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読書:中野信子著「人生がうまくいく脳の使い方」

こんにちは。今回は中野信子さんが書かれた『人生がうまくいく脳の使い方』という本を解説します。この本は、脳の癖を分析し、どのようにすれば幸せに過ごせるか、より良い人生を送れるかを漫画で分かりやすく紹介しています。
脳の癖を理解することで、その行動をしてしまう理由が明らかになり、困った行動を抑える方法が見えてきます。人間関係、恋愛、ダイエット、仕事のパフォーマンス向上など、ありがちな悩みや解決できそうな悩みも、脳の仕組みから解消するヒントがたくさん紹介されています。脳を味方に付けることができるようになるので、とてもおすすめの本です。

  1. 脳で悩みを解決する

  2. 脳を使って成果を上げる

今回は、この順番で解説していきます。

人生がうまくいく脳の使い方 [ 中野信子 ]

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1. 脳で悩みを解決する

他人への悪口は自分への悪口

他人に対して愚痴や悪口を言うと、私たち自身にはどんな影響があるでしょうか?言葉にすることでスッキリした気分になれるし、ストレス発散になると思う方もいるかもしれません。しかし、実は他人への悪口は自身の老化を促進させてしまいます。以下に、そのメカニズムを脳科学的に詳しく説明します。


コルチゾールの影響

悪口を言うことで分泌されるストレスホルモンのコルチゾールが大きな役割を果たします。コルチゾールはストレスに対抗するために分泌されるホルモンですが、慢性的に高いレベルが続くと、脳や体に悪影響を及ぼします。例えば、コルチゾールは脳の海馬(記憶を司る部分)にダメージを与え、記憶力の低下や認知機能の減退を引き起こす可能性があります。また、コルチゾールの過剰分泌は免疫機能の低下、血圧の上昇、血糖値の増加といった身体的な問題も引き起こします。

脳の誤解

脳は、発話された内容が誰に向けられているかを理解しようとしますが、主語を正確に認識できない場合があります。そのため、他人に対する悪口であっても、自分に対する攻撃と捉えてしまうことがあります。この現象は「ミラーニューロン」という神経細胞が関与しています。ミラーニューロンは他人の行動や感情を自分のことのように感じ取る働きを持ちます。したがって、他人に対する悪口を言うとき、自分がその悪口の対象であるかのように脳が反応し、ストレスを感じます。


ストレスと老化

コルチゾールの慢性的な増加と脳の誤解によるストレス反応が、体全体の老化を加速させます。ストレスが持続すると、体内で炎症が起こりやすくなり、細胞の修復能力が低下します。これに下の、肌の弾力が失われ、シワが増えるといった老化現象が現れるだけでなく、動脈硬化や心血管疾患のリスクも高まります。また、ストレスは免疫力の低下を引き起こし、病気にかかりやすくなるという悪循環も生じます。


他人への悪口は一時的なストレス発散にはなりますが、長期的には自身の脳や体に深刻なダメージを与え、老化を促進する結果となります。自分自身や周りの人々のためにも、愚痴や悪口はできるだけ控え、ポジティブな言葉を使うよう心がけることが大切です。ポジティブな思考や行動は、脳内でエンドルフィンやセロトニンといった幸福感をもたらすホルモンの分泌を促し、健康的な生活を送る助けとなります。

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2. 脳を使って成果を上げる

嫌な上司や部下とうまくやる方法

自慢や上から目線のお説教をしてくる上司はいませんか?実は、自慢話や説教をすることで快楽を得ているからです。以下に、脳科学的な背景と、そうした相手に対策する方法について詳しく説明します。

ドーパミンの影響

自慢話や説教をすることで分泌されるドーパミンが関与しています。ドーパミンは快楽や報酬に関与する神経伝達物質で、何かを達成したときや褒められたときに分泌され、脳に「快感」を感じさせます。このドーパミンの分泌によって、上司や部下は自慢話や説教をすることで一種の「快感」を得ています。

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メタ認知の活用


このような相手に対策する方法の一つは、メタ認知を活用することです。メタ認知とは、自分の思考や行動を客観的に把握し、認識することを指します。具体的には、相手の話を聞きながら、「この人は今、自慢話をして快感を得ているんだな」と客観的に分析することです。これにより、感情的にならずに冷静に対処することができます。

話の方向を変える方法

さらに、話の内容から気をそらせるテクニックも有効です。例えば、相手が自慢話を始めたときに、手相や占いといった特技を使って話題を変えることができます。「部長、そんなにすごい手相を見せてください」といった具合に、話の方向を変えることで、相手の自慢話から自分のペースに持っていくことができます。

ディストラクション・テクニック

もう一つの有効な方法は、ディストラクション・テクニック(注意をそらす技術)です。相手の話が長く続く場合や、ストレスを感じ始めたときには、意識的に別のことに集中することも効果的です。たとえば、相手の服装や部屋のインテリアに注意を向けたり、内心で自分の趣味や好きなことを思い浮かべたりします。これにより、脳の負担を軽減し、ストレスをコントロールすることができます。

ミラーニューロンの利用

相手に対する共感を示すことで、対話の流れを変えることもできます。ミラーニューロンは他人の行動や感情を自分のことのように感じ取る神経細胞です。相手が自慢話をしているときに、適度に相槌を打ったり、共感の意を示すことで、相手は自分が理解されていると感じ、よりリラックスした状態になります。これにより、話が短くなったり、より建設的な方向に進む可能性が高まります。

短所を長所に変換するコツ

今の仕事を続けるべきなのか、自分の長所を生かせる仕事ができているかを気にする方は多くいます。実際のところ、短所と長所は紙一重です。自分の中で短所をうまく長所に変換できれば、前向きに仕事に取り組めるようになります。以下にその具体的な方法を脳科学的な視点も交えて解説します。

脳の仕組みを理解する

脳の可塑性

脳には「可塑性」と呼ばれる特性があります。これは、経験や学習に応じて脳の構造や機能が変化する能力を指します。つまり、短所とされる部分も訓練や経験によって長所に変わる可能性があるということです。この特性を活用して、短所を改善するための具体的な行動を取ることが重要です。

フレーム・シフト

「フレーム・シフト」とは、物事の捉え方を変えることを意味します。例えば、「慎重すぎる」といった短所は、「注意深くリスク管理ができる」といった長所に変換できます。脳は新しい視点を持つことで、異なる神経回路を活性化させ、ポジティブな結果を引き出すことができます。

短所を長所に変換する具体的なステップ

自己評価とフィードバック


まず、自分の短所を明確に把握することが必要です。これは自己評価と外部からのフィードバックを通じて行います。自分の行動や結果に対して客観的な視点を持つことで、改善点が明確になります。

SMART目標の設定

短所を克服するためには、具体的な目標を設定することが重要です。ここで有効なのが「SMART目標」です。これは具体的(Specific)、測定可能(Measurable)、達成可能(Achievable)、現実的(Realistic)、時間制限(Time-bound)の頭文字を取ったもので、達成しやすい目標を設定するためのフレームワークです。例えば、「3ヶ月以内にプレゼンテーションスキルを向上させる」という目標を設定し、そのために週に一度練習を行うといった具体的な計画を立てます。

小さな成功の積み重ね

目標を達成するための小さなステップを設定し、達成することで自己効力感を高めます。例えば、プレゼンテーションが苦手な場合、まずは小規模な会議で発言することから始め、徐々に大きなプレゼンテーションに挑戦していくといった具合です。これにより、脳内でドーパミンが分泌され、成功体験が脳にポジティブなフィードバックを与えます。

リフレーミング技法

自分の短所を見直す際には、「リフレーミング技法」を用いることが有効です。これは、ネガティブな側面をポジティブに捉え直す方法です。例えば、「完璧主義である」という短所は、「細部にまで注意を払う能力が高い」と捉え直すことができます。こうすることで、自己認識が変わり、自信を持って行動できるようになります。


継続的な学習と成長

脳の可塑性を最大限に活用するためには、継続的な学習と自己改善が必要です。新しいスキルや知識を習得することで、脳の神経回路が再編成され、短所を長所に変換するプロセスが促進されます。これには、専門書を読んだり、セミナーに参加したりすることが含まれます。

自己肯定感の強化

自己肯定感を強化することも重要です。これは、自分の価値を認め、自分自身に対する信頼感を持つことを意味します。自己肯定感が高まることで、短所を克服する意欲が高まり、より前向きに取り組むことができます。具体的には、日々の成功体験を記録し、自分の進歩を確認することが効果的です。


まとめ

短所と長所は紙一重であり、自分の中で短所をうまく長所に変換することで、より前向きに仕事に取り組むことができます。脳の可塑性を活用し、フレーム・シフトやリフレーミング技法を用いて自己評価を行い、SMART目標を設定して小さな成功を積み重ねることが重要です。継続的な学習と自己肯定感の強化も欠かせません。これらの方法を実践することで、自分の可能性を


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