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9月17日

うちのベンチ。いつかここで日記を書こうと思いつつ。空気が悪かったり自分の姿が外に出ない方がいい状態だったりで冬になる前に一回は実現しよう。義姉はたまに仕事のzoomミーティングをしたり朝ごはんを食べている。zoomと言えば昨日は会議5分前に義母がCostcoのホットドッグを買って帰ってきてくれたので食べながら会議に出席。最近、歯痛と腰痛で体調が優れずご機嫌の悪かった義母も外に出れて少し元気になったみたいだ。

半年以上の自粛生活でずっと行っていないかかりつけ病院から郵便物が届いた。夫の分も来た。小さな封筒には大腸がん検査キットが入っていた。**(お食事中の方はよろしければ後でどうぞ)**

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これを行うのは2回目なのだけどとにかくわかりやすい。アメリカでこんなに親切な説明書あまり見たことがない。

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検査キットを包むシートも入っていてバイオハザードと書かれた小さなジップロックに入れてそれを厚紙の封筒に入れる。最初はすごいびっくりして病院に直接届けようかとも思ったが切手もすでに貼ってある。そう、これをポストに投函。検査ラボに郵便で送ると2、3日後にはドクターから結果のお知らせがEメールで来た。これで問題があるとカメラの検査になるようだし、アメリカらしいのが検査キットにはこれで正確に病気を把握できない場合もありますとも書いてあった。アメリカの医療保険は本当に高いし、なかなかお医者さんを探すのも大変だが去年から夫の会社から支給されている健康保険で行ける病院がとても便利でサービスも良くて助かっている。5月に体調を崩した時も専用アプリからメッセージを送って医師と何度かやりとりした後、病院に行かずに薬が自宅まで送られてきた。高齢者と同居している今は緊急でない限り、病院にできるだけ行きたくないのでこのサービスはありがたい。

日本でも最近は入院患者と家族との面会をタブレットなどを使ってフェースタイムなどで行うと聞いた。こんな時に家族が入院している方は大変だと思う。でもこれを機に新しいやり方が始まれば助かる人もいるだろう。2018年の11月に体調を崩した父のことで12月も1月も私は帰国して病院に同行した。幸い丁寧に診察してくださるお医者さんのおかげで父も今は普通に生活している。私は自分や妹が海外に住んでいることもあり、Eメールで先生か看護婦さんとやりとりできないか聞いてみた。先生が何か言おうとして看護婦さんが「そういうやりとりは一切できません。」と答えられた。もちろん忙しい病院でなかなかそこまでは無理だと理解した。その後も父の病状を把握するために私は何度か帰国しては病院へ付き添った。難しいことだとは思うけど病気の家族がいる場合、状況を共有できるようなものがあったらいいなと思う。海外に限らず今は地方と都会で離ればなれになっている人も多いはず。友達の娘さんは都会で結婚して初めての出産は地方である実家に戻った。家族も一切立ち会えなかったらしい。娘さんの旦那さんは、週末は会いに飛んできたそうだったようだが友達がピシッと赤ちゃんが生まれても当分はこちらに来ないで下さいと伝えていた。友達のご両親は高齢で闘病生活から現在回復中なので感染者の増えている都会からの訪問は控えてほしかったのだと思う。

ちょっと前までは早く以前のように生活したいと願ったがまだまだ当分は叶わないようなのでせめて新しい方法や様式がどんどんこれを機に生まれていくことを期待する。


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