ヤスモトユウタ

大阪から東京に引っ越してきた会社員です。備忘録として始めます。

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最近の記事

祖父とか父とか自分のこと

父方の祖父は満州に行きました。稼ぐためです。当時は占領地に移住することが奨励されていました。 父はそこで生まれました。昭和18年です。敗戦後、どうにかこうにかして引き揚げてきたそうです。以前は毎年やっていた中国残留孤児のニュース番組を見ながら「俺もこうなってたかもしれないんだよな」と呟いていました。 引き揚げ後に父が住んでいたのは福岡・田川の炭住です。石炭を掘る労働者が住んでいた長屋です。 『青春の門』が話題になるたびに「おい川筋者やけんね」とか地元の言葉で言ってました。そ

    • 酔っ払いながら写真撮る

       趣味は読書。あと写真。何なら写真が仕事。「仕事と趣味は別にした方がいい」とは言われますが、仕事はデジタルで趣味はフィルムなので特に支障は感じたことはないです。  趣味で撮っている時は大抵酔っ払っていることが多いです。散歩しながら撮っているので、大抵飲むことになっちゃうんですね。散歩なのに健康に悪い。  フィルム写真の良さは、撮ってすぐに見れないところ。「良くないとこやろ」という意見は無視します。現像をお願いして、数時間経って受け取りに行くと、「ああ、こんなん撮ってたんだ

      • 今年一番楽しかったこと

         今年ももう大晦日。早い。何もしてない。例年通りだ。備忘録としてこのnoteを始めたので、今年楽しかったことを忘れないうちに書いておく。  今年は仕事で沖縄に行きました。6月23日の「慰霊の日」に。そしてシフト上たまたま24、25が休みだったので現地で休日とりました。    もう飲むしかない。  そしたら、大阪の友達が那覇に来ていたのです。遊びで。「本当に勤め人か」と思うくらい自由な勤務形態(そのくせ高給取り)の友人が。  国際通りで合流し、セブンイレブンで酒を買い、ベン

        • お兄さんのライト

           昨日の今日ですが。仕事帰りで丸の内線に乗ったところ、何か目がチカチカする。見ると、向かいの席のお兄さんが見てるスマホ、背面のライトが点いてる。我が内なる大阪人に従い、すぐ言いました。   「お兄さん、めっちゃライト点いてます」  お兄さん、すぐ消しました。どうでもええ話。

          お姉さんのライトニングケーブル

           この間、JR荻窪駅の改札から駅前ロータリーにつながる階段を上がっていました。そしたら、目の前を歩いている女性のコートのポケットから白〜いモノが出てるのに気づいたんですね。iPhoneのライトニングケーブルが、腰あたりから膝のあたりまでプラーンとしてたんです。  声かけるべきか迷いました。大阪だったら間違いなくかけている。そんなお節介ばかりだもの、大阪。しかしここは東京。コンクリートジャングル。人間砂漠。人みなATフィールドを張る相互不可侵エリア。浮いてまう…。  いや、

          お姉さんのライトニングケーブル

          大阪の生活史

           『大阪の生活史』献本が届いた。150人の聞き手が、大阪に関係する150人の語り手に話を聞く、という一見「何やねん」というプロジェクトが実現し、本として12/1に出版された。献本がなぜ届いたかと言うと、そりゃ自分が聞き手として参加していたから。    話を聞いたのは、大阪に住む日本人ムスリムのアリさん。大阪市西淀川区のモスク「大阪マスジド」の広報をやられている方で、何度かテレビにも出ているので知っている人もいるかも。  モスクとそこに集うムスリムを記事にする過程で知り合い、

          東京の紅しょうが天

           関東育ちが大阪に引っ越して「こんな美味いもん関東にはない」と思った料理もしくは食材が3つあります。  ホルモンをカリカリに揚げた「油かす」、豚肉のステーキ「トンテキ」、そして「紅しょうが天」。  紅しょうが天は、薄切りにした紅しょうがを串に刺して天ぷらにしたもので、居酒屋にコレがあったら確実に頼んでいた。しょうがの辛味と梅酢の酸味が酒のアテとして最高だったので。  で、会社の都合で関東に四半世紀ぶりに住むようになり、これらの味も縁遠くなったなあ、と思ってたら駅前のうどん

          東京の紅しょうが天

          杉並偉い

           東京怖いって話した後になんだけど、杉並偉い。「東京偉い」と言おうとしたけどこれから言うことが東京都全体に当てはまることか分からんから「杉並偉い」と言っておく。  杉並区の青梅街道沿いに住んでる。通勤する時には15分くらいかけて荻窪駅まで歩く。その間、ずっと並木道。「だからどうした」と言うなかれ、元大阪市民としてはスゴイことなのだ。  大阪には御堂筋という目抜通りがある。梅田から難波までズバーっと。そこをタクシーで通ってみたら分かるけど、街路樹がことごとく幹ばかり。枝がバ

          ビルがぐるり

           仕事で羽田空港に行ったんです。羽田からどこかへ向かうのではなく、空港内での仕事なんですけど。西銀座入口から高速に乗って、タクシーの窓から風景をポケーっと見てたんですね。やっぱデケ〜な〜東京、と。そしたら気づいたんですよ。  前後左右360度高層ビルに囲まれてることに。  「あー、レインボブリッジだー」「今日はショボいライトアップですよ」「マジすか、アレでですか」って会話を同世代の運転手さんとしたりしてましたが、内心は見ちゃいけないものを見てほぼ動揺。  大阪市は高速に

          東京の西っ側

           東京に転勤決まった時に考えたのは、本社の東と西のどちらに住むか。本社は大手町なので、東と言えば門前仲町とか錦糸町とか千葉とか。西は中野とか高円寺とか。さすがに山手線内には住めない。高い。  で、なぜ荻窪に決めたかと言うと、大阪から東京に転勤した上司が軒並み東側に住んでたからで。なおかつ中央線沿線のサブカル文化にもまあ興味はありました。中野サンプラザとかまんだらけとか、もう単なる憧れ。  で、引っ越す前に送別会で逐一報告しました。「次住むとこ荻窪です」と。「へ~」「なるほ

          東京デカい

           大阪から東京に越してきた、と言うと「大阪の人間です〜」みたいな感じだけど、元々実家は千葉にあるし大学は東京にあったしで、「戻ってきた」と言った方が正しい。  が、東京に暮らすのはもう四半世紀ぶりになるのでもはや別の場所、初めて見る場所の感覚なんですね。この間、トー横歩いてみたんだけど、ヒリヒリしてましたね。学生時代とは比べようもないくらい。「ああ、これはあかんトコだ」と思いました。  一般には危険地帯のイメージがある西成の三角公園よりヒリヒリしてました。西成はなんとなくルー

          東京に越してきた

           今月1日、東京都に引っ越してきた、大阪から。とりあえずあれですね。タコ焼き屋さんないですね。大阪だったら街角でよく見かけるやつ。道に机と椅子置いてるやつ。  銭湯に行った後で8個入り頼んで、ついでに缶ビールも気軽に一杯いけるやつ。1000円以内でどうにかなるやつ。好きだったんだけどな。  東京にそれに類する店ないかな、と思ってんだけどないですね。東京のタコ焼き屋さん、なんか「タコ焼き食いに来ました!」って気合い入れなきゃいけない感じなんよね。  目に入ったので何となく「あー

          東京に越してきた