初代ピアノ屋岡野勇仁

岡野勇仁(ピアニスト・作曲家) 南米音楽演奏、現代音楽、民族音楽、エレクトロニクス、ア…

初代ピアノ屋岡野勇仁

岡野勇仁(ピアニスト・作曲家) 南米音楽演奏、現代音楽、民族音楽、エレクトロニクス、アートプロジェクト、日本の民謡など類例をみない多彩な活動を行う。日本で最も多くの種類の楽器と共演、日本で最も多くの国の音楽を演奏している。開運研究家。火星移住をはじめとするテラフォーミング好き。

マガジン

最近の記事

☆オイラの好きな名曲名演シリーズ50 宝島/和泉宏隆

☆オイラの好きな名曲名演シリーズ50 宝島/和泉宏隆 Steppenwolfから宝島へ。まさに古典的名曲のメドレーの様相だ。 同じく1986年の渡辺美里のMyRevolutionのイントロもワクワクするイントロだったが、この曲のイントロもとてもワクワクする。 その前の年、阪神がバース、掛布、岡田のホームランで優勝した1986年だ。 すべてがキラキラしていたような印象の時代で、今でもこの曲を聴くとわたせせいぞう的なあの頃を思い出して、なぜか目頭が熱くなる。

    • ☆オイラの好きな名曲名演シリーズ49 Born To Be Wild/Steppenwolf

      すごい曲である。最初から最後まで全部サビである。(笑) ロックの曲だが、バッハとかベートーヴェンとかに並ぶ普遍性だ。 休符とか間奏も微妙によくて、完璧だ。 この「オイラの好きな名曲名演シリーズ」でもベスト10に入るのではなかろうか。

      • ☆オイラの好きな名曲名演シリーズ48 バスストップ/平浩二

        まさに名曲明唱である。冒頭の歌い上げのつかみのよさ、とてもわかりやすい歌詞とメロディー。すばらしい曲である。

        • 「シン・ゴジラ」を観た。

          「シン・ゴジラ」を観た。 とにかく特撮というか特殊技術がひたすらすごい。 それだけでももちろんお腹いっぱいでお釣りのくる映画だ。 そしてエヴァンゲリオンやオリジナルゴジラや宮崎アニメ的風景が交錯する中で、日本の様々な要素が凝縮されて表現される。 その日本の要素の表現があまりにしっかりとしているので、同じく名状しがたい日本の空気を表現する達人、諸星大二郎や吉村昭の世界も思い出してしまった。 個人的にはゴジラ稲村ヶ崎上陸後のルートが洋光台の住宅地、武蔵小杉のタワーマンションエリア

        ☆オイラの好きな名曲名演シリーズ50 宝島/和泉宏隆

        マガジン

        • ☆オイラの好きな名曲名演シリーズ
          50本
        • ☆オイラの好きな映画シリーズ
          47本

        記事

          巨匠宮崎市定さんの名著「科挙」グッとくるナイスブックだった。

          アジア史界の巨匠宮崎市定さんの名著「科挙」グッとくるナイスブックだった。 貴族や官僚の家での世襲制が当たり前であった官吏登用を公平な学力試験でおこないましょう、というのが最初にあった思想だそうでそれ自体はとても素晴らしい。しかもそれが始まったのが随の時代の587年。イギリスやアメリカが官吏登用に公式に試験制度を導入したのが1800年代後半なのを考えるとすごい。その後は欧米の学習制度の利点が世界的に席巻し、清朝の1904年に科挙は終結したとのことである。 科挙も現代の受験のよう

          巨匠宮崎市定さんの名著「科挙」グッとくるナイスブックだった。

          ☆岡野勇仁共演楽器集

          フルート ピッコロ アルトフルート クラリネット バスクラリネット オーボエ ケーナ  サンポーニャ リコーダー コントラバス ホルン ファゴット トロンボーン ソプラノサックス アルトサックス テナーサックス バリトンサックス チューバ ユーフォニアム トランペット ヴァイオリン ヴィオラ チェロ マリンバ ケーン カリンバ 鼻笛 ヴィブラフォン シロフォン ティンパニ トイピアノ グランドハープ アイリッシュハープ テルミン テルシン マトリョミン ミュージックソー アン

          ☆岡野勇仁共演楽器集

          無糖紅茶とシェーキーズのピザ。

          この前ボスのバニララテは、甘味料の甘くなさがイマイチで、午後の紅茶フルーツティーは心地よい甘さで美味しい、というのを投稿したのだが、午後の紅茶無糖レモンというのもあるので飲んでみた。 これはまぁあんまり美味しくはない。でもまぁ不味いわけではない。(それにしても日本語というのはこういう曖昧で微妙な言い回しが豊富だ。どういう意見なのかわからないと言われるのもうなずける) 無糖に関しては無糖レモンより無糖ストレートの方が「飲める」感じだ。ちなみにしっかりと甘いオリジナル午後の紅

          無糖紅茶とシェーキーズのピザ。

          昭和のスポーツドリンク「NCAA」と失われた王朝

          「昭和」は軽い中毒性を持っている。中毒と言っても「あ〜ひさびさに餃子食べたい!」程度の中毒性である。 「昭和」成分が空になってきたなと思ったら定期的に「昭和」成分をノスタルジーとともに補給するのだ。 昭和は長い。ここで言う昭和とはもちろん盧溝橋事件やフィリピン戦線の頃ではない。 「オイラの子供の頃」とほぼ同義の、バブルとベルリンの壁が崩れる前の昭和ラスト20年ぐらいである。 よって精神分析学的には、子供の頃の状態に接して癒されたいみたいなフィーリングがあるのかなと思う。 なの

          昭和のスポーツドリンク「NCAA」と失われた王朝

          ☆オイラの好きな名曲名演シリーズ47Fife/Duke Ellington feat Norris Turney

          この前ファン・エイクの「笛の楽園」を紹介したので、笛つながりで次はこちらを紹介したいと思う。サックスやフルートの有名な奏者、ノリス・ターニーさんだ。どちらかというとサックスの人というイメージなのだが、この曲でのフルート演奏は何か修行僧的なストイックさを感じる。とっても素敵な音色だ。

          ☆オイラの好きな名曲名演シリーズ47Fife/Duke Ellington feat Norris Turney

          ☆オイラの好きな名曲名演シリーズ46      Bridge Over Troubled Water/Simon&Garfunkel

          言わずもがなの名曲である。深みのある歌詞に感動し、バンドの昭和サウンドに心が和む。またアート・ガーファンクルのどこを見ているかわからないうつろの目も19世紀の芸術家のようでいい。この動画は口がやたらアップになっているのだが、とても大きく口を開けて、なんというか口が脱力?しているかのような印象を受ける。この脱力感とどこに向かっているのかわからないのびやかさがちょっとスペーシーだ。

          ☆オイラの好きな名曲名演シリーズ46      Bridge Over Troubled Water/Simon&Garfunkel

          「サブウェイ123 激突」悩みながらも説教へ。

          この映画におけるデンゼル・ワシントンは珍しく弱く、迷い、悩むキャラ設定だ。だが、映画の後半になると悩みながらも少市民としての正義をまっとうすることにより、また説教の香りがただよってくる。そしてこの映画は始まりからすごい疾走感で、ムチャクチャ面白い。この映画におけるジョン・トラボルタとデンゼル・ワシントンの丁々発止のかけあいは映画史上でも稀にみる面白さである。おすすめの映画だ。

          「サブウェイ123 激突」悩みながらも説教へ。

          「イコライザー」~デンワシ(デンゼル・ワシントン)に説教されたい。

          時々デンゼル・ワシントンに説教されたくなる。これほど、上から目線での説教が似合う俳優もいないだろう。実際その説教キャラの作品が多い。「イコライザー」シリーズはそこにさらに勧善懲悪も加わるのでたまらない。一瞬にして相手をバタバタとなぎ倒して説教する。教会の牧師の説教と西部劇が入り混じる世界。これだけ爽快なシリーズもなかなかないと思う。

          「イコライザー」~デンワシ(デンゼル・ワシントン)に説教されたい。

          クリストファー・ノーランの「フォロウィング」を観る。

          クリストファー・ノーランの最初の長編映画という「フォロウィング」を観た。ノーラン節炸裂である。映画の後半が謎解きや伏線の回収のように見えるが、そうでもない。謎は謎のままで観客にその先を想像させたり、考えさせたりする。現実的に捉えて、統合失調症の犯人から見た世界、とすればシンプルだが、ノーランの場合そうシンプルではない。基本的にこの現実は本当に現実なのか?という問いが常にテーマなのだ。

          クリストファー・ノーランの「フォロウィング」を観る。

          「鬼龍院花子の生涯」はなかなか変わった映画だった。

          「鬼龍院花子の生涯」はなかなか変わった映画だった。何が変わってるかというとボッーと見ているかぎりでは、あきらかに鬼龍院松恵の生涯なのだが、鬼龍院花子というのは夏目雅子さんでもなく、岩下志麻さんでもなく、夏木マリさんでもない。鬼龍院政五郎に連れてこられた鬼龍院家ではない佳那晃子さんの子供が鬼龍院花子なのだ。それでこの鬼龍院花子というキャラはわりとちょっとしか出てこない。しかもすごいフワフワしたキャラなのだ。そしてその鬼龍院花子を演ずる高杉かほりさんという女優が、検索してもこの映

          「鬼龍院花子の生涯」はなかなか変わった映画だった。

          ☆オイラの好きな名曲名演シリーズ45   Der Fluyten Lust-hof〜Book I Ⅷ.Pavaen Lachrymae /Jacob van Eyck Frans BrüggenのVer

          ムチャクチャ好きな曲である。曲とは言ってもこの曲集は140曲近くの当時のヒット曲の有名旋律をもとにリコーダー用にRE作曲したという変わった作品集だ。似たタイプだとレスピーギのリュートのための古風な舞曲とアリア、ブラームスのハンガリー舞曲、バルトークのルーマニア民俗舞曲などがあげられるだろう。その錚々たる名旋律の中でも、この曲は特に有名、と言っても過言ではないだろう。ジョン・ダウランドの「ラクリメ(涙のパヴァーヌ)」だ。元のリュートのVerよりグッときてしまうかもしれない。この

          ☆オイラの好きな名曲名演シリーズ45   Der Fluyten Lust-hof〜Book I Ⅷ.Pavaen Lachrymae /Jacob van Eyck Frans BrüggenのVer

          『十二人の怒れる男』シリーズ。

          この前尚美の声優学科の公演で筒井康隆の戯曲『12人の浮かれる男』を観た。声優学科は声優のイベントだけでなく、演劇の公演も積極的におこなっているのだ。これは複数存在する映画『十二人の怒れる男』のパロディーで、筒井さんらしい、スパイスの効いた作品である。演技も発声もしっかりしていてとても楽しめた。三谷幸喜の映画『12人の優しい日本人』も観たことがあるので、『十二人の怒れる男』も観ているので、3つの12人シリーズを観たことになる。それぞれまったく違うストーリーなので甲乙つけがたいが

          『十二人の怒れる男』シリーズ。