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〈5〉 エストラーナテープとの日々

前回、やっとホルモン補充療法(HRT)を開始できた私。


もうエストロゲンがわずか(11>mIU/ml)しかないのに、
脳はまだ「出せ出せ!」と命令を出し続けている状態。
お願い、もう許して。
55歳まで頑張ったんだもん、もう十分でしょ?

このホルモン量の現状と、脳からの指令のアンバランスが
数々の不調を引き起こすみたいで、
その種類はなんと200以上もあるとか。

更年期症状って、健康状態、体質、感じ方、ストレス、などによって
強さも出る時期も症状も、本当に人それぞれらしい。
まあ、生理痛も、つわりもそうだから、ホルモン系は何がどう出るかわからないですね・・・
今風に言うと“更年期ガチャ”ってことかしら。

この“更年期ガチャ”大外れだった私は、
エストラーナテープという武器を手に入れて、勇んで帰ってきたのでした。

ホルモン補充療法にも色々な種類があるそうですが、
私に処方されたのはエストラーナテープ。

エストロゲンの薬剤が含まれた楕円形のシールをお腹に貼ることによって、
エストロゲンが徐々に体に吸収されていくそうです。
2日に一回張り替えるタイプなので、忘れないようにカレンダーに一日おきに印をつけておきました。

女性ホルモン感満載のピンクのパッケージ。
中身のシールは3×3.6cmの楕円形
実際は写真より透明感のある肌色でほとんど目立たない


早速お腹に貼ってみました。
透明感のある肌色のテープでほとんど目立ちません。
接着力も素晴らしく、お風呂もシャワーも貼ったままでOK。
久光製薬が製造しているだけあって、サロンパスの技術はさすがです。

婦人科の先生に、
「張り替える時に少しづつ位置を変えると肌のかぶれも防げて
いいですよ」とアドバイスいただいたので、
真ん中、左右と順番に貼ることにしました。
人によってはかゆみやかぶれが出ることもあるそうですが、
私は感じることなく、順調に貼り進めて(?)いきました。

貼り始めて3〜4日後ぐらいから、食事中に起きていたホットフラッシュ(食事を噛み始めると頭が熱くなり、最後まで食べられなくなってしまう)が感じられなくなり、落ち着いて完食できるようになりました。

それだけでも私にとって大きな進歩です。
ありがとう、エストラーナ。
だがしかし、フラフラするめまいは治らないし、朝の光がやたら眩しく頭が疲れ、無理に家事をしようとすると手足に嫌な汗をかいて体がとても疲れます。
エストラーナの効果が出るまではまだ少し時間がかかるんだろうけど、
このままの状態では困る。
そう思った私は一週間後にまた産婦人科の門を叩き、今度は自律神経調整薬を処方してもらいました。

脳内でホルモンの命令を出している視床下部という部分は、自律神経を司っている場所でもあり、更年期には大きく影響されてしまうんだそうです。
頑張れ自律神経!

これで治りますように・・・!

の願いは届くのか?(次回へ続く)

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