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知者は礼を大切にする

(書き下し文)
子(し)曰(いわ)く、臧(ぞう)文(ぶん)仲(ちゅう)、蔡(さい)を居(お)き、節(せつ)を山(やま)にし、梲(せつ)に藻(そう)す。何如(いかん)ぞ其(そ)れ知(ち)ならんや。

(現代語訳)
孔子様がおっしゃるよう、「臧文仲は、諸侯(しょこう)でなくてはもてない亀卜を所有し、しかもそれを置く室の柱の頭に山の形をきざみ、梁の上の小柱に藻(も)の模(も)様(よう)をかくというような、天子の宗(そう)廟(びょう)まがいの装飾を施(ほどこ)した。さような古礼も知らず非礼僭(せん)上(じょう)をあえてする者が、何で知(ち)者(しゃ)であろうぞ」

(学び)
古くからある文化やしきたりは、個人の都合で容易に変えてはならない。
石橋を叩いて渡るといいますが、何か言動・行動をする前に、この行いの先にどんなことが起こるのかを推測する癖をつけたい。
人の顔色を伺う事を悪く言う人がいますが、私自身は自分の行いに失礼が無いように人の顔色を伺う事は絶対に必要であると思う。
自分本位で言動・行動をするのではなく、まずは失礼のないように注意する事が共同体として生きる上で必要なのではないでしょうか。

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