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自由って?~まとめ~

ずっと放置していた「自由」をテーマにしていたエッセイ。そろそろ決着つけようと思います。(時間が空いてしまいました、ね。)


これまでの見解。抜き書き…

自由って?

誰かが決めたレールの上を歩いていく方が安心で、失敗は少ない。だから、無意識レベルで、多くの人は、そういうレールの上を歩いている。
不平や愚痴を言いながらも、それを望んだのは自分なのだ。
不自由は安心。
自由は恐怖。


自由って?~つづき~

思い通りにならないことも覚悟した上で、責任を持って自分の意志で決断する。


自由~その土台~

土台があって、自由になれる。
自由=自己実現?


①自由は、学びを深めることで得られるもの

本来、学びは、人生をより豊かに広げるためのものであり、自分の人生を自由に生きていくためのものとして、位置づけたいものである。
これは、はっきり言うが、現段階の学校教育では不十分である。

「なぜ勉強するの?」
その問いには、
「自分で人生を豊かに生きるためだよ、自由にね。」
と、答えられるようになりたいし、実際には、学び・教育はそうあるはずのものだ。

②自由とは、選択できるということ、そして、その責任と覚悟を伴うこと

自由とは楽しく、そして、厳しいものである。失敗をしたら、自分で何とかしなければならないし、誰かの責任にはできない。
それは、つらいことだろうか?
わたしはそうは思わない。厳しさの中で、育ち、成長する。それは、楽しいものである。
毎日、新しい。
未知であること、それは、よろこびでもある。

③自由とは、土台の広さによって決まる

自由の幅を広げるためには、その土台が広くなければならない。
その土台になるものは、物質的な側面と精神的な側面があるだろう。
日本の現代社会を思うと、物質的な部分は満たされているように見える。
物質社会となった現在、ありあまる物質に自由が奪われるという問題も出てきているだろう。
・自分に必要なものを必要な分だけ。
・自分でコントロールできないものは手放す。
→取捨選択の力が必要不可欠であるといえる。

そして、それ以上に精神的な部分においては、危機的な状態に陥っていることを知らねばならない。

数だけを見て、一喜一憂するのはおかしいかもしれないが、参考にすると、報道されている情報によると、日本の年間の自殺者総数は3万人にのぼるとされている。また、日本には年間15万人ほどの変死者がいるらしく、WHOではその半分を自殺者としてカウントするので、公表すべき自殺者数は本当は11万人ということだ。これは実に他の先進諸国の10倍にのぼる。恐ろしい数である。

こういった状況下で、今、日本に欠けていると感じるのは、アイデンティティの構築、国民性・宗教観、自尊心・感受性である。
これが、土台となり、自由および自己実現を成し得る。その土台がしっかりと積み重ねられ、強固なものとしてあり、十分に広がっているのであるとすれば、自分の選びとれる範囲が広がる。

④自由は、まずは考えること、立ち止まること

これまで述べてきたことは、今の自分には難しいと思われることも多いかもしれない。今の状況で、どうしろと言うんだと…。そんな風に感じる方もおられるだろう。
では、まず、今の自分を振り返ってみること、そこから、始める。
「自分がどうありたいか」
自分の好きなもの、自分がときめくもの。
そういうものを選びとっていく。そうすると、少しずつ研ぎ澄まされていく。

あらゆる物事が流れている中から、一歩外へ出て立ち止まってみる。そして、自分で考える。そこから、自由の一歩が始まる。

以上。

ちょっと辛辣な箇所もあり、書いていながら、どうかな?と迷いながら、まとめていた。
わたし自身は、今の世の中で生きていて、圧迫されている感を抱いている。生きにくさ。
そこに、どう立ち向かっていこうともがいて書き連ねたともいえる、エッセイとなった。

長々と読んでいただき、ありがとうございました。

#エッセイ #哲学 #自由 #考え事



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