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「貧乏舌」の嫁が、ヤフー知恵袋に一癖ある姑の相談を

何でも「美味しい美味しい」と言って食べる女性と姑との確執を、ヤフー知恵袋に見つけた。

姑は、味がわかるふうの物言いで嫁に接し、嫁とその両親に勝ち誇った態度。そのくせジャンクフードを食べるわ、文句を言ったお店にまた行くわで筋が通らない。

「貧乏舌」(=ばか舌とも) と蔑まれる相談者は苦労している。おいしいものを楽しみにしたり、よく味わったり、感動したりする喜びが強いのは、たしかに幸運だし「特技」といえる。わたしは彼[女]らに感心し、「幸福舌」と呼びたい。しかし時代が悪い。何に対しても「美味しい美味しい」と正直に表現すると、それが礼儀でもあると信じるにも関わらず、舌どころか心まで貧しいと判断される(回答欄参照のこと)。そのうえ、食レポ流行りの昨今、語彙の少なさまで指摘される始末だ。

全回答によれば、質問者(嫁)の擁護派が多い。姑は何につけ見下し、揶揄する性格なのだろう。貧乏舌の嫁と、言動に矛盾のある姑。「味がわからない」のはどちらなのか考えさせられた。「味がわか」ろうがわかるまいが、食に対するスタンスが離れている人との不仲は尽きないと知る。

(このページは、2本後の「あまりおいしくない食べ物(意味深)が増えますように」の元記事です。)


ありがたいことです。目に留めてくださった あなたの心にも喜びを。