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7つの習慣~はじまり~

「7つの習慣」ビジネスマンの方は一度は聞いたことがある。もしくは、読んだことがある本だと思います。私もサラリーマン1年目に購入し読んだが、分からず…何度も読んでいる本。

サラリーマン5年目。改めて、この本を読んだことで、昔よりは理解が出来てきているのでは??と思い、この本のまとめとしてこの場を活用する!(嫌われる勇気を読んでから7つの習慣を読むとより理解できるかも)

7つの習慣
スティーブン・R・コヴィー著・川西茂/訳​

この本は、人格主義の考えを元に、時代の変化がしても成功し続けるための考えまたやるべきことを伝えてくれている本だ。ただ、「成功」といってもいろいろな成功がある。個人の成功、関わる目の前の友人の成功、所属しているチームの成功、会社の成功。成功には様々あるが、この本の凄いところは、個人の成功のお話から始まり、最後には、関わる全ての人が継続的に成功するためにやるべきコト考えるべきコトまで書かれていること。7つの習慣と題される通り、7つの習慣を習慣化することで、個人また関わる方々も「継続的に成功」出来る。そのための習慣と考えるべき根拠である人格主義について記載をしている。

各習慣に入る前に、今回は、人格主義について記載をし、各習慣ごとにまとめていく。

<今回のポイント>
・人格主義は、継続的な成功を実現するための考え方
・原則中心のパラダイムの考え方を身に付ける
・人格を変えるためには、習慣が重要

人格主義

この本は、過去アメリカで書かれた「成功」に関する本を200年分さかのぼり、成功とは何かを調べるところから始まったことだ。調べた結果、改めて大切とされたのが「人格主義」の考えだった。

それはなぜか?
直近50年の「成功」に関するテーマで書かれた本の多くは、人間関係や成績やスキルなどの悩みへの問題解決をテーマにした「手法」の話が多い。こうしたアプローチを個性主義と呼んでいる。個性主義は、あくまで応急処置の話のため、50年間、何度も同じことが起こり、慢性的な問題となっており、同様な内容の本も多く、個人の成功体験をベースとした解決方法の提示がメインとなっていた。
そのため、個性主義の成功とは
個性、イメージ、行動、態度、スキルなど、人間関係をスムーズにする手法やテクニックから生まれるものだと考えられるようになった。

いわゆる他者評価のみこそが成功であり、そのための技術を身に付けるべく、人は本を読み、勉強し、また別の事象が起きれば、同様に、本を読み、勉強しを繰り返しているということ。

それに対して、人格主義とは
初めの150年間の文献では、人格主義を中心とした「成功」への方法が書かれており、この人格主義こそが、応急処置ではなく、根本から解決し、成功に向けた方法が書かれている。

「人格主義」
150年間の文献では、誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、節制、黄金律などが成功の条件として取り上げられている。人格主義では、「成功」といわれる人生には、その裏付けとなる原理原則(以下、原則)があり、その原則を体得し、人格に取り入れる以外に、人が真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れる方法はないと教えている。また、原則は、永続的な価値を持っており、人間の行動に正しい方向性を与えてくれるガイドラインである(本引用)

人格主義では、原則を中心とした裏付けを体得することで、事象への解決方法ではなく、継続的な成功をつけるために、根本的な原則への体得また、時代の変化しても成功し続けるための内容が含まれている。

今日、明日、明後日、1か月後、半年後と時代が流れることに、自分や自分の周りの生活だけでなく、会社や市場も日々すごいスピードで変化をしている。その変化についていくためには、人格主義の考え方が注目されている。

サッカーでで例えると、技術がうまいけど試合では活躍できない選手=個性主義。上手いんだけど、なんで試合に使われないのかが自分自身が理解できず、同じ練習を繰り返し、自分が必要と思うスキルのみを磨く。そのスキルを好きという第三者の評価だけを耳を傾け続け、「チームが悪い」と腐っていく選手を想像した。逆に、技術で光るものはなくとも、継続的に試合に出続ける、チームに必要とされる選手=人格主義と考えた。チームスポーツとして重要な、組織、戦術、役割またサッカー選手として重要な基礎技術、体力、精神を原則として考え、自らの役割を理解し行動ができる選手。こういったチームの支柱となる選手は、キャプテンや黒子などにいるチームは強いと想像ができる。

人格主義でも個性主義でも成功者はいるため、良し悪しを一概に言えないが、継続的な成功のため、誰しもができる可能性があることは、人格主義だと考えている。

原則中心のパラダイム

時代は変わる。継続的な成功としての考えが人格主義であれば、パラダイムを理解することも重要と本書で述べていた。同じものを見ても、捉え方が変わること、同じ話を聞いても意見が分かれることまた、数年前までは、新しい発見だったことが、今では当たり前のものになっていることなど誰もが経験したことがはあると思う。職業ランキングyoutuberなんて数年前まで考えもしなかったが、今では当たり前。
こういった、ある時代や分野において支配的規範となる「物の見方や捉え方」のことパラダイム(paradigm)という。また、その時代や分野において支配的規範となる「物の見方や捉え方」が、革命的かつ非連続的に変化する場合、そのような変化を「パラダイムシフト」「パラダイムの転換」などと呼ぶ。

このパラダイムは、時代の流れに合わせて、シフトしていく。そのため、人格主義では、時代時代に合わせて、パラダイムを変えていくではなく、「原則中心のパラダイム」を作ることが重要になる。その理由は、継続的な成功の条件には、原則が存在するという基本的な概念に基づいているため、時代の変化だけに合わせるという考えではなく、自分の原則を軸にパラダイムシフトしていくことが重要という考え方である。

人間としての軸。自分としての軸が人格であり、それを持ち続けることが人格主義の考え方になる

人格には、習慣が重要

人格主義を体得のために実施する7つの習慣
それは、原則を中心におき、人格に基づいた個人の成長また、有意義な人間関係の育成についてのインサイド・アウトと呼ぶべきアプローチになる。(本書引用)

インサイト・アウトとは、
自分自身の内面を変えることから始めるということであり、自分自身の根本的なパラダイム、人格、動機などを変えることから始めるということ。インサイド・アウトの考え方は、私的成功が公的成功に先立つ。そのため、環境や、人ではなく、全て自分自身の発信、行動、思考に目を向ける。この考え方を理解することがまず初めのパラダイムシフトになる。

こうした原則を理解し、生活に取り入れることで、継続的な成功につながっていく。生活に取り入れるためには、「習慣」が何よりも重要になる。
パラダイムシフトは、捉え方を認識するだけでなく、自らが理解、体現できる状態にすることが重要。そのためには、習慣化し、体得していく必要がある。

「想いの種を蒔き、人格を刈り取り、人格の種をまいて、人生を刈り取る」
(本書引用)

習慣は、知識とスキルとやる気の3つの要素からなる。
知識:「何をするか」または、「なぜそれをするか」という二つの質問に答える。
スキル:「どうやってするか」を示してくれる。
やる気:「それを実行したい」という気持ち。

人間関係の悩みに対し、悩みを理解し解決策を提示するための知識に、解決策を実行できるスキルがあり、実行するやる気。これらを自分の原則を元に継続的に実行することが習慣になり、習慣の先に継続的な成功につながっていく。

人生の扉を開く7つの習慣

7つ習慣は、人間の成長過程を支えるものである。そのプレセスは依存から自立へ、そして相互依存へと導くものである。(本書引用)

人格主義また原則を理解し、継続的な成功を実現するための7つの習慣。
1章~3章までは、私的成功
依存から自立を目指すための習慣
4章から6章は、公的成功
関わる環境、人間関係との相互依存を目指す習慣
7章は、継続的な成功の実現
偶然また1回の成功ではなく、継続的な成功を実現するための習慣

これらを1つ1つまとめ、実行を目指す!
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習慣や継続は苦手だ。
こうなりたいと思う考えの多くは、個性主義としての考えが強いからだとこの章を読んで理解ができた。習慣の中での知識が本当に足りておらず、浅はかな考えでスタートしている。そのため、時間がたつにつれ、「なぜやるのか?」の問いに答えられていない。辞める選択を選べるのも自分の中で、「原則」が無いからなのか。

日々の変化が速い今。コロナ1つで生活が変わった。そして、テレワークという新しい働き方も出てきた。テレワークが浸透することで、会社に勤めるではなく、職に勤めるという考えに変わるだろう。(愛社精神という言葉はなくなるのかな…会社の魅力が「人」です。という会社もなくなるのだろうか。)こういった変化にただ流されるのか、この変化に対応できるのかで、私的成功、公的成功の実現にも大きく影響すると考えている。今後、暗号通貨や仮想通貨、キャッシュレスの拡大すれば、お金の価値も変わる。
変化についていくために、スキルや知識を武装するではなく、まずは、人格主義を理解するための7つの習慣を理解・実行していくことが重要だ。

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