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「管理職は感情労働」ってホントです

はい、来月の勤務シフト、なんとか作ったよ〜。

月に一度のお勤め、完了(ここから文句がでたりイレギュラーなことがなければね…)。
毎月中旬ごろになると、翌月の勤務シフトを作成する仕事がやってくる。だいたいルーチンではあるんだけど、業務量が増えてきている店舗もあれば、逆の店舗もあり。
各スタッフの休み希望(週休、有給休暇)を聴取したあと、適正人員を考えて組んでいく。

ひとことで「適正人員」と言っても、もちろん全員が同じ力量ではない。同じ〈一人〉と言ってもこなせる業務量には個人差がかなりある。あと、そこまで気にはしないけど相性もあるので、確実に合わない人同士で二人体制とかはなるべく避けたい。パートさんは時間が短いことも勘案。店舗間のバランスを考慮して決めていく。

「「勤務シフトを作るだけの簡単なお仕事です♪」」
のはずなんだけど…
勤務シフトって結局いろんなことにつながってしまうんだな。
人員に余裕があるわけでは全然ないため、いろんな人がいろんなことを言ってくる。そしてわたしがお休みをあげているわけではないのに、「お休みください」と言われるのも変な感じだ。お休み希望をずらしてもらったり、少ない人数でやってもらったりするとき、わたしが謝るのも違うよなぁ…。ゴメンネって言えば丸く収まるのなら、いくらでも言うけど。

オレの、オレの、オレの話を聞け〜♪

っていう歌がありましたが。
マネージャー的な役職の人ならうなずいてもらえると思うんだけど、人の話を聞くのは大事だが、言われたとおりにする必要はない。…というと語弊があるけど。
「話を聞く」のはとっても大事なんですよ。たいていのことは、「話を聞く」だけでほぼ解決するという感じがしている。
アドバイスもあんまりしないかも・・明らかに「こうした方がいい」あるいは「それは間違ってる」みたいなことがあれば伝える。
ほかには、「わたしもそれは問題だと思っていて、なんとかするつもりだけど、今はタイミングが悪いからもう少し待って」という答えもある。

傾聴スキル、現場以外でも役立ちまくり。
ただ、そのうえで、聞いた内容を上司にあげるべきか?そこまではしなくていいけどとりあえずマネージャー間で共有するか?ほかに誰か伝えるべき人がいるか?それとも自分のなかにおさめておくか?…の判断が大事だと考える。

上に言われたことをぜーんぶ下にそのまま伝えて、
下に言われたことをぜーんぶ上にそのまま伝えるなら、中間管理職なんて要らんのです。

情報の伝え方も、大事。


マネージャー氏が、店長のあなたに「パートさんの残業が多い。人件費がかかるからなるべく減らして」と言ってきたとする。
さて、どうする?

最もNGな声掛けは、
「〇〇さん、残業が多いって言われてしまいました。人件費がかかるから、残業しないで定時で帰ってもらえます?」
でしょうね〜。
当然、
「ワタシだって早く帰りたいよ!忙しいから、やることがあるから残ってやってんのにナニヨ!?じゃあ社員がもっと働けよ!」
ってなる。下手したら辞めちゃいますよ。
代替案としては、
「〇〇さん、いつも遅くまで残って仕事してくれてありがとう。本当は社員がもっとがんばらないといけない。なので、気になるとは思うけど、思い切って定時で上がってもらえますか?〇〇さんに甘えず仕事するよう社員に言っておきますので」
こんな感じかなあ。

嫌われてナンボ、ですかね。

まあ、管理職は人に好かれたい人には向かない、と思う。別に積極的に嫌われたいわけではないが、みんなにちょっとずつ嫌われるのが仕事みたいなところありますよね。みんなに少しずつ痛み分けを納得してもらうというか。
全員が毎日楽しくハッピーで人員も充足、好きな日に休み放題、っていう会社はないよ。たぶん。ていうか、いつでも休んでいい人は、いなくてもいい人だよ。

もちろん、われわれも不満を上手にいろんな人に聞いてもらってなんとかやっているのだ。
みんなみんな、ありがとうなんだ〜。
先日、若手メインの飲み会に誘ってもらったから内心めっちゃ嬉しかったんだ〜。(単純)
老害にならんよう気をつけるよ。

ではまた。
なんとか生きて働きましょうね。
お読みくださりありがとうございました。




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