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自分らしさ
先に宣言しよう。
この言葉、はっきり言って、あまり好きではない。変な言葉だなぁって思っている。
その「らしさ」に、人は振り回されている気もするし。
しかし、あえて、この言葉に立ち向かい、言及していきたい。あまりにも、今の世の中を見ていると、その人の「らしさ」が失われているように思えるから。
発端は「居場所」について考えるところから始まった。そして、居場所というのは「自分らしくいられる場所」のことをいうのだと、そう結論づけたのだが、、、
では、その「自分らしさ」は何なのか?
ある人からこんなことを言われた。
私とあなたでおまんじゅう屋さんを営んだとする。何も考えずとも、私のおまんじゅう屋さんとあなたのおまんじゅう屋さんでは違うものができるだろう。まんじゅうもそうだし、店の雰囲気もそうだし、それによって来る人も違うだろう。だから、無理しなくても滲み出てくるものなのだ。
確かにそう思う。
その「無理せずに」とか「何も考えずとも」とかいう言葉が「自分らしさ」を考えるときのキーワードとなってきそうだ。
自分が一番、自然でいられる状態、それが「自分らしい」状態であるのに違いない。
ただ、現状はそう簡単ではない。
周りの環境に合わせ、演じる必要もあれば、我慢を強いられることもある。
そして、それをずっと続けていると、自分の感情に鈍くなる。さらに、自然でない状態を続けていると、無感覚になり、そもそもの「自分」も分からなくなってしまう。
だから、簡単に「自分らしさ」と言われても、もうあまり何なのかよく分からない状態に陥ってしまっている人も少なくないだろう。
「自分らしく」いられない環境にずっと身を置いていた人が、自分らしい生き方を取り戻すには、それ相応の踏ん張りが必要となる。
まずは、自分の心の感覚を研ぎ澄ますということをするのがいい。
ドキドキ、ビクビク、うれしい!いやだ!
体の感覚にも注意深くすること。
右肩が痛い、お腹が減った、少し気分が悪い。
そして、なるべく自分が気持ちいいなと思える状況でいられる場所、もの、人に囲まれるようにする。
同時に、こころの中の、不安や恐怖や我慢などといったネガティヴなものを消し去るように心掛ける。
ネガティヴな感情で心の中がいっぱいになると、感じることを忘れてしまう。
「自分らしさ」を浮かび上がらせるには、心に張り付いているネガティヴな曇りを晴らし、自分の感覚を研ぎ澄ますこと。
そこから、あなただけの生き方がスタートする。
まだ、まとまり切れていないが、今の段階での「自分らしさ」について考えたこと。
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