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不登校の復活は早いほうが良いのか??

不登校からの復帰は早いほうが良いのか??

早期教育が良いのか??

何事も早いほうが良いでしょうか??

私はそこに関して持論があります。

例えば、

大人気漫画キングダムに王翦というキャラクターがいます。

秦の始皇帝が天下統一した時の最大の立役者の将軍です。

その将軍の名セリフがあります。

「俺は絶対に勝てる勝負しかしない」というものです。

男の漫画だと英雄たちが無鉄砲にバンバン戦うのですが、

キングダムの名将は李牧などを含めて基本的に慎重なんですね。

臆病とも言えます。

で、、、

この「俺は絶対に勝てる勝負しかしない」というのは、

不登校や引きこもりに共通のメンタリティーでもあります。

で、これは非常に素晴らしいことなんです。

間違っているのは世間ですね。

と、私は心から弁護します。

★太哲学者の言葉

ハンナ・アーレントの言葉にこういうものがあります。

「最大の極悪人はヒトラーやポルポトに従った思考停止した凡人たちである」

ヒトラーは自分の主張をガンガンして政権を取り、虐殺の命令はしましたが、

ヒトラーやポルポト自身は直接には大した人数は殺していません。


つまり、人間社会の本当の極悪人は普通の人達だというのがアーレント様の主張です。

で、ですよ。


『思考停止した凡人=問題』という方程式、

『権威、現状、常識を疑わない=超悪人』という方程式、

とすると、、、

*この方程式は一定の合理性がありますよね??


とすると、、、


まず、、、


学校の先生=悪人ですよね。
(あくまで方程式に機械的に主観を排して事実をあてはめた場合ですよ 笑)

というのも、、、

何も疑わずにノホホンと授業や部活をしているわけです。

逆に、フィンランドをはじめ世界では教育革命が進行しています。

学年の廃止、教科の廃止、などすさまじいです。

にも関わらず、何十年も進歩していないのは無能と怠慢のなすところではないでしょうか???

冷静に見れば、教員はうつ続出、自殺者続出が妥当ではないでしょうか???

批判精神ゼロでおめでたくてポジティブでうらやましい限りですな。
(私もそんなおめでたい性格に生まれたかった 笑)


さらには中国やアメリカなどは授業は動画になりつつあり、

教員が生徒の個別に支援をするという体制になりつつありますが、

日本ではそれが出来ません。

権威にあぐらをかいていたので、

答えのない問題を生徒と一緒に考える思考能力や共感能力がまるで無いからです。

覚えた答えを子供に暗記させるだけのロボットにすぎないわけです。

で、教員の雇用問題が子どもたちの成長や幸せの可能性を奪っているわけです。

もはや現代日本の足手まといですらある時代。。。

で、それを文部科学省のせいにするというニート以上の依存体質、、、


慎重さというか臆病さが足りないわけです。

うつ病になる人は現状を正確に見てしまうためになるという学説がありますが、

教員や公務員はもっと引きこもり、自殺者が出るべきです。(もちろん冗談ですよ)

もっと己の無能さに絶望するべきです。

『はたして自分は子供を指導できるような人間なのであろうか』と。

神経の図太さが本当にうらやましい限りですよ。


臆病さと言えば、

私は自動車の運転をしませんが(たまにしますが、すみません 笑)、

世の中の人はもっと自粛するべきです。

私の見たところ、

80歳以上の人は全員アウト。

子供が発達障害タイプの場合は親もそういう傾向があるのでアウト。

悩んでいる人は注意力が低下するのでアウト。

睡眠時間が短い人はアウト。

コロナよりも全然危険ですよ。


さらには、コロナの死者は700人くらいでしたが、

お餅業界は年間1200人の死者を出しているのでアウト。

酒もタバコもギャンブルも添加物や製薬業界もアウト。

ある程度、過酷な労働の会社もアウト。(絶対にコロナよりも死者数的に間接的にダメージを与えていますよ そこに罪悪感をまるで感じない鈍感ななんと幸せな社長達か、、、笑)


というのは、冗談ですが(笑)、

引きこもりの皆さんを見習って、

世の中の人はもっと自分自身を疑うべきです。

さらに言えば、

ゲーム公害のソニーも任天堂も原発公害の東芝も日立も全てアウト。

東芝とか何千億円もごまかした上に不適切会計とか言い出す始末(徳井さんのほうがはるかにマシ 笑)


さらに、テレビ、新聞、雑誌の人たち、、、全員アウト。

いや、明らかにアウトですよね。

嘘ばっかりで取材対象に迷惑をかけまくっていますからね。

単なる嘘によるリンチ機関ですよね(という側面がある)、、、


私は昔、カンブリア宮殿にある会社の一員として出ましたが8時間取材されて、

結論は嘘でした(ただ、会社や私に利益のある嘘ではありましたが)


業界の中の人は自分の胸に手を当てればよくわかっているはずです。

一事が万事。

なぜ中田英寿や本田圭佑は自分で発信をするようになったのか???

なぜ現状のメディアはインターネット革命の前にタジタジなのか???


広告業界も全てアウト。

その商品、本当にあなた売りたいですか???

あなたそれ買いますか???

自分が買わないものを人に押し付けるという非常に素晴らしい自分に正直な人間たち、、、


とはいえ、もちろん半分は冗談ですので、別に私は誰かを批判したいわけでは無いです。

弁護したいだけです。

もう少しお付き合いいただけると幸いです。

★早いことは良いことではない!!


私はサラリーマンを経て起業しました。

その分、時間がかかっています。

が、サラリーマンを経ずに起業するのがベストでしょうか??

早いほうが良いでしょうか???

孫氏の兵法的には確率を高めてからのほうが良いのではないでしょうか??


また、私は希望の会社に入社できず1年就職留年しましたがそれは無駄な時間と費用でしょうか???

その会社は起業している人が多数いてほぼ失敗していません。

私の同期は東証一部の社長に従業員500名くらいの社長がいます。


一方、起業すると10年以内に潰れる確率が9割程度ですが、

逆に私は遅らせて1年と学費の100万程度で確率を上げることを買ったわけです。

ただ、当時の私にはそのことを説明・弁護する言語能力は無かったのです。

もちろん、あなたのお子さんにも普通はそんな言語能力はありませんよ。(早稲田の法学部で論文ではトップでもその程度でした)

結婚は早いほうが良いでしょうか???

私は20代後半に確信しました。

『私は確実に機能不全家族を作り、子供と自分と相手を不幸にする。』

で、その後に不登校支援をしていると、

『まるで未来の私を見ているようだ』という感じの親御さんがたくさんいらっしゃいました。

逆に不登校のお子さんを見ると、

『昔の私を見ているようだ』と感じます。

だから、私が弁護しているわけです(笑)

で、何事も早いほうが良いという方へ、、、

例えば、子供が社会に復帰するのは早いのほうが良いという方へ、、、


本当ですか???

あなたはちゃんと絶望しましたか???

結婚、子育てをするにあたり、

勝利を確信していましたか???

検算しましたか???

安易な判断に知識に能力で子育てをしてきませんでしたか???

(もちろん、これは私ではなく子供の主張ですよ。私は単に代弁しているだけです。)

★戦略の本質


将軍などの責任者は多数の人間の命や人生を預かっています。

「己を知り敵を知れば百戦して危うからず」と言います。

早野的に言えば、「負ければ社会のゴミ」というわけです。

慎重さ、臆病さを非常に重視しているわけです。

孫氏の兵法だと最後の文はこうだそうです。

「死んだ人は生き返らないのだ」

で、親というのは「規模は違えど将軍や政治家と同じ責任者」であり、

非常に子供の人生に影響を与えます。

阿鼻叫喚の戦場で指揮を取る将軍や弱肉強食の憂き世で指揮を取る政治家と全く同じです。

例えば、

離婚→非常に子供は傷つきます

私の先輩に岡田さんという方がいるのですが親の離婚で傷ついたが、

ディズニーにはまり、今はディズニーで働いているという、、、

親のおかげで子供が苦労しているわけです。

死別→非常に子供は傷つきます

織田信長は親の葬式に「お前なに死んどんじゃ、われー」と位牌をぶっ壊しました、、、

信長さんはおかげで本来はしなくて良い戦争をたくさんしざるを得なかったわけです。

親のおかげで子供が苦労していたわけです。

働きすぎ→非常に子供は傷つきます

愛着障害の美人OLは40代になっても親を夜な夜な罵倒しているという、、、

親のおかげで子供が苦労していたわけです。

孫氏いわく「取り返しがつかない」ことがあるのだ。

親が幸せでない→子供は非常に臆病になります

そりゃそうでしょうよ。

当たり前だ!!!


子供が親をえんえんと罵倒する場面に私も出くわしますが、

翻訳するとこんな感じです。(決して誰かを傷つけたいわけではありません)

★とはいえ、、、


とはいえ、早野さん、何事も早いほうが良くないでしょうか???

遅れが気になります。

手遅れの可能性も出てきます。


それは全くそのとおりです。

サッカーでも確実性を重視してバックパスして前に展開したりしますが、

試合時間というのがあり有限です

もちろん、我々の時間も有限ですね。


なので、、、

早くて確実なのが良いですね!!!


が、疑うことは必要ではあると思います。

急がば回るのが一番はやいと言います。

焦る時こそ慎重にやるのが早かったりする。

サッカーの神様ジーコは速さの前に確実性を重視した選手が成功すると言っています。

私は別に誰かを批判したいわけではなく、

弁護する上で批判を手段に使っただけです。

気を悪くされた方がいらっしゃれば誠に申し訳なく思います。


私は名前が早野なのですが、

小学生の時にサッカーのコーチに遅野というあだ名をつけられたことがありました。

で、周りの子が面白おかしく「遅野、遅野ー」とからかうわけですが、

親は怒っていました。(陰で、、、堂々と言えよという感じですが)


でも、私は子供ながらに違和感がありましたが、

私のほうがコーチよりも何枚か上手であったと思いますね。


このコーチは「はやさ、スピードとは何か??」「慎重さ、臆病さとは何か??」という思考、哲学が無かったわけです。

このコーチは冷静に考えれば最悪でありつつ、最高であったわけです。(間違いなく子供に真剣に向き合ったかなり愛情があるコーチであった)

さらには、もう少し親が私のことを信じれていればよかった気もしますが、

そこまでは流石に酷でしょうかね。

続きは私が引き受けましょうかね。

★中国古典の無限の知恵


最後に中国古典の素晴らしいお話を共有いたしますね。

日本でも最高のコンサルタントの一つだなと思う会社のブログです。

王翦の逸話について書いています。

https://www.ped.co.jp/eng/report/china09/?pa=6

>ある日、後の秦の始皇帝が「私は楚国を自分の領地にしたいが、何人の軍隊が必要になるか」と李信に尋ねた。

>李信(キングダムの主人公)は「20 万人以下です」と答えた。

>秦王政は老将軍である王翦(おうせん)にも同じ質問をした。

>王翦は「少なくとも60 万人の軍隊が必要です」と答えた。


>その時、秦始王は王翦を「王将軍は本当に年を取った。臆病になった。」と評した。

>その後、秦始王は李信を任用し楚国へ出兵した。

>李信は幾つかの小さな勝利を収めた後に、負け続けて秦国に帰って来た。

>秦始王は再び王翦に相談した。


>王翦は60 万人の軍隊がなければ勝てないと終始強調し、秦始王はその主張に応じなければならなかった。

>結局、王翦は楚国を占領した。

>別の例としては、第二次世界大戦時に、たとえば日本は「神風決死隊」と「不投降主義」を掲げていたが、

>豊富な資源と生産力に優位性を持っているアメリカに敗れた。

逆に同じブログでも、、、


>「信」は精神的な力であり定量化することは困難であるが、極めて重要な組織要素の一つである。

>ナポレオンが「戦争において精神と物質の比は3:1 である」と述べた。

>蘇東坡は「上王帝書」において「神が存在するのは人の信仰においてだけである」と述べている。



>自分に自信がない人、自信のない組織および自信のないチームは、

>物質的資源をいくら豊富に保有していても、競争優位を獲得することは難しい。

>紀元前204 年、韓信は「背水の陣」をしいた。

>それは自信を強化する極端なやり方だった。

著者は一橋大学、MIT、アップル、ボストンコンサルティング、IGCを経て、

プロフィールは英語で書いていても最後は中国の古典に戻ってきたわけです。


最後に、私が好きな国語の教科書にものっている逸話をご紹介します。

「矛盾」

>楚の国に盾と矛を売る人がいました。

>自分が売る盾を自慢して「私のこの盾の堅固なことときたら、どんなに鋭利な刃物でも突き通すことはできません。

>また自分が売る矛を自慢して「私のこの矛の鋭利なことと言ったらどんな堅固なものでも貫き通してしまいます」と言いました。

>それを聞いてある人が「ではあなたの矛であなたの盾を突いたらどうなりますか?」と尋ねると、

>その人は何も言うことができなくなってしまいました。

ちなみにそこに私が弁護をすると、

弁証法により、世界は矛盾を止揚して発展していく。

矛盾に無限の可能性があるのだ。

ということです。


では、またお会いしましょう。

最後までお読みいただき有難う御座いました。

『不登校はピンチの顔をしたチャンス』の原稿をプレゼント中

詳しくは下記より

http://futoukou123.com/%e6%9c%ac%e3%81%ae%e5%8e%9f%e7%a8%bf%e3%82%92%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%bc%e3%83%b3%e3%83%88/

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