見出し画像

こんなBリーグでありたい!!!

リーグは、コロナ禍ではありますが、2026年将来構想に向けてクラブと共にひとつひとつ目標をクリアすべく尽力しております。クラブに高い目標を設定している以上、リーグとしてどのようなサポートが可能かを思案し、実行していかなくてはなりません。

あらゆる観点からクラブの価値向上につながる施策をリーグとして検討していくのですが、超大切だと思える大前提を実体験から記したいと思います。

千葉ジェッツの成長の軌跡において、ターニングポイントはいくつもありました。黎明期におけるキーだったなぁと思うことをひとつだけ。親会社(当時 船橋整形外科)からのスポンサーという資金提供にキャップをはめられたことです。キャップと言っても今のバスケ界の親会社やメインスポンサーの額に比べれば格段に低いですが、この金額以上は一切出しませんというものです。

当時、bjリーグからNBLにリーグ移籍を決め、打倒トヨタなどとほざき(汗)、2億円にも満たない事業規模のジェッツが5億円ほど既に売上ていた現宇都宮ブレックスの売上を超えるなどと宣言(汗汗)した後だっただけに愕然としました。愕然としたということは、親会社兼メインスポンサーのサポートを期待して甘えていたと言えます。個人的には長くバスケ界にいるつもりも元々なかったので社長を引き受けて再生を図るのだから何で?という忸怩たる想いもありました。

しかし、今思えばこれがターニングポイント。中途半端に関わろうとしていた自分と決別し、自力で何とかしなければならない、するしかない、という覚悟ができました。やはり覚悟力は大きく、目の色を変え、本気度も増すのでスタッフやスポンサー、周囲のステークホルダーを技術的なことを凌駕してクラブを前に進めていくことができました。千葉ジェッツの奇跡のはじまりです。

自ら変わったのではなく、変えられました。やるしかないと。今、Bリーグは成長して多くのクラブがM&Aにより事業をさらに大きくしていける環境が整いつつあります。本当に素晴らしく誇らしいことです。上場企業含め大きな企業が参入するというのはBリーグに期待していることを証明しているからです。

このフェーズに辿り着いたのは、当時から千葉ジェッツのみならず、多くのクラブが野武士のようにマイナーなバスケ界でも独立独歩、生き抜いてみせるとギラギラしたベンチャー企業のような本気の経営現場があったからだと思っています。みんな必死でした。今もどのクラブも必死なのですが、続けられるか潰れるかの必死さはちょっとニュアンスが違うんですよね。

大資本による支えとバスケ界のストロングポイントでもある必死、本気の経営現場をカルチャーの両立を大切に残し続けたいと心から願っています。つまりオーナー、社長が、バスケという商品をもって自ら稼ぎ出すことに厳しくなり、絶対的に価値をおく組織体になることが一丁目一番だと思っています。結果的に喜ぶのはファンやスポンサー含め、各クラブのステークホルダーの皆さまです。

このような目指すべきハイブリッド経営または、市民型クラブの熱量高いクラブ経営が生み出す力強さを持ち続けられる泥臭いBリーグでありたいと心底思っています。このような世界観を創り出し続けることができれば将来構想は必ず成功しますし、Bリーグは間違いなくメジャーになります


お読みいただきありがとうございます。記事を良いと感じていただけたら、ツイッターなどで記事を紹介していただけると嬉しいです!