初代ピアノ屋岡野勇仁

岡野勇仁(ピアニスト・作曲家) 南米音楽演奏、現代音楽、民族音楽、エレクトロニクス、ア…

初代ピアノ屋岡野勇仁

岡野勇仁(ピアニスト・作曲家) 南米音楽演奏、現代音楽、民族音楽、エレクトロニクス、アートプロジェクト、日本の民謡など類例をみない多彩な活動を行う。日本で最も多くの種類の楽器と共演、日本で最も多くの国の音楽を演奏している。開運研究家。火星移住をはじめとするテラフォーミング好き。

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最近の記事

『かよ!』の活用。

英語のget up「ゲラッ(プ)」等のように、もちろん日本語にも、音韻脱落(例:わからない→わかんない)や語中音添加(春雨をはる「さ」めと読む)等ネイティブが知らないうちに話している文法外の表現はけっこうたくさんある。 それらのひとつの派生として、その時代ならではの活用変化がある。 例えば最近では形容詞を名詞形にした おいしみ、ねむみ、うれしみなどがあるだろう。 そういう中で、楽曲にも用いられている『最高かよ!』という表現は、アメリカウェストコースト的フィーリングをも彷彿とさ

    • ☆オイラの好きな名曲名演シリーズ42 Zamba para la Guaguita/Veronica Condomí

      盟友のシンガーソングライターYukariさんに教えていただいた名曲だ。 その後とても気に入って色々な歌手と演奏している。このアルゼンチンのZambaは日本語で表記するとサンバとなり、ブラジルのそれと同じなのだが、まったく違う音楽だ。ギターのストロークと連動したゆっくりの8分6拍子で、とても抒情的な楽曲形式である。

      • ☆岡野勇仁プロフィール

        岡野勇仁(ピアニスト・作曲家) 南米音楽演奏、現代音楽、民族音楽、エレクトロニクス、アートプロジェクト、紙芝居、 日本やアジアの歌の演奏など類例をみない多彩な活動をおこなう。 日本で最も多くの種類の楽器と共演、日本で最も多くの国の音楽を演奏しているピアニスト。 開運研究家。火星移住をはじめとするテラフォーミング好き。 三輪眞弘・佐近田展康によるフォルマント兄弟の合成音声歌唱作品をMIDIアコーディオン やMIDIキーボードで演奏している世界でも唯一の演奏家として、サントリー

        • ☆岡野勇仁共演楽器集

          フルート ピッコロ アルトフルート クラリネット バスクラリネット オーボエ ケーナ  サンポーニャ リコーダー コントラバス ホルン ファゴット トロンボーン ソプラノサックス アルトサックス テナーサックス バリトンサックス チューバ ユーフォニアム トランペット ヴァイオリン ヴィオラ チェロ マリンバ ケーン カリンバ 鼻笛 ヴィブラフォン シロフォン ティンパニ トイピアノ グランドハープ アイリッシュハープ テルミン ミュージックソー アンデス 二胡 ハルモニウム

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        • ☆オイラの好きな名曲名演シリーズ
          42本
        • ☆オイラの好きな映画シリーズ
          42本

        記事

          ☆岡野勇仁主催深川芸術祭アーカイブ

          vol.1 2010年1月17日和服イベント「風と丘(行川さをり&岡野勇仁)」@深川番所  vol.2 2010年、片岡祐介のマリンバライヴ! 片岡祐介(マリンバ、木琴)野村誠(ピアノ、鍵盤ハーモニカetc.)尾引浩志(ホーメイ、イギル、口琴etc.)岡野勇仁(ピアノ)的場優(ピアノ、歌etc.)野村幸弘(映像)渡邉達弘(ピアノ)@門仲天井ホール vol.3 2010年5月8日「ON THE LOTUS IN THE DESERT」@深川番所 桜井真樹子(声明、アラブ歌謡

          ☆岡野勇仁主催深川芸術祭アーカイブ

          ☆岡野勇仁プロデュース『音楽底なし沼』@二子玉川バーライラアーカイブ

          岡野勇仁プロデュース『音楽底なし沼』 全イベントにピアノ演奏で出演をおこなう。 2008年 7月 <タカハシペチカ> ヒネモス、ショピンのタカハシペチカさん驚異の弾き語りとオイラのピアノとのデュオ演奏!その後も色々お世話になってます! 8月 <須藤かよ> 長い付き合いの変態弾き語り音楽家の須藤かよ。須藤かよとオイラのオリジナル曲を演奏する全曲オリジナル曲ユニット。その後、このデュオユニットは「くじら雲」という名前になりました! 9月 <Rom Chiaki> テ

          ☆岡野勇仁プロデュース『音楽底なし沼』@二子玉川バーライラアーカイブ

          「行政区分名称フェチ」

          アメリカ50州解説という本を読んでクラムチャウダーのクラムというのが、はまぐり属の貝の意で、 クラムチャウダーがニュージージー州を中心としたニューイングランド地域の郷土料理だということを初めて知った。 なんとなくヨーロッパっぽい料理だなぁと思ってたのでびっくりした。 他にもデラウェア、アーカンソー、ウィスコンシン、ネブラスカ、ワイオミング等なじみのない州の様子がわかったり、世界の歴史上唯一アメリカ本土であるオレゴン州をプチ空爆した藤田信雄さんの話しなんかものっていて充実した内

          「行政区分名称フェチ」

          「西部魂」を観た。

          「西部魂」を観た。今度は牛でも鉄道でも土地獲得レース(ランドラッシュ)でもなく、電信だ。西部劇は法も整備されていない何もない土地にインフラとか色々なものをつくっていくところがいい。まっさらな土地にモールス信号を伝える電信柱を建てていく。こうやって現代の世界はできてきたんだなぁと感慨を覚える。ストーリーやアクションは薄味だが、西部劇をたっぷりと味わえる作品だ。

          色んな会の会長やってます。

          この前「なんとなく座れる場所が広がってほしい会」会長をつとめていると書いたところ、賛同の声をいただき、とてもうれしかった。 実はオイラは勝手に1人で会長兼会員をやっている会がけっこうある。ほとんどは「ゆるやかな希望」をコミカルに表現しているだけだが、「昭和音楽保存協会」のようにオイラ以外の会員がいて実際にイベントをおこなったり「タクシーでなんとなくついているAMラジオを消す会」のように「すいません、ラジオ消してもらえますか?」と運転手さんに伝えるなどの活動をささやかにおこなっ

          色んな会の会長やってます。

          「なんとなく座れる場所が広がってほしい会」

          丸ノ内線後楽園駅の近くに東京ドームと接続しているラクーアというショッピングエリアがある。ここは個人的にすばらしいなと思っている。入ってるお店は、無印良品とかユニクロとか銀だことか他とそれほど変わらない。では何がすばらしいかと言うと「なんとなく座れる場所」がすごいいっぱいあるのだ。東京ドームの入り口からラクーアの入り口まで、かなりの「なんとなく座れる場所」があり、みんな談笑したりお弁当を食べたりボーッとしたりしている。ラクーアの庭も木立ちの間に椅子があったり、さらには店内にもか

          「なんとなく座れる場所が広がってほしい会」

          昭和の技術

          昭和の思い出も、ハッキリと鮮やかに覚えている記憶もあれば、反対にあれどうだったかなとはっきり思い出せない記憶もある。 昭和ではなく平成だが、ハッキリと覚えているのはパスネットが登場した時だ。それまで渋谷ハチ公前の自動券売機前は常に長蛇の列が形成されていた。そして山手線に乗らなければならないわれわれは「あのハチ公前の自動券売機の列が長くなければ」何時何分の山手線に乗れる、というどんぶり勘定的乗り換えプランで動くしかなかった。それが一気に消えたのである。テクノロジーが人類を救済し

          印象的な発音とは。

          デ・ニーロの英語って、should haveの省略のshould’veみたいなのが多くて、わりとボソボソっと早口で言うからまず字幕なしじゃ何言ってるかわからない、ということが多い。そしてどこ訛りかとかはわからないし、役柄によっても違うだろうけど、とにかくリンキング、リダクション、フラッピングがけっこう強い。逆にそれが人気や魅力の秘密だったりもするのかもと思う。スタローンの英語もムチャクチャ聴きとりにくいなぁと思っていたのだが、詳しい人に聞いたところ、もともとの神経障害で発音が

          印象的な発音とは。

          東宝の1950年代映画を観て思う。

          東宝の1950年代の映画を観ていると、オイラの生まれるかなり前の時代とはいえ、あぁ昭和のころはこういう景色があったなぁと思うシーンがやはり時々ある。それは『友人や知人の家に訪問して、その訪問先の固定電話を借りる』という景色だ。「ちょっと電話貸してくださらない?」という感じでその固定電話を借りて話すわけだが、その第三者との話しは、当然そこにいる全員が聞いている。今だと見れないちょっと不思議な風景である。現在スマホで目の前の友人が第三者と話すのを見る、という景色はある。だが、この

          東宝の1950年代映画を観て思う。

          昭和の記録メディア。

          完全に昭和のおじさん的話しだが、この前消えていった記録メディアの話しになった。MD、DAT、マイクロカセットテープ、ハイ8、VHD、VHS、ベータ、8cmシングルCD、レーザーディスクなどの話しで花が咲いた。昭和の思い出と言えば、バース&掛布&岡田バックスクリーン3連発とか、猪木ハンセンとか、スターウォーズⅣリアルタイムとか色々香ばしいノスタルジックな思い出が多い。当時まだ渋谷の宇田川町の方にあったタワレコや友&愛というレンタルレコード店にワクワクしながら通ったなんていうのも

          昭和の記録メディア。

          ぬれ煎餅と関東の味?

          ひさびさにぬれ煎餅を食べた。カリッとかサクッ!というのを想定している人にはかなりウワッ!な食べ物である。全世界的にみてもこういうスナックがしっとりしているというのは珍しいのではないか?!検索すると千葉県の銚子が発祥の地となっている。そうするとこれって「関東の味」なのか? 実はこの関東の味というのが困ったもので、関西などに行くと非常に稀にではあるのだが、「こういう味って関東の人好きだよね?」「これって関東の食べ物だよね?」と言われることがあり、そのたびに「その関東の味って何だ

          ぬれ煎餅と関東の味?

          『お~いお茶』の英語表記。

          『お~いお茶』は英語で表面に『OiOcha』と表記されている。これはなんとなく変だなぁと思う。アルファベットだと横棒をで伸ばす音を表現することがあって、それだとŌiOchaでこれも見た目がちょっとなぁと思う。もしくはO~iOcyaというのもあるが、これも変な感じがする。 そもそも『お~いお茶』というタイトル自体が、文法的には日本人にとっても意味不明なのだ。この意味不明だけど語感の雰囲気はわかる~というのがこれまたきわめて日本的なのである。用法的には「おーい中村くん」のお~い

          『お~いお茶』の英語表記。