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講評『性癖の瓶を満たさないと出られない部屋に閉じ込められた話』【性癖の瓶を満たさないと出られない部屋に閉じ込められました】

ひゃっほー。
いやもうこの企画も、忘れ去られて、猫耳カップルは性癖の部屋に永久に閉じ込められたまま…。か、かわいそう…と思っていた矢先に朗報が!

油そばdill267さまに4作目のご投稿をいただきました。
ありがとうございます!

それにしても、美味しそうなお名前によだれが出ます。
台湾混ぜそばが食べたくなりました。

それでは、わたくしが僭越ながら、講評させていただきます。

エロ小説を書いている方ならわかると思うんですが、さーてそろそろセックスさせるか、うっひょーんと浮かれているところに、いやちょっと待て、なんでこんな時にセックス?官能小説だからってリアリティなさすぎ!また手抜きかよ!、という想定読者の声が。

ひゃっはー、わかりました。セックスの前に前戯、その前にキス、あっ、手も繋いどきましょうかね。

と、想定読者のつっこみにいちいち負けて、なかなかセックスに至らない…そしてやっと…という時に制限字数を超えそうになり…。

そういうチキンなわたくしに強い味方が…。
そうだ!無双になればいいんだ!

もうね、この作品の油そば氏(主人公を油そば氏、作者さんを油そばdill267氏と呼ばせていただきます)の無双感が半端ない!!

とにかく読者に突っ込みどころを一切与えずに、無双な油そば氏が不遜にも突き進んでいって(この辺ネタバレになるから本編を読んでね)キング牛丼!

見事です。

ねじめ正一の『脳膜メンマ』を思い出しました。
みなさん知ってます?
ググったら、絶版で入手しづらくなっているようです。

もしかしたら、無双の秘訣は読点の少ない文体にあるのでしょうか?
読点で一息ついている間に、作者も読者も余計なことを考えますからね。

私の文章には読点が多すぎるのですが、読点を意識してツッコミどころを与えない無双な小説を目指してみます!

油そばdill267さま、素晴らしい作品をありがとうございました!

企画内容はこちら。
締め切りは2月末日ですが、いや、締め切りは破るためにあるんだろ?
と、夏休みの宿題を毎年9月1日に始めていた私が言ってみます。

皆様のご参加をお待ちしております。


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