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年相応の生き方があるんだ

昔介護施設で働いていた。
いちばん仲の良かったおばあちゃんと
よく話をしていた。

その時のわたしは
どこか人生に行き詰まりを感じてて、
何に対してなのか分からないけど
焦る・不安になる・無気力的
未来が見えない...そんな世界線にいた。

あ〜ぁ、早くのんびり
悠々とした暮らしがしたいな〜。

朝早く起きて(仕事のためじゃなく)、
体操とかヨガをして、
自然の中を散歩したり、
行きたいところにたくさん旅行にも行く。

なんかもう何もしたくなかった。

ある日おばあちゃんに
「もうなんもしたくなくて
のんびりした生活したいんだよね」って
話をしたことがある。

そしたらおばあちゃんはこう言った。
「ずいぶんおばあさんみたいなこと言うのね。
あのね、何もしてなくても
私くらいの年齢になったら(95歳)
誰でもそんなことできるのよ。

それに年相応の生き方ってものが
あるからねぇ...。」

と。

(((((年相応の生き方)))))

分かっていた。
今の自分にのんびりした生活・生き方なんて
合っていないこと。

きっと現実から逃げたかったんだ。

おばあちゃんたちが若かった頃は
我慢を強いられた時代。

今私が生きてる時代は
もっともっと自由がきく時代。

我慢を強いられた時代に生きてたら
どんな自分が出来上がっていたか、
どんな価値観を持っているのか
全く想像はつかない。

だけど何かの因縁、
巡り合わせでこの時代に生まれた。

と言うことは、おそらく
この時代でなければできないこと
見れない世界、触れられない空気感があるから
今生きている。

そう思ったら、
のんびりしてる暇はないなと。

若いときには
若いときにしかできないことがある。

歳を重ねたら重ねた分だけの
経験と知恵がついてそこから
人生活かせることができる。

若いときにたくさん経験積んで
悩んで考えて葛藤してみたいと思った。

迷うこともたくさんあると思うけど、
どちらの道を選んだって
そこにどんな色をつけるかは自分次第だし、
つけた色によって人生の色が変わる。

それなら心をどっしり太く構えて、
あとは自由に好きなようにやってみる。
そうすればもっともっと
選択肢も可能性も広がるような気がした。

そして、いくつになっても
気になることに挑戦し続けていたい。

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