見出し画像

酔っ払いながら写真撮る

 趣味は読書。あと写真。何なら写真が仕事。「仕事と趣味は別にした方がいい」とは言われますが、仕事はデジタルで趣味はフィルムなので特に支障は感じたことはないです。

 趣味で撮っている時は大抵酔っ払っていることが多いです。散歩しながら撮っているので、大抵飲むことになっちゃうんですね。散歩なのに健康に悪い。

 フィルム写真の良さは、撮ってすぐに見れないところ。「良くないとこやろ」という意見は無視します。現像をお願いして、数時間経って受け取りに行くと、「ああ、こんなん撮ってたんだ」とか「こーゆー風に写るのか」と嬉しかったりなんだりする。この楽しさは結果がすぐ分かってしまうデジカメでは味わえない。「味わいたくないですが?」という意見も無視します。

 それでも撮った本人でさえ「何やねんこれ」と思うカットは、まあ稀と言えます。見て撮ってるんだから。しかし、酔っ払って撮った場合はその限りではありません。記憶をなくして撮ってるので「何やねんこれ度」はほぼ100%。

 その中でも「トップ・オブ・何やねんこれ」が次の写真。東心斎橋で飲んで終電をなくし、当時住んでいた中崎町まで歩いて帰った時の写真のはずなので、堺筋のどこか。おそらく駐車場を見たら、お花で飾られた車があったので車内もよく見ずシャッターを切った程度だと思います(ちなみにカメラは京セラTプルーフ。よいカメラなので、どうよいかは他の人の記事を見て下さい)。

 で、撮ったことも忘れ、しばらく経ってから現像に出し、さらにしばらく経ってからネガと写真を受け取りに行き、見た瞬間に声が出ました。

 「なんでお前ここにおるん?」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?