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謝りすぎなジャパン

日本からアメリカに戻りました。帰りの飛行機の中で東京MERを1話から観て喜多見先生と一緒に帰ってきたきこぺんアロハです。タイトルはあくまでも個人の感想です。知らんけど。

アメリカのご近所でいつもなら2月くらいに咲く桜がもう満開でビックリ。日本ほどではないけれど北カリフォルニアもまだ冬。寒いです。

今回の富士山はシャイで雲に隠れてました。

5週間、日本にいて毎日ニュースを観てて思った。何か事故などが起きた時にすぐに責任者と名乗る方が記者会見で頭を下げる。もちろん当然のことなのかもしれないが「ええーこんなこと謝らなくて良いのに。」と思うこともいくつかあった。誰にも被害は及ばず、起きてしまった事故でも「国民の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫びします。」

1月後半の寒波でも色々な事が起きていたがそこでも謝罪している場面をいくつか観た。日本では恐らく当たり前の光景なんだろう。

日本からアメリカに戻る飛行機。満席だったが飛行機が新しく快適なフライトだった。このところ、お値段の関係で日系の航空会社を利用していたが帰りはコードシェアでユナイテッド航空だった。羽田を出発して3時間くらいしてドラマ『東京MER』を観ているとアナウンスが入った。

「只今、エンターテイメント機能が一部のお客様のお席で不具合が出ているようです。一度全てリセットしますので完全に再起動するまでは画面のタッチパネルを操作しないようにして下さい。10分くらいはこの操作にご協力下さい。」

と機長がアナウンスするやいなや目の前の画面が真っ暗に。「喜多見チーフ。」私の画面は問題なかったのだが全部リセットなので真っ暗な画面とにらめっこ。映画など皆さんそれぞれ楽しんでいたが誰も文句は言わない。みんな静かに待っている。

アナウンス通り、10分で画面が映りだしたが私は続きを観たいのでさっき観始めていた回のドラマを探して早送りする。不具合のあったお席も直ったのかその後は、着陸まで問題なくドラマを観れた。日本だときっとこうはいかないだろう。もっとアナウンスで謝るだろうし、リセットの後もまたお詫びのアナウンスが入るかも。

アメリカだと電車やバスは時間通り来なかったり、急な運休も日常茶飯事。遅延証明など見たこともないし、遅れてもアナウンスなどは事故などでない限り聞こえない。

羽田までは京急で。

最後に東京で一泊したが書い忘れたものがあってスーパーへ行った。外国人の男性がくらこん(塩昆布)を手に取り、なんだかお困りの様子。誰かに聞こうとしてうまく話が通じなかったようで近くにいた私はお声をかけてみた。男性が小さい魚を探しているんだけどと仰るので煮干しを探してお見せした。英語で会話していたが別れ際に男性が
「ホントニスミマセン スミマセン ゴメンナサイ ドウモアリガトウゴザイマス。」お何度も頭を下げられた。いやいやそこまでされなくても良いんだが。

そんなやりとりの後に乗った飛行機で観ていたエンターテイメント機能を簡単なアナウンスの後、あっさりリセットされて誰も文句言わない光景。大事な要件がちゃんと伝わればそんなに謝らなくても良いんじゃないかと思う。

港区の花はバラだそうですよ。

時には謝り過ぎず、次のアクションをキチンと説明してくれた方が私は安心する。

日本でもアメリカでも絶対謝った方がいい人って絶対謝らない。これ世界あるある。

そういえば誰が謝ったか良くわからないけど家出中の叔母がうちへ戻ってくるようです。

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