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「B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2024」を終えて

B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2024が終了いたしました。U18が誕生して3年目ではじめて海外チームを招聘しての開催となりました。また、U18 第一期生の最後の大会となりました。まだ何も形になっていない時に飛び込んできてくれた選手たちに感謝しかありません。

■「B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2024」大会結果

チーム表彰
【優 勝】 FRAPORT SKYLINERS U18
【準優勝】 レバンガ北海道 U18
【3位】 千葉ジェッツ U18
【4位】 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18
【5位】 広東宏遠U18
【6位】 琉球ゴールデンキングス U18

個人表彰

【MIP】 レバンガ北海道 U18 #11 内藤 耀悠
   千葉ジェッツ U18 #00 関谷 間
   名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18 #7 今西 優斗
   琉球ゴールデンキングス U18 #0 須藤 春輝
   広東宏遠U18 #23 ショウ カヒ
   FRAPORT SKYLINERS U18 #9 ライフ・ゼントグラフ

優勝したドイツのFRAPORT SKYLINERS U18は、ブンデスリーガーの下部組織、5位の中国の広東宏遠U18は、CBAの下部組織。どちらも2メートル超えの選手が複数いたり、この世代の代表クラスの選手もおり、Bユースの各チームは高いレベルの相手との試合で貴重な経験となったと思います。

3位決定戦で名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18を破った千葉ジェッツU18は、この大会で大躍進しています。両クラブ、トップチームのユース育成枠に登録している選手もいて見応えありました。

MIPにも選ばれたBユースの4クラブの選手は特に成長を感じましたし、観るたびにどんどん上手くなっています。今後が本当に楽しみです。

海外のチームからも40分間ディフェンスで頑張る、走り切ることに驚かれました。最初は、あまりの高さにびっくりした感はあったようですが、徐々にアジャストしていきました。この経験を実際できたことは選手だけでなく、コーチ、チームスタッフにも大きかったのではないかと思います。

決勝のレバンガ北海道U18とFRAPORT SKYLINERS U18の試合は、A代表の試合を彷彿するものがありました。サイズの差をスピードと全員でリバウンドに飛び込み、アウトサイドシュートを多投して応戦。前半こそ大きく引き離されましたが、後半だけでみると勝ち越しました。

Bユースは、高体連の強豪校のように全国から選手を集めるより、地域の選手を育成する仕組みなので、チーム単位でサイズアップすることは簡単ではありませんが、ポジションレスでスキルを磨いているため、個のレベルの高い選手がどんどん出てきているなと感じています。

このあたりもユースコーチの日頃の努力の賜物ではないかと思います。僅か三年でここまできました。手前味噌ですが、相当すごいことだと思いますし、クラブとリーグスタッフのおかげです。

U15からU18、ユース育成枠の設立までは完了しましたが、この後、大学か、クラブか、成長機会をどこに見出すか。高いレベルで継続的に試合経験を積みながら挑戦できる環境の提供が、次なる課題だと認識しています。Bユース経験者の19.20.21歳、このあたりの年代をレベルアップさせるための仕組みを検討します。

比較的臨機応変に対処可能なBユースで、育成の新しい仕組みを創り出すことで、育成世代の選択肢を増やし、日本バスケの強化に貢献していきます。

最後に、本大会の開催に際してご尽力いただきましたパートナー及び関係者の皆さま、ありがとうございました。









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