�さよなら、さつまいも
3本のさつまいもを捨てた。
カビてしまったからだ。
秋田のおじいちゃんが畑で育てて、おばあちゃんが郵送してくれた3本のさつまいもを捨てた。
明日、干し芋にする予定だったのに。
りょうごくんと一緒に干し芋作りをしようとしてたのに。
カビてしまった。
いや、カビさせてしまったというべきか。
さつまいもには足がないので
「あ、カビるなぁ」と思ったところでカビを避けられない。
私たち人間が救うしかない。
さつまいもをカビさせてしまったこと、誰に謝るべきなのか。
作ったおじいちゃんか。送ったおばあちゃんか。それともカビを目撃してしまった私に対して「かわいそう」って感情を向けるべきなのか。
さつまいもくらい、数百円で買える。だけど貰った物だし、「干し芋になる」って将来が見えてただけに、少し悲しい。
こういう「どうでもいいこと」を見過ごさずに生きることが、私の仕事の第一歩。気付かなくても済むようなことに気付きながら生きていく。無駄なことに一喜一憂してるくらいじゃないと、人生、暇なんだよ。
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