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環境と成長

※写真は、人生で唯一した坊主の時の写真です。
ちなみに、隣は寺岡真弘(元ギラヴァンツ北九州など)
昔の写真ごめん。テラ。笑


ヴィッセル神戸ユースからトップチームに昇格できなかった。

13年前の話だが、一番最初の挫折という事で一応振り返っておこうと思います。


ヴィッセル神戸は、2004年に運営会社が変わり、クリムゾンFCにクラブ経営が移行し、僕が中学2年生の頃にエンジのユニホームを着ることになった。
そこからの環境の変化は凄まじかった。
転々としていたグラウンドが、いぶきの森グラウンドで育成年代用の人工芝で常にトレーニングができ、プレハブ小屋やコンテナの中で着替えていた更衣室がユース用のクラブハウスができ、ユースの頃には自分のロッカーも出来た。
指導者は、木山隆之さん(現ファジアーノ岡山)や安達亮さん、後藤雄治さんや原美彦さん(現秋田県明桜高校監督)など素晴らしい指導者にも恵まれた。

サテライトの練習や試合に参加する機会もあったが、トップに上がれない事を告げられて、当時のサテライト監督の前田浩二さんに
「ヴィッセル神戸の飯尾竜太朗ではなく、飯尾竜太朗として名乗れるように頑張れ」と言ってもらった。

多分、トップに上がれなかった理由は、これなんだと思う。

最高の環境や指導者に恵まれながら、環境に甘んじ与えられた環境で練習をする事に満足する。受動的だったんだと思う。
自分がどの様なプレーヤーになりたくて、全てを利用して成長するんだという自ら掴むという意志が足りなかったんだと思う。


結局、人間が成長することは、
チームや団体に属している事に意味がなく、
環境よりも自分の人生に対して責任感の感じ方によって成長の仕方が変わるのだと思う。


環境が整うに越した事はないと思う。
実際子供がいる親の立場からすると、最高の環境で子供を育ててやりたいと思う。
でも、最高のキッカケがあっても自分が欲していなければスルーされ、本当の意味で自分の身にならない。
それに気づくときは、自分自身に痛みのある経験や挫折を感じる以外にないと思う。

だから、どこでやっても同じ?本当?
その人の前提条件を形作ることは、周りの環境の影響力は大きいと思う。
人間は、すぐ周りの空気を察し、楽をしようとする。(自分のこと)
だから、高い判断基準の集団に属することは、自分の前提条件を上げる為の「日々の点検」には必要なんじゃないかと思う。

つまり、
自分の前提条件をアップデートし続けて、挑戦し続ける事が出来る人間が成長できると思う。
その為の環境だと思う。


飯尾竜太朗


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