「日々、努力。」篠山竜青著
川崎ブレイブサンダースの篠山竜青選手(以下、篠山選手)が「日々、努力。」という書籍を出版されました。まずは、おめでとうございます。ご本人から献本いただきましたので、喜んで拝読させていただきました。選手としてのみならず、人としても魅力的であることはわかっていたので興味深く読ませていただきました。ひとりでも多くの方に読んでいただきたいと思い、ご紹介させていただきます。
篠山選手、川崎ブレイブサンダースのファン、バスケをしている子供から大人はもちろん、リーダーシップについて興味関心の高い人にも勉強になる内容となっています。全体的な印象として篠山選手は、お母さまの影響を強く受けて、幾度となく思考の軌道修正をして成長してきたのだということがわかります。また、かなり冷静に自己分析・人間観察している人ですね。ポイントガードというポジションだからこそ周囲がよく見えているのかもしれません。
東芝という企業チーム出身だったからなのか、当たり前と思わずにファンや応援してくれている方々への感謝の気持ちが、良い意味で物凄く強いと感じました。プロ選手として、素晴らしいプレーを魅せることのみならず、プロクラブの存在価値を理解して、地域に根づくこと、フランチャイズプレイヤーの重要性、今のB.LEAGUEの移籍の多さについても言及しているところが心強い。
バスケ界、B.LEAGUEのビジネス的な観点と日本代表の強化、長いスパンでの育成の重要性など現役選手でありながら自分ごとのように考えていることに嬉しくなりました。まさに私たちが今、取り組んでいることに相通ずるものがありました。
川崎フロンターレを引退したレジェンドプレイヤーでもある中村憲剛氏とも懇意にしているということも影響しているのかなと思います。2人の言動や行動には共通点がありますね。このような素晴らしい人脈も選手としても人としても成長する上で大切なことだと思います。
紆余曲折ありながらも選手としても人としても成長して、自称、後天的なリーダーとして日本バスケ界の顔とも言える存在になった篠山選手。本人が望むように長く現役でプレーしていただきその後は、日本バスケ界の発展のために頑張ってほしいと思うような逸材だと思います。
書籍出版記念として「島田のマイク」または「島田と語りまショー」でこの書籍の中身についてえぐってみたく、オファーしてみたいと思います。篠山選手ファンの皆さま、どうなるかわかりませんがお楽しみに。いずれにしてもまだ読んでいない方は、ポチッとしてください。
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