続自己紹介|バンド①
こんにちは。1129のtakutoです。
noteを始めてまだ5日。
書くのが楽しくなってきました。
昔ブログを3日坊主でやめてしまったのは、読まれてる感覚が得られなかったからだと思います。
やっぱり、読んでくれる人がいると実感できたほうがいいなと。たくさんの人に届けたい!ってわけではないけど、たった1人にでも届いてくれたら、と思うのはバンドやってる経験からなのかもしれません。
バンドへの憧れ
思春期に第二次バンドブーム(1980年代後半〜90年代前半)が起こり、元々音楽が好きだったので自然とハマっていきました。
BOΦWYやブルーハーツ、ジュンスカなどにハマって楽器を始める人が多い中、自分はTM NETWORKが起源。結構珍しいパターンだと思います。
もちろんアニメ『シティハンター』のEDテーマ『Get Wild』のカッコよさにハートを撃ち抜かれまして。
そこからコンサートに行ったりして、自分も演奏してみたい、演奏出来たらカッコいい、バンドってカッコいいと憧れが強くなっていきました。
で、14歳でシンセサイザーを手に入れました。当時憧れの小室哲哉氏が広告塔になったYAMAHAのEOS B500です。
ちなみに、ピアノは習ったことありません。
小室哲哉氏もバイオリンは習ってたけどピアノは独学、という記事を読んで、じゃあ俺にも弾けるんじゃないかと(なんて浅はかなんでしょう)。
どうしても欲しい、でもお小遣い貯めても買えやしない(たしか16万8000円とか)。貧困中学生は恐る恐る母に聞きました。どうしたら買ってくれますか、と。
母は条件を出してきました。中間テストか期末テストで5教科合計480点(500点満点)以上取れたらいいよ、と。
鬼!!!!!
と思いましたが、可能性がゼロではないと分かっただけでも救われた気分でした。早速勉強に取り掛かりました。
1学期の中間テストが430点台(中学生までは勉強出来る側の人間でした)。
各教科10点ずつ取れば...うーん、難しくないか?
そして1学期の期末テスト。
456点。
いくら合計しても足りない。
母は、「ケアレスミスが多い」とバッサリ。
純粋だった(過去形)自分は、
「くそう、次こそは」と闘志を燃やしました。コロコロコミックからジャンプを読んで育ったので、主人公ならこの敗北をバネに勝ち取るストーリーだと。
2学期、運命の中間テスト。
419点。
マジか、全然ダメじゃん。
夏休み遊びすぎたーーーーー
と答案用紙を見返しながらショックを受けていたら、担任が一言、
「ちなみに学年1位はtakutoでした」と。
ん?マジで??
みんな夏休み遊びすぎたのかな?
まぁいい。学年1位という称号を母に見せつけてやる!(学年は180人ちょいいました)
その日の夜、答案用紙を母に渡し、
「全然届かないじゃない」とバッサリ言われたところで刀を抜きました。
「でもみんなダメで、実は学年1位だったんだよねー(ニヤリ)」
「そうなの?この点数で?
でも約束は480点以上だからシンセは無理よ」
ダメだ。鬼にはこの刀は効かない。
また次のテストで頑張るしかないか...
と肩を落としていたところ、
話を聞いていた祖母が、
「1位だなんて凄いじゃない。欲しいのは楽器なんでしょ?じゃあ私が買ってあげるよ」と言ったのです。
鬼の横に神様いた!!!!!
生まれて初めて嬉し泣きしたのはこの時です。嗚咽するほど泣きました。
ちなみに祖母はその昔、父にエレキギターを買ってあげてバンド活動を応援していた珍しい人。「演歌なんてダサい。エルヴィスやビートルズのほうがカッコいい」という人でしたので、楽器に興味あるなら私が、と思ったらしいです。
それから1ヶ月後、自宅に念願のシンセサイザーが届きました。
「ピアノって簡単に弾けないじゃん!!」
と絶望感を味わいました。
その後、いろいろな音楽を聴き漁り、高校生でようやくバンドを組むことになります。
〜つづく