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〈4〉 そんなことになっていたとは!

前回、あまりの辛さに婦人科の扉を叩くことを決意した私。

4回目の今日は、エストロゲンの数値にびっくりしたお話です。

フラフラの状態でやっとたどり着いた産婦人科は激混み。
一瞬、絶望的な気持ちになりましたが、
三連休中不安な気持ちで過ごした私は
「どんなことがあっても、このままじゃ無理!」
と、2時間半待ち続けてやっと診察にこぎつけました。

以前から婦人科健診で信頼を置いている女医の先生。
テキパキとした診察と優しい声がけをしてくださいます。
婦人科健診の時も
「はい、これから○○しますね〜」
「パッと見た限り、大きな異常はありませんよー、これから細かく見てゆきますね〜」
と、患者の気持ちに寄り添い、きめ細やかに声をかけてくださり、
毎年安心して受けてきました。

先生に今回の症状をお話すると
「それは大変でしたね。更年期の漢方を飲んでいてその状態は
もう少し治療が必要ですね。今日はホルモン補充療法に向けて色々な検査をしましよう。」ということになり、
血液検査と子宮癌健診を受けることになりました。

ホルモン補充療法(HRT)は、治療を開始する前に
婦人科系の癌の有無や甲状腺疾患の可能性を排除してからでないと
始められないそうです。

「一週間後に結果がわかるので、その頃いらしてください」
との言葉に、
「え?一週間もこのままの状態で我慢しろと?」と泣きつきたくなりましたが、
特効薬があるわけでもなく、そのまま帰宅。

相変わらず押し寄せる熱い波とめまいに、がまんがまんの3日間。

あまりの辛さに
「もしかして早めに検査結果が出てる可能性もある?」
と、4日目の土曜日に電話をかけてみると、
「結果が出てますので、いらしてみてください」
とのこと。

家にいた夫に車で送ってもらい、どうにかこうにかたどり着き、
結果を聞いたところ・・・

エストロゲン値11>mIU/ml
FSH100

これは、エストロゲン(女性ホルモン)が11以下しかないから、
脳からの「エストロゲン出して!」命令が100も出ている、ということらしい。

このエストロゲン値だと、命令が50~60出てしまうと「辛い・・・」と感じるそう。それが100も出ているとは!!

「この値だと、さぞかしお辛かった事でしょう・・・
甲状腺にも異常がないので、まさに更年期障害ですね。
子宮にも異常がないので、ホルモン補充療法を始めましょう。」

その言葉を聞いた途端、やっと自分の辛さをわかってもらえた気持ちと
これから治療が始められる!と心底ホッとした気持ちで、
涙がこみ上げてきました。
診察室で辛くて泣くなんて子供か?

「・・・お願いします。もう辛くて救急車を呼んでしまうところでした。」
との私の言葉に、
「いや、いや、更年期は病気ではないですからね。
治療をすれば良くなりますし、体が慣れればいつかは終わるものですよ。」
と励ましていただきました。

エストラーナテープというエストロゲンホルモン補充のパッチを
やっとの思いでGETし、希望の光がわずかに見えた夏の土曜日でした。

エストラーナテープとの日々は次回に。


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