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24歳で「死ぬほど暇」を味わうメリット

4年前の24歳の冬、死ぬほど暇だった。どれくらい暇かといえば、家事は全て当時の旦那がやってくれる上に、わたしは在宅ライターを月5日くらいやっているだけ。月5日って何だよ。月25日、つまり丸3週間以上暇なのである。月末だけ仕事してたので、本気で暇日が連続していた。

自転車で行けるのは大型スーパーと道の駅くらいで、お金が無いから遠出もしない。

起きるのは13時か14時。14時に起きるとさすがに自己嫌悪。スーパーに寿司とパイナップルとバニラヨーグルトを買いに行くのが日々の一番の楽しみ。バニラヨーグルトはどうしてあんなに美味しいのだろう。

空いた時間はYouTubeでコジコジのアニメを観るか、宮沢賢治の朗読を聴く。宮沢賢治の世界観の方が自分にとってはリアルだったので、もはや現実を無視して宮沢賢治の世界で暮らしていたとも言える。

とにかく暇だったわけだが、今思うと若くしてとんでもない暇を味わうメリットもあったなぁと思う。

それは、①少しくらい忙しくても暇よりはマシと思えることと、②「あ〜何もしないで生きたい」という気持ちにならないこと。

忙しい人からすると暇は羨ましいかもしれないけれど、暇は意外とつらい。暇を楽しむには才能が必要だ。それなりに忙しく、勉強を頑張ったり遊んだりしながら生きてきた人間にとっては、「本当の暇」はなかなか厳しいものだ。

今ものんびり生きてる方だけども、あのときのような「本当の暇」には戻りたくないな。まやかしでもいいから、少しくらいやることや頑張りたいことがあった方が楽。暇よりは忙しい方が精神的に楽なのだ。

毎日投稿19日目。わたしは文章で何がしたいんだろうか。

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