見出し画像

アラン・ワッツ『お金の心配がなくなったら、お前は何がやりたいんだよ』

突然ですが、皆さんはやりたい仕事をしているでしょうか? それとも、やりたくない仕事をお金のためにしているでしょうか? こう聞くと、次のように思うかもしれませんね。

「はあ、何言ってんだお前。みんなやりたくないことを金のためにやってるに決まってるだろう。やりたいことを仕事にできる人なんてごく一部だけなんだよ。」

こんな感じで、本当はやりたくない仕事をお金のため、生活のためにやっているのではないでしょうか。そんな人々に対して、イギリスの哲学者アラン・ワッツは次のように言います。

「お前らさ、なんか勘違いしてねえか。金なんてやりたいことを追求すれば後から勝手についてくるものなんだよ。最初から金を求めるなんて人生を無駄にする考え方なんだよ。」

このように、お金のためにやりたくないことをやるのは人生を無駄にする馬鹿げた行為だと言いました。しかし、そう言われても、皆さんはきっと次のように思うのではないでしょうか。

「金は後からついてくる? そんな夢みてえなこと言ってんじゃねえよ。それができねえからみんな我慢して仕事してんじゃねえか。」

こんな感じで、やりたいことでお金を稼ぐのは難しい、将来を考えたらやりたくないことでも我慢しなければならない、と考えるのではないでしょうか。しかし、アランは次のように言います。

「んな金のことを考えずにやりたいことを真剣にやり続けろ。やり続ければ達人になる。達人になれば価値を生み出せるようになる。俺たちは社会によって金のためにやりたくないことをするべきと洗脳されてるんだよ。」

こんな感じで、好きという気持ちを持ち真剣にやり続ければ、いずれ達人になり、そうすれば勝手に価値を生み出せるようになると言いました。それなのに、仕事は辛いもの、好きなことよりもお金を優先するべきと周りの大人たちや社会によって洗脳されてしまっているのです。

それでは今日は、アラン・ワッツの「やりたいことにお金はついてくる」という話をざっくり解説しましょう。まずは彼という人物について紹介します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?