか」また、あなたの「情熱」は何かということです。

なぜ人生哲学が大事なのか。それは、目標となる指針がなければ、日々正しい努力ができないためだといいます。道に迷ったととき立ち止まることも、悩んでいるときに指針になことも目標がなければ、実行することも、今の自分を評価することもできません。そのため、人生哲学=自分の中での最大目標を持つことが重要としています。

目標の持ち方

目標=今やるべきコトではありません。
朝の時間を大切にするため毎日6:00に起きよう
1日の時間を大切にするためTODOリストを毎日つけよう
お金が大切だから家計簿をつけよう
売り上げ目標を必ず達成しよう

これらは行動として今できる目標ですが、人生哲学とは違います。大切なのは、上記の目標を「なぜ」やるのか。

本中では、目標は上位・中位・下位の3つの段階でつけています。この上位=人生哲学であり、中位は数年後のなりたい自分の目標、下位が今やるべき目標。

これらが連動せず、中位までの目標になっている場合、中位目標だけが増えていくことになります。

資格を取ろう!!と意気込んで、いろいろな資格を取得するが、自分の人生や給与に反映されていない人などが中位目標で止まっている可能性もあります。組織に属す中で、売上目標の達成や会社の成長に貢献することは当然ですが、その達成が、自分の人生やキャリアの中で、どんな意味を持たせるかは、人生哲学を持ち、情熱を抱き、行動し続けることが大切だと感じました。

少し違いますが、今の自分にすごく刺さった言葉で、
理念なき行動は凶器、行動なき理念は無価値という言葉があります。

がむしゃらではなく、意図をもって動くことが価値となる。時代の変化が速い今だからこそ、行動に価値を持つことが重要になり、そのためは、理念が大切だと教えていただきました。

③やり抜く力を身につけるためには?

やり抜く力を内側から伸ばすためには、これまで記載した「人生哲学」を持つこと、「情熱」を持つことが凄く重要になります。そのために、今の自分はどうかを考える時間を持つことが大切です。

では、外側から伸ばす方法はあるのか??
結論からお伝えするとあります。
子どもは親をマネするため、親としての行動や課外活動の重要性、2年以上継続させる経験をさせる、褒めると叱るの使い方など様々ありますが、詳細全て書くわけにはいきませんので、著者家族が取り組んでいた4つの基本ルールのみ記載をします。

①家族全員1つハードな挑戦をすること
しなさい。ではなく、全員がやることここが大切です。子どもは親の姿を見ます。一緒になり、嬉しい、悔しい、楽しい、悲しいを経験します

②やめてもよい
無理な継続ではなく、辞めることも大切です。ただいつでも辞めてよいではありません。最低期間のみを定め、その期間は全力で取り組みます。

③ハードなことは自分で選ぶ
自分で選ばないことに情熱は生まれません。全力で楽しめることが長く続ける秘訣でもあるため、まずは自分で選ぶこと。

④なんでもいいので、2年間は続けること
2年間あれば、楽しいも悔しいも辛いも哀しいも全て経験することができます。その経験・刺激を乗り越えることが本当にやり抜く力に変わります。

本の中では、やり抜く力が強いほど幸福感が高いとありました。私もサッカー18年間やってきましたが、今思うとつらい、きついことの方が多くありました。しかし、きついを乗り越え、試合に勝った時、レギュラーを取れた時、優勝を経験した時、本当に嬉しく、今でも一番の幸福です。その理由は、本気で情熱をもって取り組んできたから。また、情熱を持って取り組めた理由は、プロのピッチで活躍したいという人生哲学を持っていたから。

結果、プロサッカー選手にはなることはできませんでしたが、サッカーで生きてきたことに後悔はしていません。今、新しく人生哲学を持ち、取り組むことで、もっともっと人生を楽していきたいですね!!!



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