HIP HOPの曲から得られる人生の学び～「My Own ／ 18scott」
こんばんは。
5月も下旬。
副業の農業の繁忙期が過ぎ去った。本業もなかなかに忙しいけれど、毎日が充実していると感じれる今日この頃。
近年は毎週、毎月のようにHipHopアーティストが作品をリリースする。
嬉しい限りだが、全て聴き切れないのが正直なところ。
聴きたい作品が多すぎて、毎日最新曲を聴いてもリリース量に追い付かず、リリースから1か月程経ってようやく聴く作品も多くある。
私が中学生、高校生の頃から考えると非常に贅沢なことだ。
当時は、日本のHipHopアーティストが多くなかったので、リリースを追いかけるのはそこまで大変ではなかった。
今はアーティストが増え、サブスクリプションで音楽を聴くことができ、毎日のようにフレッシュな音楽を聴くことができる。
本当にありがたい。
今回は、4月にリリースされ、最近ようやく聴くことができたアルバムの中に収録されている曲を紹介する。
アーティスト名は18scott。
アルバムは「Rise And Fall Like Tides」
このアルバム収録の「My Own」が非常に良いので紹介していきたい。
１、アーティスト「18scott」について
まずは、アーティスト「18scott」について紹介していきたい。
・神奈川県藤沢市を拠点に活動するラッパー／ビートメイカー。
・父親は漫画家。様々な文化に造詣の深かった父親の影響でHIP HOPに興味を持ち始めた。
・高校の頃からビートメイクをしていた。
・ラップを始めた当初は、BIM氏やin-d氏と共にクルーで活動をしていた。
（CreativeDrugStoreの初期メンバー）
大変申し訳ないことに、私の情報収集能力では以上の情報しか紹介できない。気になる方は個人的に掘り下げて調べてほしい。
とにかくラップがタイト。そのうえ内容が聴き取りやすく、比喩表現などのボキャブラリーセンスもハイレベル。
個人的な18scott氏のイメージとしては、そんな印象である。
２、楽曲「My Own」について
今回紹介する「My Own」は先に紹介した通り、4月にリリースされたばかりのアルバム「Rise And Fall Like Tides」の5曲目に収録されている。
BPM早めのトラックにリズミカルな18scott氏のラップがマッチしていて、思わず首を振ってしまう楽曲だ。
そして、何よりもリリックが前向きで非常に良い。
以下、お気に入りのリリックを抜粋。
Everything My Own
夢のせいでもない 流れる時代のせいでもない
生まれた環境のせいでもない 周りの誰のせいでもない
Everything My Own
全ては自分が選んでる道の上で これは俺のLIFE
重ねたDaysとCashは雲の上 誰にも止めれない
良いも悪いも全て自己責任 大前提基本的に
戻れない一本の道 弱音も吐くたまに
強がりの先に行き止まり 上がっては下がるあっという間に
非常にシンプルかつ前向きで核心をつくリリック。
この曲を聴くだけで、人や環境のせいにするのをやめて、自分の行動の責任は自分で取ろうと思うことができる。
こんな素晴らしく前向きな曲が収録された「Rise And Fall Like Tides」だが、他曲にはネガティブなメッセージの曲もある。
そして、そこがこのアルバムの良い点であり、18scott氏の素晴らしいところだと思う。
紆余曲折あるのが人生であり、目を背けたくなることもある現実。
そんな普遍的でありながら、受け入れがたいことをシンプルな内容で曲として消化しているところに魅了されてしまう。
「My Own」は必聴だけれど、是非アルバム1枚を通して聴くことをオススメしたい。
３、「My Own」から得られる人生の学び：「良いも悪いも全て自己責任」
18scott氏が言う「良いも悪いも全て自己責任」。
まさしくその通りであり、人生において非常に重要なことだと思う。
ただ、シンプルかつ重要でありながらも、これを実践できている人は少ないと思う。
私の勤め先で、
「〇〇さんに言われたから〇〇したら、こんな最悪なことになった」
「他の会社はもっと給料が良いのに、ここの会社の給料はどうなっているんだ！」
などの声がよく聞こえてくる。
まるで”自分には何の責任もない”と言っているようである。
よくよく考えてみれば、
「〇〇さんに言われたから…」という、他者の意見を鵜吞みにして行動を取ったのは当の本人である。
「ここの会社の給料はどうなっているんだ！」と言いながら勤めている会社を選んだのも当の本人である。
人や環境のせいにしてしまう人は、自分の選択で行動したという根底を完全に忘れている。
そして、苛立ったり、悲しくなったりしている。
おそらくそんな負の渦中にいることを自覚することも難しいのだと思う。
私自身が過去にそんな生き方をしていたから、そんな人たちの気持ちがよくわかる。
自分の欠点があらわにならなくて済むと考えたり、自分の考えに1ミリの間違いはないと安心することができるので、周囲のせいにしてしまうのだと思う。
ただ、実際は逆である。
欠点をあらわにしないどころか、”周囲のせいにする”という欠点をあらわにしている。
加えて、”周囲のせい”にするということは、”周囲に自分の人生の選択を委ねる”という風に考えることもできる。
このように考えると周囲のせいにすることが如何に虚しいことかわかると思う。
行動した結果が良く出ることもあれば、悪く出てしまうこともあると思う。
その延長に、悪いと思っていた結果が、後に良い結果につながったということもあると思う。
これらの結果は自分の選択や決断が生み出した結果なんだと思えれば、自分に自信がもてると思う。
自分の人生は自分の選択で決められると思えば、人生は自由で豊かなはずである。
「良いも悪いも全て自己責任」という言葉は、こんな素晴らしい境地に辿り着かせてくれる。
周囲によくイライしてしまう、今の環境に納得がいかないという人がいたら、是非、18scott氏の「My Own」聴きまくってほしい。
そして、「イライラする」という選択をしてしまっている自分にも気が付いてほしい。
非常に生意気な内容になってしまったことは勘弁していただきたい。
時々私の記事を読んでくれている方がいることが日々の励みになっているので、今後も興味を持っていただけるような記事を書いていこうと思う。
不定期更新するので、今後ともよろしくお願いします。
それでは。
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