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河口湖自動車博物館・飛行館

河口湖自動車博物館とは?

6月に入り、夏も近づき今年の8月はどこに行こうと考えている人も多いと思いますので今回は自分が今まで言った中で一番良かった、おそらく日本で一番好きな博物館「河口湖自動車博物館の飛行館について書こうかとおもいます。多くの人は「河口湖に博物館なんてあったの?」「どこそれ?」となったとおもいます。河口湖という絶好の観光地にありながら知る人ぞ知る博物館であります。というのもこの博物館は毎年8月のみオープンの博物館だからです。ここの博物館の魅力は第二次世界大戦の旧日本戦闘機が数多く展示されしかも間近で見ることができます。しかも多くの機体が日本唯一、なかには世界唯一の機体がほとんどです。

当時実際に貼られていたポスター。
戦闘機だけでなくこういった貴重な収蔵品も展示されている。


一式陸攻

ここの展示の目玉の一つ、一式陸攻です。この機体は陸攻、つまり陸上攻撃機の略称で正式名称は一式陸上攻撃機で陸上基地から敵艦の沈没が主任務です。胴体のみの復元ですが大迫力です。約2,000機製造されたが現存する機体はここでしかみられません。また機体内部の機銃も実際に使われていたものを搭載させ展示しています。

一式陸上攻撃機。

零式艦上戦闘機

日本で一番といっても過言ではないくらい有名な戦闘機ですが、この博物館ではなんと3機とエンジン1つが展示されており、うち1機は当時の部品だけで修理・復元されている機体です。しかもエンジン(誉エンジン)は現在世界で唯一稼働するエンジンとなっています。また、ここには展示されていませんが靖国神社で展示されているゼロ戦はもともとここで展示されていたものです。零式艦上戦闘機 21型戦(白色と骨組みのみ)と52型(緑色)の機体が一度に見ることができなかなか興味深い。またロープで仕切られているだけなので下部のフラップやエンジン部分など通常では観察できないところまで観察できる。

展示されているゼロ戦。

一式戦闘機

この機体は一式戦闘機、愛称隼の名前で親しまれていた機体で大日本帝国陸軍で一番多く製造されていた機体です。一式隼戦闘機も世界中で展示・保存されていますが日本で見られるのはここだけです。この博物館では一式戦闘機Ⅰ型とⅡ型の両方が展示されています。

Ⅰ型とⅡ型が上下に展示されておりとても雄々しい

彩雲

この機体は大日本帝国海軍により製造された機体で、偵察機としての役割がありました。最高時速は大日本帝国軍最速の762kmを記録したこともあり、戦場で敵機のグラマンと交戦した際、その速度で振り切るほどでした。この機体も現在修復中ですが世界で唯一展示されている機体で現在約5年かけて3機の同じ機体から1つの機体に合体させ復元するという計画があり現在完成に向けて修復作業が進められています。

彩雲。
ゼロ戦よりも長いコックピットが特徴的

93式中間練習機

93式中間練習機は文字通り練習機として開発・製造された機体で尾翼の特徴から「赤とんぼ」と呼ばれ、多くのパイロットがこの機体で訓練をしました。また、太平洋戦争末期には石油を燃料としないことや木や布を使っているためレーダーで捕捉されづらいなどの理由から特攻機としても使われました。

93式中間練習機。
2枚の翼と固定脚なのが特徴

まとめ
 今回展示した機体以外にもF86セイバーT33Aシューティングスターなど自衛隊で使われていた機体や液冷エンジンのハ40なども展示されており一つ一つが本当に貴重なので是非訪れ、実物を見てみてください!


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