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まあいろいろと

うなぎを5匹くらい食べたいきこぺんアロハです。白焼きと蒲焼きそしてう巻きもお願いします。

朝、夫をお見送りする時に家のドアの前の箱が落ちていた。無造作に開けられててしかも中身がない。盗られたのではと夫と驚いた。

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箱の受け取り主はメーテル(義母)だったので彼女の部屋を急いでノックする。「イエース」と返事はあるが出てこない。部屋に入って宅配荷物の中身が盗られたかもと言おうとして思わずアッとなった。

メーテルがベッドの上にさっきドアの前で見かけた電動マッサージマットを広げて嬉しそうに仰向けに寝ていたのだ。「これねえ箱は家に持って入りたくなかったから中身だけ取って来たのよ。どう?これ良いでしょう。」

仕事に出かけた夫にすぐ電話で「宅配荷物の泥棒見つかったよ。」と言うと事情を知らない夫が「どうした。誰が一体。」と真剣なので「あなたのお母さんだよ。」と告げると大笑い。せめて箱は横に置くとかリサイクルのゴミ箱に入れるとかきちんとしないのがメーテルだ。

サンフランシスコに住んでいた時は宅配の荷物がなくなることは良くあったし、最近では信号待ちの車のガラスが破られて盗難に遭うくらい治安が悪くなっている。今住んでいるエリアは住宅地で比較的安全ではあるが宅配のトラックの跡をつけて荷物を盗む泥棒はどこにでもいるだろうからうちもとうとうやられたかと思った。

やれやれと部屋でテレビを観ていると今度は突然ブチンと放送が途絶えた。1階のリビングに衛星放送のメインのチューナーがあるので見に行くとなんとメーテルが電動マッサージマットをリビングルームのラウンジチェアーの上に乗せて使っている。

私が「テレビが消えちゃったけどもしかしてここの電源さわりました?」と聞くと「テレビは触ってないわよ。」といつもながらのズレた回答。見るとテレビのチューナーと同じコンセントタップにマッサージマットのコンセントがささっている。「このスイッチ押しました?」と聞くと「ふーん。おかしいわね。押したかもね。」とマッサージマットの上で気持ち良さそうに寝そべっている。

チューナーをリセットしてやっとテレビは観れるようになった。メーテルに新しいものがやって来ると必ず何か起こる。去年、友達が買ってくれたと大はしゃぎだったアレクサは全く使いこなせず諦めてくれて本当に良かった。

メーテルの妹である叔母がハワイへ行ってもう2ヶ月は経ったのだがどうやら叔母はこの家には戻って来ないようだ。最近、ハワイの親戚から冷たくされてメーテルも元気がなかった。届いたマッサージマットでちょっと元気になって良かったけどコンセントタップのスイッチだけは絶対押さないでほしい。

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