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「チームをまとめる」ということはサッカーでも仕事でも同じ

サッカーで学ぶことは、人生にも役立つ。
本当にそう感じることは多々あるので、それらを書き留めておく。

自分は今年50歳になるわけだが、いまだサッカーを続けている。
昨年まではOver40のサッカーチームに所属していたが、今年からはOVer50の新しいサッカーチームに参加することにした。

そして新しいチームに参加してみて思うことは、いいチーム、強いチーム、というのは、そのチームをまとめている人が優秀であるということ。

チームというぐらいだから、様々な人が集まってきて、様々な考えをもっている。それぞれでサッカーをしてきた環境も違うし、教えられてきたサッカーも違う。もちろん、好きなサッカーも違うし、サッカーに対する考え方も違う。

そんなバラバラな人たちをチームとしてまとめ、チームの目的(勝利だったり、楽しむことだったり)に向かって進めていくとうことはとても難しいし大変なこと。

こういう前提をもとに今のチームを見てみると、やはりチームをまとめる人の能力が、、、というところを感じてしまう。

メンバーからは様々な意見がでるが、それをまとめられない。

こういう練習方法がいいんじゃないか。
こういうパターンを決めておいた方がいいんじゃないか。
そういうパターンを決めても意味がないし、楽しくない。
臨機応変にできないと、いざ試合の時にはうまくいかない。

各々の意見をすべて取り入れようとして、結局どんな方針で試合に臨むのか、どうやって目的を達成するのかを決められない。
結果みんなを尊重して、みんなで協力して頑張ろう、なんていう何をしたいのかわからない言葉で締めくくる。

その人を見ていて、
この人は仕事でもチームを作ったり、チームを運営したりしたことないんだろうな
と思ってしまう。

仕事でも今回の状況と同じことが起きる。
それぞれの人が自分がよいと思ったこと、やりたいと思ったことを口にする。それぞれにも事情があるし、考えもあるし、ポリシーもある。
しかし、それらをすべて受け入れて、さあみんなで助け合ってやりましょう、と言っても誰も動かない。仕事も進まない。
ある人の考えとある人の考えが相反していたら、チームは分裂するし、そもそも仕事の目的を達成することができなかったら、意味がない。

チームをまとめる人は、その仕事の目的を明確にし、メンバーへ周知し納得させることが大事だし、それぞれの意見を聞きながらも、目的を達成するためにはどこを拾ってどこを捨てるのかを決めなければならない。
そのためにメンバーから不満の声があがることもあるかもしれないし、離れていくこともあるかもしれない。
けれど、それらを調整しながら、最終的に目的を達成するのがチームをまとめるものの役割であり責任である。

誰に嫌われようが、誰に悪態をつかれようが、チームとしての目的を明確にし、メンバーへ伝え、その目的に向けて舵をとり、その結果に責任をもつ。
そういう人でないと、チームは進まないし、人はついてこない。

もう参加してしまったので、今年一年は今のチームで頑張ってみようとは思っているが、先行きは不安。
今のリーダーが明確な方針を出して、チームのメンバーをおだてなだめながら、同じ方向へ引っ張っていけるようなリーダーに成長してくれることを願って、自分が協力できる部分は協力していこうと思う。

しかしサッカーというスポーツは、本当に世の中に出ても役に立つな、と。
将来的にはこういうことを教えていく立場というのも面白そうだ。


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