心地よかったコミュニティの条件を思い出す

水星逆行期間に合わせて、普段はあまり考えない「過去」を思い出してみる。今日はその2日目。

小さい頃から、どこにいても「なんだか居心地が悪いな」「なんだか浮いてる気がするな」と思ってきた。

そんなわたしでも居心地がよかったコミュニティが2つあるので、共通項は何だったのか考えてみたい。

1つ目のコミュニティは、浪人時代の予備校仲間の集合体。地元には老舗の予備校Aと、衛星授業を提供する予備校Bがあった。わたしが選んだのは予備校B。

ここに通う浪人生は20人程度で、女子はわたしを入れて6人。ほとんどが男子で、国立大学の医学部を目指す人や東大を目指す人など、自分より頭のいい人が多かった。

わたしが「海の中に透明な家を建てて住みたい」と言えば、水圧を計算し始める人。7年前に終わったはずの「ボーダフォン」の携帯電話を未だに現役で使う人。

ふざけてるんだか真剣なんだか分からない感じやこだわりのない部分には一切こだわりの無さそうな感じが何ともいえず心地よかった。誰もおしゃれとか、してなかった。

2つ目は、大学時代の書道サークル。やたらハロプロ好きな人がいたり、和室の隅で漫画を読む金髪のイケメンの先輩がいたり、哲学科の大学院に進学して「先がねぇ」と嘆いてるサークルの創設者がいたり、絡みやすいと思いきやTHEお嬢様の一貫高卒の先輩がいたり、それぞれオタクっぽいのに妙に魅力的だった。

2つのコミュニティに共通するのは、マジョリティからは離れたものであること。大学進学に対する浪人。華やかなサークルに対する地味なサークル。

中の人間たちに共通するのは、じめっとしてて地味めであること。わたしより頭のいい人ばかりであること。男女比は男性の方が多いこと。

こういうコミュニティで出会う人たちはすごく好きだったし、居心地がよかったなぁ。価値観が近いうえに自分の上位互換だから、話すだけで楽しかったなぁ。「話すだけで楽しい」もポイントだ。話題が特にないところから無限に喋れるのはポイントが高い。ある程度の知性があるから面白かったんだろうな。

この先新たにそんなコミュニティに出会える自信がないわ。わたしにとって居心地のいいコミュニティって、ママ友つながりの逆って感じがする。子どもいないけど。将来が思いやられる。

みんなに会いたいけど、わざわざ集まるようなタイプの人たちじゃないから、集まることはなさそうだ。

過去のことなんてほとんど忘れてると思ってたけど、思い出そうとすれば思い出せるものだな。

ちゃんと生きてた過去を確認することは、前に進む原動力になる。ありがとう過去に出会った人たち。

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