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【Rな日々】#3 「新規事業創出」

■もっとシンプルにしてくれ

「顧客が明確」で、「お金を払うシンプルな理由」があれば、そのビジネスが成功する可能性は高い。そんな盲信者たちを、僕は「フレームワーク厨」と呼んでいる。

■リーンキャンバス

顧客を起点に、ビジネスをデザインする考え方がある。顧客起点で1本のストーリーが成立し、個別にも「穴」がなければ、いわく「検討に値する」。

・顧客 → 「誰が買ってくれるか」
・課題 → 「なぜ使ってくれるのか」
・価値 → 「なぜお金を払ってまで」
・解決 → 「何を提供するのか」
・販路 → 「どこで出会うのか」
・収益 → 「いくら払ってくれるのか」
・指標 → 「何にリソースを割り当てるか」
・コスト → 「リソースは足りるか」
・優位性 → 「競争に勝てるか」

ビジネスコンテストで「書類審査オチ」という人がいれば、「テーマ」が悪いか、上記の「筋」が悪いかのどちらかだろう。

■リーンスタートアップ

「このビジネスはいける!」という仮説がたったら、検証フェーズに移行する。検証フェーズで考えるべきは、以下の2つだ。

・何を検証するのか
・どうやって検証するのか

ここで重要なのは、「検証することが目的ではない」ということだ。「ストーリーを鮮明にする」ことを目指そう。お金も時間もないのだから。(極端な話、1つ作って、1つ売ればよい)

■リーンスタートアップの限界

一言でいえば、「今売れるもの」しかつくれない。そして、「今売れるもの」には、良質な商品やサービスが存在するか、儲からないという理由で存在しない。

理想の「家」を追求しても、理想の「街」にはならない。「街」とは幹であり、胚なのだ。「街」は「時間(命)」という概念をもち、成長の過程で、必要な機能が生まれ・死んでいく。

ビジネスも同じだ。生命のデザインがなければ、それはもうビジネスとして死んでいるように思う。

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