つけ麺の歴史的考察 Mitchy 2024年2月18日 21:50 2023年11月15日、日本つけ麺学会設立総会でのプレゼンテーションです。 つけ麺を語る上でラーメンの歴史を振り返る必要があります。 戦前から続く中国料理店ではなく、戦後をきっかけに中華そば店がはじまります。 アメリカの小麦粉戦略により、日本の食生活は大きく変化します。戦前に日本蕎麦屋を営んでいた創業者たちは市場に出回った小麦粉で中華そばの委託販売を開始。丸長中華そば店が開店します。 丸長開店後創業者たちは各々独立して、同時期中野大勝軒が開店。 中野大勝軒をヒントにチェーン化したつけ麺大王の初代は、戦前は中国料理店を経営していました。中国大陸から復員後に製麺業を開始し、その後つけ麺大王を開店します。 つけ麺大王のネーミングしたつけ麺の名が社会に広がる一方で、大勝軒で始まったつけそばが丸長のれん会の同志達へ拡散することになります。 つけ麺はうどん、蕎麦の歴史ある麺料理と、冷やし中華、ラーメンの特徴を併せ持っています。 戦後の中華麺製造販売の経緯があったことで、暖簾分け店は自家製麵を大きな特徴として、親方から学んだ魚だしを使用したスープ作りを踏襲します。のれん会の利害ない地縁の繋がりで情報を共有して、味の試行錯誤と改良に励むことになります。 #ラーメン #つけ麺 #中野 #戦後 #丸長 #暖簾分け #つけ麺大王 #ラーメン史 #魚だし #丸長のれん会 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート