思わずこどもを抱きしめたくなる5曲集めました
1週間に1投稿ずつ、というノルマを課したのは2週間前ぐらいだった気がしますが、早くも破ってます。早すぎじゃない?まじで。
月が変わって、社会が少しずつ動き出しました。もうすぐ4歳の息子も約1ヶ月の登園自粛を終え、今月から保育園再開。ごめんなさい、私が無理でした。全然仕事が進みませんよって。
さすがに不安そうだった息子。すやすや眠る寝顔を見ながらちょっと切なくなり、できるだけ辛いことのないように、なんて願ったりしちゃったりしてました。
というわけで今回は子供が愛おしくなっちゃう曲5選を紹介しようと思います。完全に私のご都合主義解釈なので、実際には子供がテーマじゃないものもあるのはご了承ください!(その分誰でもいろんな視点で聴けるよ!多分!)
1.おとなになんかならないで/曽我部恵一
2019年のベイキャンプで初めて聴いたんですが、産まれた時からずっと子守唄がわりに歌ってたんじゃないかってくらい、柔らかい歌でした。
もうお子さんは結構大きいみたいなんですが、そんな話しながらこんな曲歌うから切実度がすごい・・。小さいまま止まって欲しいと切実に願う気持ちは共通なんだなぁ・・・。
曾我部さんはアーティストとしても親としてもかっこいいのに、何やってんだ私感を若干感じた日でもあります。
ちなみにリンクに貼ったライブバージョンには、小さい頃のお子さんであろうおちびさんの声が入っているのもかわいくてポイント。
2.SUNSHINE/THE BAWDIES
私は英語が全然わからないんですが、bittyとかprettyとか、とにかくちっちゃくてかわいいみたいなこと言ってるなぁ、、ってところから、おチビちゃん産まれたぐらいのときだしもしかして、、、と思ったらそういう曲にしか聴こえなくなりました。だってSUNSHINEだし。
翻訳していく中で出会ったのが、Thurston Harrisという人のLittle Bitty Pretty Oneという曲。いや、出だしの歌詞と同じ・・・。Thurston Harrisのこの曲を翻訳している人のサイトを見たら、「ちっちゃくて可愛いチビちゃんにメロメロっていう曲です」って書いてあって、結構確信に近づきました。
ちなみにSUNSHINEはペトロールズの長岡亮介さんがプロデュース。普段のBAWDIESとはちょっと違ったテイストで、ROYくんがまた優しいこと・・・。もっと抜けもっと抜けって言われたっていうインタビューもありました。笑
太陽が大好きな月を探すっていう・・イコール月がSUNSHINEていう、なんとも憎らしい演出がふんだんに入っているMVも最高です。聴けば聴くほど、見れば見るほど「愛らしいっ!!」という気持ちが溢れる一曲。
BAWDIESはロックンロールバンドだし、こういうオマージュたくさんあるらしいので、こういう掘り方もあるのねっっていう気づきもあってだいぶ得した気分です。・・・詳しいでしょ?私BAWDIESファンなのでした。
3.小さな英雄/木村カエラ
カエラちゃんてすごいなぁと思います。女性としてもアーティストとしても魅力的だったのに、子供が産まれたらお母さんとしてもチョー魅力的っていう・・。視点が全然違う。歌い出しなんて「遊ぼ遊ぼ 小さな英雄遊ぼう」だよ・・?
なんでなんで好奇心で聞いて
どうしてどうしてハテナになって
のびのびのびのびオトナになって
大好きに夢中になって
わかってるんです。全部思ってるんです。でも「大好きに夢中になって」ってところは、やってきた人にしか書けないし、それを応援するためにその前までの歌詞があるような気がしてしまいます。
もちろん、お母さんの抱えてる悩みあるあるも通ったと思うんですけど、歌詞の一つ一つは全部自分の息子にも当てはまっていて、その瞬間を愛おしいものとして切り取れるんですこの人。見習いたいわー・・・。
私も息子がこんな風に育ってくれるように、遊ぼ遊ぼって私が言おう・・・ということを思いながら毎日怒鳴ってます。・・まあそんなもんでしょう!気持ちが大事!泣いているのは多分反省です!もうそういうことにしておく!!カエラちゃんみたいなお母さんになりいわー。
4.GOLD/bonobos
この曲は多分、全然親子の歌じゃないんですけど、何年か前の蚤の市にbonobosのボーカルの蔡忠浩さんが弾き語りで歌っていて、その時初めて息子とライブで音楽を聴くという経験をしたのもあって、いわゆる息子との思い出ソングって感じです。
子供といると「愛」をやたら感じちゃうんですね、やっぱり。だから、「愛してる」とか歌われちゃうと思わずぎゅっとしちゃうみたいな。あの時は本当にそんな条件反射的な感情でした。
すてきな場所を見つけて すてきな人に会えたら
もう僕のことなんか忘れてもいいよ
とっても晴れた朝が 君を呼んでるのが聞こえてるだろ?
さあお別れだ
当時まだ2歳ぐらいだった息子が、すてきな場所や人を見つけて巣立っていくときの気持ちになってしまって、こんな風に言えるかしらと考えたら急に寂しくなったのを覚えています。
5.びろうど/チャットモンチー
最後はこちら。解散前最後のアルバム「誕生」に入っていた曲です。曲の始めは、ボーカルのえっちゃん(橋本絵莉子)とその息子さんが一緒に歌っています。子供の歌声って絶妙なエッセンスになるよね。。
生きていくのよこれからも
36度のぬくもりで
ほら、青い血が動くでしょ
あなたを抱きしめる命の糸だよ
体温や血の流れは、子供から一番伝わってくるものだなと感じています。毎日手を繋ぎ、抱きしめ、とにかくくっついています。すごくすごくあったかい、それが36度。
この歌詞をよく読むと、生と死がテーマのように思えていて、4歳ぐらいの息子と歌う歌が、生きていくことを約束する歌だなんてちょっと重いけれど、子供に説明するのにすごく苦労するであろうテーマを、感覚的に伝えるにはすごく良いというか、いつかこの歌を振り返ることができるっていいなと思ってしまいました。
ただ、親としてはわりと切実に「生きて欲しい」という願いだけが詰まっているようにも聞こえます。いつになく力強く歌うえっちゃんの声とかも余計そう感じさせるし、やっぱり最終的には「生きてて欲しい」なんだよなぁ。。と、書きながら改めて感じてしまいました。しかもこういう想いってなかなか子供に伝わらないよね。今でも親の思ってることなんか全然わかりません。
・・・
今私が感じる感覚は、小さくてふわふわで、あまりにも弱くて、何かのはずみですぐに死んでしまうようなあやうさのある生き物に対しての感覚です。少し不安で、でも守りたい、ずっと見ていたいみたいな、なんとも言えない感情は今まで出会ったことがなく、その感情を音楽に乗せて、自分を戒めたり癒したりしています。経験てほんと大事ね。。
都合のいいことばっかり書いてますが、正解もなけりゃ正論も正しくない、みたいな訳わかんない毎日に振り回されてボロボロの日の方が多いです。自粛期間地獄だったなって思ってるし。正直しんどくて1人でいたい時もあるし、放っておきたい日もあるよね。
聴く人の環境によっては全然違う聴こえ方する曲も多いと思うので良かったら聴いてみてください。
意識していいこと探ししないとすぐに飲み込まれてしまいそうだから、愚痴でもなく、美談でもなく、ただただ音楽がいいわー、みたいなたわいもない話をしていたいなあと思うへなちょこ母さんでした。
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