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コロナで人の生きざまが見えた

今、2021年の春。
コロナ感染者の数はいまだ収まらないが
なんとなく人々の生活の中に
コロナとの付き合い方が定着してきている。

国も、企業も、学校も、家庭も
大小の差はあれど、混乱し
価値観を揺さぶられた一年だった。

あらゆる立場の人たちが
未知の敵、姿のないものとの戦いを
強いられた。

その圧力は、
波のように押し寄せては
あらゆる人の生活や行動に影響を与え
感情を揺さぶった。
中には生活が一変してしまった人も
いただろう。

もともと潜在的にあった課題は顕在化し
人の中にある本性みたいなものが
ぐわっと引き出された。

次々に湧いてくる現実的な課題は
あなたに問うてくる…
何を大切にし
どんな言葉を使い
どう振る舞うのか…と。

マニュアルもなく
ググっても分からない
確かな答えなど
世界中の誰も持っていない

そんな経験した事のない非常事態だから
普段とは明らかに違った状況の中で
人の生きざまが前面に現れるのを見た。

聴く耳を持ち合わせぬ人は、
その立場を利用して人を押さえつけた。

愚痴の人は更に愚痴が増え
保身の人はめっきり影が薄くなった。

臆病な人は無関心の中に閉じこもり
思考を止めてしまった。

罪悪感に苛まれないように。
責任を取らされないように。

エゴの人たちがいくら頭を付き合わせても
結局何も決められず
恐怖に晒されるのはいつも末端である。

勇気のある人は、更に勇敢になり
指示を待つ人は、ただ耐えた。

人のパワーを表す信用の残高は
大きく変化した。

一度見えてしまった本当の信用残高は
たとえ穏やかな日常を取り戻したとしても
挽回するのは大変なことだろう。

疲弊した心と体を労りながら
変わりゆく価値観の中で
これからも私たちは生き続ける。

私はどんな生きざまを刻みたいのか
今一度振り返ってみよう。
私たちの意思や振る舞いとして顕われたものが
新しい時代を作っていくのだから。


ステキな写真を使わせていただき
ありがとうございました♡

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