未知のものが2個重なると難しくなる
仕事や日々の活動の中で「いけるもの」と「いけないもの」がある。
「いけるもの」とは、概要を聞けばなんとなくやり方が思いつき、相手の言ってることも理解でき、時間さえあれば行動目標を達成できるもの。
たとえば「日本酒についてのWeb記事を書いてください」とお願いされたら、書ける自信がある。なぜなら、日本酒についてもある程度馴染みがあるし、Web記事を書くことにも馴染みがあるからだ。馴染みのあるもの×馴染みのあるものなので、問題ない。
つぎに「iPhoneについてのWeb記事を書いてください」と言われても、書ける自信がある。なぜなら、iPhoneは使ったことがないけど、Web記事の書き方なら分かるから、iPhoneについてはリサーチさえすれば未知さをカバーできそうだからだ。馴染みのあるもの×馴染みのないものパターンも、大丈夫。
でも「メキシコについての映画を作ってください」と言われると、急に無理な気がしてくる。なぜかといえば、メキシコについてほとんど知らない上に、映画を作る方法も分からないからだ。分からない未知のものが2つ重なっている。これがわたし的な「いけないもの」である。ジャンル×スキルの両方が未知だと、取り組む難易度が急に上がる。
ジャンルかスキル(方法)のどちらかをおさえていれば仕事としては手がかりが掴めるし、両立していれば専門性を持ちながら活動できるなぁと思った。
人間関係でも同じかもしれない。自分×初対面の人だと、未知なのは初対面の人だけだから、落ち着いて話せる。
自分×初対面の人×あまり知らない人とかだと、未知のものが2つに増えるから難易度が上がる。
未知のものが2つあるときは、一度立ち止まって考えよう。未知のものが0〜1個のときに比べると、2個の時の方が準備に時間がかかるし、最初は転ぶ可能性があるし、自分より適任がいる可能性もある。未知のものが0個なのか、1個なのか、2個以上あるのか、数を把握する。
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