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#2 昔と今。子どもや保護者は変わってしまったのか

こんばんは。現役小学校教師のぽよこ先生です。


はじめに


先日stand.fmでライブをした際のこと。
「モンスターペアレントや発達障害のある子どもなど、保護者や子どもたちの変化」について話題が上がりました。


確かに近年、モンスターペアレント(あまりこの表現は好きでは無いのですが今回はこの言葉を使わせてください)や発達障害のあるお子さんなどは話題になることが多く、多くのメディアで取り上げられています。

では果たして子どもや保護者は変わってしまったのでしょうか。


stand.fmで話したことを基に、自分の考えをまとめたいと思います。
(若造の一意見です。暖かく見てください…)


子どもは変わってしまったのか


答えは  No  です。


子どもたちは変わっていません。(主観ですが)
鬼ごっこして喧嘩して仲直りして勉強分からなーいと投げ出して一生懸命考えて分かった時は満面の笑みをみせて……


わたしたちが子どもの頃となんら変わりはありません。



では保護者が変わってしまった?


答えは No です。


まだ若造なので、150人ほどの保護者さんとしか関わってきていませんが、保護者さんは子どもさんのことを大切に思ってますし、教師という仕事の大変さを想像してくださります。


ただ保護者さんは変わっていませんが、1つだけ決定的に変わってしまっていることがあります。


それは保護者間の繋がりです。


保護者さん自身の変化はないと思いますが、保護者さんと保護者さん同士の繋がりは希薄になってきているのではないでしょうか。


昔は、ご近所付き合い等で保護者さん同士顔見知りも多かったと思います。
そのため、例えばトラブルが起きたとしても

「連絡先を知っているので、○○さんに謝罪の連絡してみます。」や

次の保護者会などで「この間はうちの子がすみませんでした。」「いやいや、うちの子も悪いことしてるんでしょ?ごめんね〜!」など


保護者間同士のコミュニケーションによって事が大きくなりにくい側面があったと考えます。


ただ、今の時代ご近所付き合いの希薄化、共働き世帯の増加等々…様々な状況が相まって保護者さん同士の繋がりが薄くなっています。よって、トラブルが起きた際にも、


「○○さんって知らない人だけど、話を聞く感じ信じられない。どんな育て方してあるのかしら。」と、相手を知らないからこそ想像で人物像を形成してしまったり


「子どもに聞いた話、全然言うことを聞かない子みたいね。」と、子どもの話を鵜呑みにしてしまったり


と、コミュニケーションが取れないことにより、怒りの矛先が学校へ向くことで「モンスターペアレント」の事例が増えてきたのではないかと考えます。


お子さんのことを大切に思う気もちは今も昔も変わらないと思っています。昔の保護者さんが良くて今の保護者さんが悪いのではなく、保護者さんが変わってしまったのではなく、環境が変わってしまったのです。



おわりに

子どもも大人も変わっていませんが、世の中の環境は大きく変化しています。保護者さん同士を繋いでいかねばと感じています。
そんなの教師の仕事ではないと言われてしまえばそれまでですが…
子どもたちを育てていく中では無視できない大切なことなのではと思うのです。


しかし私は若造。自分より年上の保護者さんを繋ぐなど至難の業。まずは自分が繋がっていこうという気もちです。


保護者間の繋がりについてのアイデア等あれば教えていただきたいです。


未熟な若造の独り言でした!



ぽよこ先生

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