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レッドイグアナを迎える前に
イグアナ飼育に憧れのある方もいるはず。
比較的安価で販売されており、初心者向けと書いてあるウェブサイトもありますが、イグアナは簡単に飼育できません。
わたしもお迎え前は、飼育環境、餌、病気、寿命など、たくさん調べました。
そして、実際レッドイグアナを飼育し始めて1年ちょっと。
レッドイグアナ(グリーンイグアナ※)を飼育するにあたって、事前に知っておくことや、必要だと感じることをまとめてみましたので、参考になれば幸いです。
※レッドイグアナはグリーンイグアナの赤みが強いもの同士を掛け合わせた品種
レッドイグアナが命を終えるまで、お世話ができること(イグアナの寿命は10年以上)
・こんなに大きくなると思わなかった
・引っ越し先がペット不可だから
・子どもが生まれたから
・新しくできた恋人が爬虫類苦手だから
このような理由で手放すことのないように、飼育する前に一度将来のことも考えておくと良いと思います。
レッドイグアナを診れる病院が近くにあること
レッドイグアナも私たちと同じで体調不良にもなりますし、
日常生活で怪我をしたり、誤飲したり、
ほかにも代謝性骨疾患、卵つまり(メス)などの病気にかかる可能性もあります。
いつ、いきなり病気になるかわかりません。
イグアナを診れる病院が近くにあることを事前に確認しておくことをおすすめします。
専門店で購入する
信頼のできる知識のあるお店で購入することをお勧めします。
お店での飼育環境や、購入後も気軽に相談できるようなところが理想です。
毎日ご飯を与えることができる
レッドイグアナは熱帯雨林に生息し木の上で生活しており、いつでもご飯が食べられる状態です。
他の爬虫類は2日に1回や、数日に1回の種類もいますが、
レッドイグアナは1日に1回〜2回です。
ですので、出張などで数日間家を空けることが定期的にある一人暮らしの方にはおすすめできないかもしれません。(ペットホテルを利用したり、家族が預かれる方は大丈夫だと思います)
毎日新鮮なご飯を与えることができる
![](https://assets.st-note.com/img/1663394329195-hqp6k2rJCp.jpg?width=800)
レッドイグアナは草食動物なので、毎日新鮮な野菜を与えます。
野菜も季節によって高騰するので餌代も季節により変わります。
実際に私が与えているものは
小松菜、チンゲン菜、モロヘイヤ、葉大根などをメインに、
空芯菜、大葉、豆苗、かぼちゃ、クレソン、つるむらさきを少し
いちご、ブルーベリー、りんご、などの果物を少し
毎週組み合わせを変えて与えています。
彩りに水でふやかしたイグアナフード も少し与えています。
★カルシウム剤やビタミン剤なども必要です。
うちでは
VMCメイン 180g 1600円(税別)
VMCサラダ 95g 1600円(税別)
を使用しています。VMCメインをメイン、サラダは週1回ほど
与えてはいけないものは
ほうれん草、キャベツ、レタス、じゃがいも、さつまいも、虫類、玉ねぎ、長ネギ、動物性タンパク質や、脂肪の多い物など
この辺に関しては、他のサイトでより詳しく書かれていると思います。
飼育環境を整えられる
熱帯雨林に生息しているため、私たちの住む日本とは環境が違います。
温度や湿度を維持し快適に過ごすためには、設備を整えないといけません。
もちろん、電気代もかかってきます。
うちの環境は、
・エアコン24時間つけっぱなし(春と秋は切る時もあります)
・飼育ケージ(はじめは600×450mmのガラスケージでしたが、生後7ヶ月あたりで1050mm×900mmのものに変更しました)
・紫外線ライト(昼間)
・バスキングライト(昼間)
・保温球(夜)
・各ライトのソケット
・加湿器
・パネルヒーター
・ペットカメラ
・Tapoスマートプラグ(ライトや加湿器のオンオフ・タイマー設定などができる)
・水入れや餌入れ
将来的にイグアナの飼育スペースを確保できる
![](https://assets.st-note.com/img/1663395255155-9VPho7t7kp.jpg?width=800)
ベビーの頃は手のひらサイズで可愛いですが、成体になると頭から尻尾まで合わせて180cmほどになります。
放し飼いをしたり、1部屋与えるなどの飼育スペースの確保が必要になってくるので、大きくなっても飼育できる状態であるかどうかも、事前に考えておく必要があります。
こまめに掃除ができること
毎日数回うんち・おしっこをするので、毎日ペットシーツの交換が必要です。
体が汚れてしまったら、ぬるま湯で洗います。
生後1年ほど経たないと、オス・メスがわからないこと
イグアナのオスメスは生後1年ほどになるまで、ほとんど見分けがつかずわかりません。成長をしていきながら、徐々に体が変化していくので、楽しみのひとつでもあります。
うちの子も生後1年1ヶ月でオスということがわかりました。
このことについてはまた別の記事で書きます。
最後に、グリーンイグアナ の基本情報を載せておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1663401640267-e4m9EYC0s3.jpg?width=800)
「グリーンイグアナ」
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 爬虫綱 Reptilia
目 : 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : イグアナ下目 Iguania
科 : イグアナ科 Iguanidae
亜科 : イグアナ亜科 Iguaninae
属 : グリーンイグアナ属 Iguana
種 : グリーンイグアナ I. iguana
学名
Iguana iguana (Linnaeus, 1758)
最大全長180センチメートル
熱帯雨林に生息し、水辺を好む。
食性はほぼ植物食。 繁殖形態は卵生。1回に24-45個の卵を産む。
特にオスは繁殖期に性格が狂暴になるため注意が必要。
頭から尻尾にかけて棘のような、たてがみ状のうろこが発達しており、これをクレストという。また、喉から首下にかけて、皮膚のたるみがありこれをデューラップという。これらのクレスト、デューラップは興奮するときに逆立ち、広がる。
これから飼育を考えている方に、
少しでも参考になればと思います。
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