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エクアドル旅行記 12日目/12日間 移動日

出国までの出来事は11日目の出来事やけれど、移動日としてまとめて書く。エクアドル出国では荷物検査で引っ掛かり、貴重な経験をしたのだ。

Sちゃんと別れ荷物検査を終えた私は、ショップで最後の土産物購入を楽しみ、出発ゲート近くのベンチでぼーっとしていた。すると、明らかに私を含む何名かの名前がアナウンスされ始めた。ゲート近くの空港会社窓口まで来いという。3名くらいの男性客と一緒に窓口に集まって、航空券やパスポートを見せると、女性スタッフが「ついてきて~」と言うので従う。

普段入ることのない空港のバッグヤードだ。関係者以外立ち入り禁止なドアを通り階段を下り、地上階にやってきた。ガラスの向こうに、航空機に荷物が積まれていくのが見える。テーブルの上に何個かの荷物が積まれていた。
がっしりした男性スタッフと私の間にはテーブル。テーブルの上には私のスーツスーツ。何の悪さもしていないので笑顔で「Hello!」と言ったら真顔でHelloと言われた。そりゃそうや。私はあほか。

せっかく一生懸命パッキングしたぱんぱんのスーツケースが開けられた。そして私の目の前で荷物を1個ずつ取り出しながらチェックされる。ああ下着をそのまま突っ込んだりしてなくて良かった~などと思いながら、スタッフの作業を見守る。
一通り見て、何も問題はないとのことでスーツケースを閉めることになった。上から乗って体重をかけてチャックを閉めたのでそう簡単には閉まらない。スタッフが困っているので、手伝っていい?と聞き、共同作業。荷物検査は無事終了した。

私が怪しい白い粉を持ち出そうとしたわけではない。Sちゃん曰く、コーヒーを多く買って行く日本人がよく引っ掛かるそうだ。探知犬が匂いを嗅ぎ分けるのが難しいのかもしれない。コーヒーの中に何かを入れて持ち出そうとする輩がいるのかもしれない。初めての海外旅行で、最後までネタが出来てしまった。

帰りの航空機は行きと同じくマイアミとダラスでの乗り継ぎだった。ダラスが悪天候ということでアラートが出ていて少し不安になりつつも、マイアミへと出発した。さようならエクアドル。

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マイアミでの入国審査は、往路で一度アメリカ入国の履歴があるのでさらっと終わった。男性スタッフに「食べ物持ってる?」と聞かれ、「うん持ってる。えっと~お土産のコーヒーと~チョコと~」と言い始めたら「分かったもういい行って」で終了。

マイアミ空港では往路同様にポケモンGOをして過ごした。スターバックスでサンドイッチとカフェラテを注文した時、お姉さんにサイズは?と聞かれたのがよく聞き取れず、ごめん何?と言ったら、「だ~か~ら~これ!カップどれにするの?」とカップを指差されてしまいました。まだまだ英語力が足りません。ボリューミーなサンドイッチ美味しかったな。

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ダラス空港付近で雪、というのは前日からのアラート通りで、マイアミ出発が1時間近く押した。アメリカ国内線でディスプレイがないので、タブレットでちょうど無料公開し日本でダウンロードしてきていた銀魂をひたすら読んでいた。ひとりニヤニヤしていた。

ダラス空港着も1時間くらい遅れていたと思うが、乗継便があるのだろうか、5列ほど前の中国人風の客が着陸するなり立ち上がり荷物を出し始めて、CAや周辺の客と口論になっていた。CAに怒鳴り散らした後、とりあえず座ってはいたが、飛行機が止まった途端前方へ走って行った。CAさんは大変な仕事です。

私は2時間半をみていた乗り継ぎ時間が1時間半になっただけで、往路で一度来ているのもあり余裕だった。再びポケモンを楽しんでいるうちに出発時間に。JALとのコードシェア便で、有難いことにJALの機材とCAさんだった。食べ物と機内の温度が全然違う!最高!蕎麦が出てきてちょっと泣きそうになった。(アメリカン航空は機内がくそ寒い)

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お尻の痛みと、どうやってもしっくりこない態勢と闘いながら約13時間のフライト。行きはワクワク感があるぶん楽やけれど、帰りはしんどかったな~。へとへとで成田空港に到着。

重いスーツケースを持って帰りたくないので、もうロスバゲしててもいいよ…と思いながらターンテーブル横にいたが無事に私のスーツケースは出てきた。電車ではほぼ寝ながらようやく帰宅。30時間くらいの長旅であった。スーツケースは玄関に置きっぱなしで、年越しそばならぬカップそばを食べて、風呂のち倒れるように寝て、私の12日間の旅は終わりました。

初の長期海外旅行は100点満点の素晴らしい旅やった。過密スケジュールにも負けないタフな私の身体を褒めたい。雨季にも関わらずお天気はずっと良かった。そしてガラパゴスでは、見たかった動物たちを全て見られた。もちろん、小さなトラブルや忘れ物はしてしまったけれども、旅を崩壊させるような事件はなかった。出会う人たちもみんな良かった。どう見てもアジア系の私に問答無用でスペイン語で話し掛けてくるエクアドル人、面白すぎ。きちんと注意して歩く場所や時間を選べば、治安の悪さは感じなかった。

南米、遠いので飛行機でお尻がもげそうになると思うけれども、おすすめです。

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