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ドリスにみるポケモンの普遍的な魅力
〈ドリス・ヴァン・ノッテン〉のコレクションを見るのが好きだ。
色・柄・素材のバランス、折衷的な世界観。シーズンをいくら遡っても まったく色あせることのない、普遍的魅力。唯一無二というか、ただとにかく美しいなぁといつも思う。
そのなかでも Fall 2009 Ready-to-Wear collection の色合いが特に好きで、よく見返すのだけど、その中で気がついたことがある。
このシーズンの色使い、ちょっとポケモンぽいなぁ・・・
この記事の通り、私はポケモンが好きだ。
怒られちゃうかもしれないけど、ちょっと比べさせてほしい。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45927282/picture_pc_fdab5460f4224622ec2507c53612979a.png?width=800)
まず、このルックは、みんな大好きピジョットに見える。アースカラーに、陽に輝く黄色、橙色。ジャケットに施された装飾も羽のよう。キッとしたサングラススタイルも相まって、しなやかな美しさを感じさせる。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45927438/picture_pc_a20eeaab71469cd3bef737a6b2c6bf35.png?width=800)
お次のルックも、同じく鳥ポケモン。ドンカラスを思い出す。モデルの白い肌に映えるブルーグリーンのコート。ちらりと覗く控えめだが鮮やかな赤。品がよくプライドの高さを感じさせるルックだ。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45931491/picture_pc_aea1b57d59874d51be9e29dadfe9712f.png?width=800)
こちらのルックは、ピンク×オレンジの組み合わせが大好き。思わずマネしたくなってしまう色使いは、そういえばパラセクトのキュートな色使いにも通ずるところがある。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45931499/picture_pc_7cd86867801b3330b5ed322ae65df0cc.png?width=800)
最後はクレセリア。3色で構成されるルックは、色の比率も絶妙で、神秘的魅力さえ感じる。
映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』で、このコレクションは何か絵画をインスピレーションにしていると言っていた気がするのだけど、どうだったかな。どちらにしても、自然を愛し、その生活の中でデザインを生む、ドリスらしい色使いだと思う。
比べたポケモンは、年代もバラバラ。私が勝手にそう感じただけで、もちろん両者に関係はない。
ただ、このコレクションを見ていて、ポケモンも、自然や動物などから キャラクターデザインのインスピレーションを得ているという点で、似たところがあるのではないかと感じたのだ。
ポケモンの持つ、老若男女に愛される普遍的な魅力は、美を突き詰める絵画、ファッション等、あらゆる芸術に通ずるのかもしれない。
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