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世にも奇妙な一日

ふふふ♩今日も朝ごはんはパンの耳だったきこぺんアロハです。

最初の写真はブレてしまったけどスーパーで見たオーイエス!アメリカ🇺🇸のお菓子オレオクッキーのレディガガバージョン。アメリカって新商品は日本より断然少ないけどたまにこういうどうしたんですかー?という商品を見かける。

まるで結婚式場みたいになっている近所のスーパー。バレンタインデーに向けて花束と風船が飾られている。

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昨日の朝、スーパーに行く途中に交通事故に遭ったらしいアライグマを見てしまった。日本だと手ピカジェルのラベルについてるしましましっぽの可愛いあの子だ。サンフランシスコの賑やかな場所でもたまに見かける夜行性の動物。朝早くに道を渡ろうとしたのか道路脇で丸くなってまるで寝ているかの様だった。ごめんね成仏してねと思いながら通り過ぎる。そこで動揺したせいなのかなんなのか徒歩10分かからないドラッグストアにアプリでオーダーしたプリント写真を撮りに行った時に胸元にかけていたはずの眼鏡ない。たしか風が少しあったのでいつもの様に頭に乗っけないでわざわざ胸元にかけたはずがない。急いで通ってきた道を戻る。渡った横断歩道を戻り、あのアライグマさんの横をそおっと通り過ぎる。

成田空港をあまり利用することはないが行くと必ず利用する眼鏡屋さん。自分の持っている眼鏡の度数を測り、好きなフレームを選び1時間ほど日本出発前の食事をしている間に新しい眼鏡を仕上げてくれる。アメリカでは眼鏡を作る時は毎回眼科医からの処方箋がないと作れないので結構面倒なのだ。成田空港の眼鏡屋さんは1万円弱でフレームも種類が豊富でサービスも良く今までに2個作ったうちの1個だった。茶色い丸いフレームが気に入って毎日使っていた。結局家まで戻り、部屋も玄関先も見るがない。やっぱり落としたんだろうか。用事はあったのでまたドラッグストア方面へ戻る。アライグマさんが眠る様に丸くなってる姿をまた横目に見ながら眼鏡を探す。結局眼鏡は見つからず買い物を済ませて帰宅。落としたらわかるはずんなんだけど。もう3年くらいは使っていた眼鏡。車に踏みつぶされてないと良いけど。

眼鏡は幸い複数持っているので不自由はないが残念な気持ちで昼食用にお蕎麦を茹でてコロッケ蕎麦を作った。

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そばつゆのしみたコロッケがほっこりする。大事な長野の七味も少しかけると美味しい。お腹がいっぱいになり部屋でお茶を啜りながらのんびりしていると声が聞こえてきた。イエースと私がちゃんと返事しているのにコンコンとドアをノックする音。普通はコンコンとノックされた方がイエースと答えると思うのだが義母がコンコンとノックしてさらに自分で「イエース」と言うので一瞬私がノックしている様な錯覚に襲われる。まぎらわしい。まるでコントか。「なんですか?」とドアを開けると「話があるのよ」と真面目な顔だ。「今月の電気代が$400もチャージされたのよ。先月は$350だったのに。びっくりして今カスタマーサービスに電話したのよ。そしたら洗濯は夜じゃなくて午後4時までに終わらせた方がいいって言われたの。だから洗濯は昼間にお願いね。夕方4時前にはきちんと終わらせて。あとは暖房はガスだから暖房を使うようにするわ。」$400は確かに高いが我が家は5ベッドルームあってそれぞれが自分の部屋で過ごし、それぞれテレビや小さいヒーターを使っている。キッチンはオール電化。今はみんなほとんど家にいるからいつもより電気代が上がってもしょうがないと私は思った。独裁者義母の命令で洗濯は夜7時以降と言われ寒いのにガレージに行き夜洗濯をしてきた。

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この写真(賞味期限の切れたメーテル)をご覧頂いてもお分かりの様に義母が暖房をケチってつけないので家の中でもこの厚着だ。サンフランシスコのアパートにいた時は建物全体の暖房で冬でも半袖Tシャツで過ごせたがこの家はとにかく寒い。私以上に夫が寒がりなのでダイソンの空気清浄機付きのヒーターを買い朝と夜だけ使っている。私は昼間は窓を開けて換気したり、外に出るので結構平気になって来た。日本の実家の方がもっと寒い。私達が同居を初めてもう1年以上、この家の暖房がついたことは一度もない。義母がまた真剣な顔で「小さいヒーターじゃなくて家の暖房を使った方が安いのかもね。ガスだから安いはず。」義母は家中の電気を消して回り、自分の部屋は夜は暗闇だ。夫が勧めてLEDライトにあちこち取り替えて少しでも電気代をセーブしようとしている努力はわかるけどなんか間違ってる感じ。私は「昼間洗濯をできるならその方が助かるのでそうさせてもらいますね。」とドアを閉めた。

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しばらくしてまたコンコン「イエース」コンコン「イエース」が聞こえてくる。今はコンプライアンスとか言われそうだけど漫才だったらスリッパかハリセンで頭をぱこーんとどつきたくなる衝動を抑えてドアを開ける。今度は笑顔?の義母が写真↑の物を私に手渡す。えええ何これちょっと温かい。なんだこれは呪いの道具か?と思ってると「ハワイから届いたお菓子よ。あっためたから食べなさい。」と言う。そういえばさっき郵便が届いててっきり私の仕事関係の書類が入ってくる封筒かと思いきや義母と叔母宛だったので手渡した。ハワイから黒砂糖たっぷりのバナナの皮で包んで蒸した餅菓子を郵便で送って来たらしい。しかも箱じゃなくて大きな封筒で。アメリカはクール宅急便などない。一応2日で届くプライオリティメールだが餅菓子が封筒でハワイからキターッ。せっかく頂戴したが見た目がとても怖くてメーテルから手渡されるともうそれは呪いの道具にしか見えない。帰宅した夫に「これもらったよ。ハワイから郵便で来たらしい。」と見せると「オーノーキモチワルイ」と言う。食べ物を粗末にしてはいけないのでそっとキッチンカウンターに置いておく。深夜に仕事から帰ってくる下宿人が食べてくれますように。

アライグマー眼鏡ー義母と奇妙な一日だった昨日。今日も朝から冷え込んではいるけど家の暖房はやはりつけたくないらしい。

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