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暑い時に身体に起こる反応

こんにちは。

理学療法士・ヨガインストラクター・メディカルトレーナーのAyumi です。(詳細の活動はこちらからどうぞ → https://lit.link/physioayumi)


本当に、連日暑い日が続きますね。
こんな暑い日が続くので、熱中症の話でも、、と思ったのですが
これを目にしている方は、きっと”若い”身体の専門家の方だと思うので。
今回は、
熱中症についてのサイト記事をいくつかシェア と
暑い時に、身体の中で何が起こっているのか、お伝えしようと思います。

ちなみに、熱中症についてのブログ記事は、こちらに書きました。
https://www.physio-c-plus.com/post/%E7%86%B1%E4%B8%AD%E7%97%87%E3%81%AB%E3%81%94%E6%B3%A8%E6%84%8F%E3%82%92

詳細の情報は、こちらにたくさん載っています。
・厚生労働省の、熱中症についてのサイト
https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness.php
・大塚製薬のサイト
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/

ちなみに、今回のタイトルのようなメカニズムがわかりやすいのは、大塚製薬さんのこのサイト。

(↑ これ、すっごくわかりやすい。
これ以上のことは、私には作れないかも、と思ったので、同じ事を説明するのは止めました 笑)

そう

熱中症って、体温が上がるのです。


体温が36℃の時に、一番身体の酵素が最適に働くと言われています。
体温が上がると、一般的には41℃以上の高熱で、脳神経に負担がかかると言われています。(ちなみに身体のタンパク質が壊れるのは50℃から) 
そして、マラソンで体温は41℃くらいにはなるようです。。

また、人間の脳が暑さに耐えられるのは
42℃~43.5℃で60分
43℃で10~20分 。
それ以上になると、神経障害が現れて来ると言われています、、
そうすると、夏のマラソンや長時間のスポーツがいかに大変で危ないか、想像できると思います。

じゃあ、オリンピック選手は大丈夫?
というところで言うと。

ある程度、身体は暑さに慣らすこともできます。
それを”暑熱順化” と言います。

数日〜2週間ほど、運動やお風呂で汗をかく習慣をつけると
徐々に汗をかきやすくなり、ナトリウムも放出しにくくなるのです。

ちなみに、防具やヘルメットをつけているアメフト選手も、ずっと練習をしていることにより、慣れていくので。真夏でも防具をつけて練習しています。(もちろん、練習時間や装着時間、水分や冷却方法等、かなり対策をしてやりますが。)
他にも、以前香港在住でマラソン愛好家の方とお会いしたことがあり。
その方が”日本ってとても快適だね!”と言っておりました。6月の梅雨の時期でしたが。。

だから、暑さに慣らす対策をすること、とても大事になるのですね。
(とはいえ、体質的なものも含め、限界はありますが。)

それなので。
熱中症対策として、冷房の効いた部屋にいることは、ある意味とても大切なのですが。
時々、ちょっと温度を高めに設定したり。 朝夕に軽く運動をしたり、湯船に浸かる等で汗をかく習慣を持っていた方が、”暑さにやられる”ことは少なくなりますね!

ちなみに、発汗量等体の温度調整は、自律神経も影響しますので、睡眠不足も大敵です。 身体のミネラルのバランス不良でもなりやすいので、栄養不足もにならないように、ご飯もバランスよく食べましょう。(夏は食欲がないから、少しにしている方、ご注意を。)

また、日焼けも、皮膚が火傷状態となったり、活性酸素が放出され、疲労として感じやすくなるので、熱中症の原因となります。
なので、日焼けを予防するのも、とても大切な対策になる。
暑いから、と 腕まくりと短パンでいると、かえって危ないことになるかもしれません。

中東の方は、風通しの良い素材で長い衣服を着ているのは、宗教的なものだけでなく、実はとっても良い熱中症対策になっていることでしょう。

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ここまで見てきて
暑い時は、いかに身体を慣らして、ちゃんと食べて、寝て、日焼けや暑さ対策をするか、が、大事になってくるのが見えてきたでしょうか?

(ちなみに太ってると、諸々の理由で熱中症のリスクが高いですからね。適度な体重でいることも、大事な対策です。)

2021年7月末現在、新型コロナもだいぶ流行ってきたいて、救急車も来づらく、搬送先が見つかりにくくなってきてもいるようです。

熱中症は、対策をしたら、ある程度予防できる事なので。
改めて皆さん自身も、周りの方へも、情報をシェアして、伝達していってあげてください。

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こんなふうに、皆さん自身や、周りの方にシェアできる医療情報や、現場で使いやすい解剖生理学などを、こちらでお伝えしています。
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それではまた次回。

Ayumi