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子どもの個性を大切にするために、今からすぐにできること。

今日も息子と公園へ。
あっという間に桜は見頃を終え、風に吹かれて舞い散っていました。

満開の桜も好きだけど、散り際も好きだなぁ。

あたたかくなってお出かけがしやすくなりました。妊娠中なのであまり無理はできませんが、体調のよい日はなるべく外に出て、息子との時間を楽しみたいです。

1 「愛嬌があるね」

2歳半を過ぎた息子は、見知らぬ人にも、
「こんにちは!」
と自分から声をかけていきます。

今日も公園で出会った方々に、あいさつをしていました。
1歳くらいまでママとべったりで、周りの人と距離を置いて反応をうかがうような子だったのに。ずいぶんと成長したものです。

「こんにちは!」だけにとどまらず、
おじぎをしたり、
「バイバイ」と手を振ったり…

そんな息子の姿に、今日出会ったある方には、
「愛嬌があるね」
と笑顔で言われました。

そうなのかぁ。

笑顔で言われて、わたしも嬉しくなりました。

2 「シャイなんですよね」

そんな一コマがあって思い出したのは、素敵なママさんの一言でした。

未就学児のこども園のひろばに参加していた時のこと。

みんなで輪になって、おうたを歌っていました。
ママさん、子ども、それぞれ手をつなぎ始めました。

ある子が隣の子と手をつなごうとしましたが、隣の子は嫌がっています。
なかなか手をつなごうとしません。

どうするんだろう…
その様子を見ていたわたしは思いました。

すると、その子のママさんはニコニコしながら、
「ごめんね〜、ちょっとシャイなところがあって〜」
と晴れやかな感じで言っていて。

とっても清々しくて、感心してしまいました!

息子はというと、見ず知らずの人、義理の両親にさえも、嫌がるそぶりがあった時期がありました。

そんな時にわたしは、
「人見知りが始まっちゃったみたいで…」
といかにも、よくないことのように話していました。

「人見知り」→「シャイ」

こんなふうに言い換えれば、親も子どもも、周りの人も、ちょっと幸せになれるのだなぁと感じた出来事でした。

3 子どもは聞いていないようで聞いている

何かの機会で、夫とこんな話をしたことがあります。

親が誰かとしゃべっている時に、自分の話題をしているとわかった。
自分のことを否定していたわけじゃないけれど、よくない感じで話していた。
大人になって「謙遜」の一部だということが理解できたけど、こども心には傷つく出来事だった。

親の一言は、聞いていないようで聞いているんですね。

大人になってからの話ですが、わたしも結婚前に母親が夫に対して、
「この子、面倒くさい性格やけど大丈夫?」
と話していて、ちょっとショックだったことを思い出しました。

親が子どもに対して、
「この子は人見知りだから」
「この子はちょっと面倒くさいところがあるから」
と決めつけると、自分自身も、
「わたしは〇〇な性格なのだ」
と思い込んでしまいます。

もし、親が否定的な捉え方で子どもの個性・特性を見ていたら、子どももそれを感じ取り、自分の性格の一部をネガティブなものとして捉えてしまいます。
思い込みを外すのは容易なことではありません。

だから、親の一言はちょっとしたことのようで、子どもへの影響は計り知れないものがあります。こわがらせたくて書いているわけではないので、どきっとさせてしまったのなら、ごめんなさい。

けれども、親としても、子どもの個性・特性の一部を否定的な捉え方をしているのはつらいものです。少し捉え方を変えるだけで、肩の力が抜けるのではないかと思います。

4 子どもの個性・特性を前向きな目で捉える

素敵ママさんの「シャイ」という言葉は、
その子の個性を大切にしているような言い方でした。

そんなふうに、その子がもっている個性・特性を大切にした目線で捉えていけたら、パパもママもずいぶん気持ちが楽になれるような気がします。

例えば…
で書いてみたいと思います。

「内気」→「慎重」
「やんちゃ」→「元気いっぱい」
「好き嫌いが激しい」→「好みがはっきりしている」
「すぐ手が出る」→「意志が強い」
「切り替えられない」→「集中力がある」

子どもの個性・特性は成長段階に応じて変化していくものですが、その時に応じて、前向きな目で子どもを見てあげたいものです。

5 親の思ったように子どもは育つ?

「ピグマリオン効果」という言葉を知っていますか?

教育心理学における心理的行動の1つで、
「他者からの期待によって、期待に沿った学習や仕事の成果が現れる」
現象のことを指します。

もちろん逆の効果も現れるそうです。
「ネガティブな期待は、ネガティブな成果になって現れる」

個人的な意見としては、すべての子どもに当てはまるものではないでしょうし、子どもには自分で考えて行動していく力、未来を自分で切り拓いていく力をもっていると感じています。子どもだけに限らず、すべての人に共通する潜在的な能力であると。

けれど、無意識的に刷り込まれた「期待」(ポジティブもネガティブも)は、長い間、自分の中に刻み込まれていくことを自分の経験上から実感しています。

ここからは、わたしの独断の意見です。
「親の思ったように子どもは育つ」
半分は正解で、半分は違う。

親の思ったようになる部分も大いにあるし、自立して自ら人生を切り拓いていくこともできる。

わたしは、親の期待通りの生き方、レールに沿った生き方をするのではなく、自分自身で考え、選択し、行動していってほしい。

子どもの個性をそのままに輝かせてほしい。

簡潔に言うと、わたしの願いはこれだけ。

ちょっとした心がけで、子どもの個性を大切にできる気がします。

子どもの個性を輝かせて、親も子も自分らしく生きていきたいものです。

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