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田舎の優等生が上京して地下アイドルを始めた話 - 第2話

みんなお久しぶりですー!
あれ、ちょっと喋り方もフランクになってきたな?

ともかく、このお話は、地元静岡で優等生をやっていた僕が、大学入学を機に、上京しひょんなことからメンズ地下アイドルなるものに手をつけて行くお話です。

今日は第2話ということで、前回までは僕の中高時代のお話と大学入学後の生活を少しお話しましたが、今日からは”ふつう”の大学生とは少し違った道を歩んだ僕のお話を書いていこうと思います。

それではスタート!


大学入学後、サークル活動などが始まり、新しい人と、新しい環境で、勉強なんかじゃない新しいことを行う生活は僕にとって、とっっても楽しい生活でした。

慶應には、自分の中高時代を知る人もあまりおらず、他人が決めた自分ではなく、自分のしたいことを思いっきりできる。そう感じていましたし、実際そうであったと思います。

ただ、僕はどういうわけか(おそらく中高時代、勉強や部活が生活の中心であまり遊んでこなかったせいで)「遊ぶ」ことが大学生活の中でかなり上位の優先度になる生活へと徐々に変化してきました。

もちろん未成年であったので、できることは限られていましたが、サークルの食事会に足繁く通ったり、渋谷の街中でナンパをしてみたり、クラブに通ったりと、まあこんな感じです😂

ここまでもまあ可愛いもんかもしれませんが、僕はどういうわけか、カフェや家庭教師のアルバイトに興味が持てなくなってしまい、次に興味を持ったのが渋谷の相席ラウンジのホールだったのです🍺

ここら辺から、少し普通の大学生とは生活が変わってきます。

この相席ラウンジに興味を持ったのは、一度その世界を垣間見てみたかったから、というのが主な理由でしたが、実際にやってみると、尋常じゃないほどのお酒の注文量とスタッフの人手不足であまり長くは続きませんでした。

しかし、当時19歳の私にとっては、「こんな世界もあるんだな。」と何故かワクワクしたことを覚えています😂

そんなわけで、無職になってしまった僕が次に目をつけたのが”歌舞伎町”でした。

ホストクラブ・メンズコンカフェ・ホーイズバー・居酒屋など色々な選択肢がありました。

まず、私が手をつけたのはなんと、この中で一番難易度の高そうなホストクラブでした🍷

サークルで中の良かった先輩が歌舞伎町のホストクラブで働いていたということもあり、またその先輩から「お前なら絶対売れるよ!」と熱烈なラブコールをいただいたので、「試しにやってみるか〜」という気持ちでホストクラブの門を叩きました。

書類選考や面接を経て(意外としっかりしているんだ、と感心したことを覚えています。学生証のコピーも取られました、怖い😱)無事、入店することができました。

僕が入店したお店は、なんと、今やホストクラブの経営者として名を馳せる桑田流星さんのお店でした。(https://www.instagram.com/ryu_pi_110/?hl=ja)

当時から声がバカデカくて、めちゃんこエネルギーのある人だな〜と感じたことを覚えています。

さてさて、実際のお仕事はどんな感じだったんだ?と気になる方もいらっしゃると存じます。はい、ゆっくり説明していきますね!

結論から申し上げますと、めちゃめちゃ大変でした😢

まず、前提として、自分は大学との両立がありました。
しかし、ホストクラブの営業時間は、基本的には夜の19時前後の時間から朝までの勤務でしたので、もう生活リズムが滅茶苦茶でした。

僕はまあその頃はよくクラブに通っていて、朝帰りもそこそこする日もあったのですが、仕事として、接客を夜から気を張り詰めて長時間行うのはとても大変でした。

生半可な気持ちでホストはやるものではないな、と感じましたね、本当に。

それに加えて、当時の僕は未成年でしたので、お店でお酒が飲めなかったのです😢

ホストクラブって、意外とそういうところしっかりしてるんですよね。

そんなこんなで、ホストクラブも性に合わず、2,3ヶ月ほどで辞めてしまいましたね😂

ただ、ホストクラブは夜職の王道ということもあり、お店で人気を取られている方は本当にオーラからカッコよくて、こんな人が実在するんだ、さすが東京やな、と感じたことを覚えています。

さて、ホストクラブを辞めたのち、次に挑戦したのは同じく歌舞伎町のメンズことがでした。(最近、摘発事件などが相次いでいますよね。自分おお店はきちんとしたお店だったと思うので安心してください🙆‍♂️)

ホストクラブを辞めた後も、歌舞伎町の底知れぬ世界に興味を持ち続けていた私は、ホストクラブよりかは、気軽に挑戦しやすいであろう、メンズコンカフェにて勤務を始めました。

ここで一応、メンズコンカフェとホストクラブの違いを紹介しておくと、簡単に説明すれば、ホストクラブのライト版がメンズコンカフェと捉えてくださって問題ないと思います。

店内のお酒の値段はもちろん、ホストクラブよりも若いですし、より、若い大学生の層などが来店される場合が多いです。

しかし、ホストクラブとは違い、お客様の横に座ってお話をすることは禁止されています。

さて、このコンカフェにて、私をメンズアイドルの道へと誘う人物との出会いがありました。(やっとですね😅)

私が、入店するメンズコンカフェのお店を悩んでいた時(歌舞伎町には数十店舗くらいのメンコンがあるのでは?)とあるお店の面接にて、イケメンのタヌキ顔っぽいキャストさんに帰り際に声をかけられました。(彼がのちに同じアイドルグループのメンバーになります。)

彼曰く、「僕は実はアイドルグループで活動をしているんだけど、それだけでは食べてはいけないからこうやって働いているんだ。」とのことでした。

当時僕にとっては、アイドルなんてテレビの向こう側の存在でしたから、こんな世界もあるんだな、芸能ってやっぱ厳しい世界なのかな、程度にしか感じていませんでした。

しかしなんと、僕が面接を終え、お店を後にし帰路についている最終、先ほどラインを交換したキャストさん(Lくん)から、まさかの一緒にアイドルグループに入らないか、とのお誘いがありました。

当時、僕からしたら、コンカフェのお店の面接に来たのに、どうしてアイドルグループに誘われているんだ、と頭がこんがらがっていましたが、彼曰く、絶対に売れる(ホストクラブの時と同じ😂)とのことで、L君の熱烈なアピールに負け、一度グループのプロデューサーと面談を行う運びになりました。

こんなことになるとは予想もしていませんでしたが、ここから僕の約2年間のアイドル人生が幕を開けるのでした。


次回へ、続く。


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