家事で消耗しないための3つのアイデア
フルタイムで働く私、子育てのために専業主婦となった妻、そして2歳になる息子。初夏のころにはカエルの大合唱が聞こえる。小さなアパートの一室で、親子3人つつましく暮らしている。
子どもが生まれる前、妻と二人でなんなくこなしていた家事。ささいな問題はあれど、都度の話し合いで解決できた。だが、だんだんと暴れまわるようになる息子。まさに大怪獣。
そんな息子を見つつ、以前と同じように家事をこなすのは不可能となっていった。
思うように家事がすすまない、イライラする。家庭の雰囲気が悪くなる。
そこで気づいた。「これ、あかんやつや」と。そして考えた。「どうすれば消耗しないで家事をこなせるのか」と。
「このままでは家庭にも子どもにも悪影響や…」
「それはまずい」と、眼の前に赤信号が点灯する。そして、全身全霊で、家事で消耗しないよう試行錯誤を繰り返した。
そして、子どもが生まれる前の、心の平穏を取り戻すことができた。
今回の記事では、家事で消耗している方に向けて、我が家で実践している『家事で消耗しないための3つのアイデア』を紹介していく。
消耗しない家事の、参考になれば幸いだ。
1.やるべき家事を減らす
「家事がなければ、する必要すらない」
やるべき家事はできるだけ減らすべきだ。
減らすことで時間が浮く。すなわち、精神的にも肉体的にも余裕が生まれるということだ。
具体例として、我が家で実践している主な工夫を3つ挙げる。
洗い物が増えないように使う食器を少なくする
干した洗濯物はできるだけ畳まないでそのまま着る
管理の手間が発生しないように家の中にある物を最低限にする
設置できるのであれば、食洗機やドラム型洗濯機などの時短家電も揃えたいところだ。時短家電は、文字通り家事の時間を短くしてくれる。
次に引っ越す際は、時短家電をおけるアパートに引っ越すと心に決めている。これだけは譲れない。絶対である。
なお、これらの考え方は『引き算の美学』によるものが大きい。
気になる方は、以下の記事を参照してみてほしい。
2.できる時にできる家事をする
「どうしてもできないタイミングがある」
掃除は私、料理は妻。我が家ではざっくりとではあるが、家事の担当大臣が決まっている。細かなタスクをこなすのが得意な私、味付けがうまく管理栄養士の資格を持っている妻。適材適所で配置しているのだ。
だが、私が休日出勤をするのであれば妻が、妻から子どもが離れなければ私が、家事をどうにかしなければならない。
家事は滞らせると山のように積み重なっていく。それも異常なスピードで。
だからこそ、どちらかができないときはもう一方がこなせた方が絶対にいい。家事が終わらないイライラを軽減することができるからだ。
そのため、我が家ではお互いの家事のやり方を共有している。十二分にこなせるわけではないが、誰でも家事をこなせるようなシステムを作っているのだ。
このシステムをうまく動かすにはコツがいる。それは、やってくれた人に対して『最初に感謝を述べる』ことだ。
まずは「ありがとう」。もし不足している点があれば、お礼のあとに伝える。
先に文句を伝えてしまうと、やった側が「せっかくやったのにコレかい…もうやらんわ」となってしまうからだ。
3.家事の状況を共有する
「報告・連絡・相談は基本のキ」
会社では、『報告・連絡・相談』は基本中の基本だ。
会社はチーム、家庭も一つのチームである。そのため、家庭においても『報告・連絡・相談』をすべきだといえよう。
「今日いないの?もう料理作っちゃったわ…」
「えっ…掃除してないと思ったから掃除しちゃったよ…」
まさに二度手間三度手間。無駄に消耗するだけだ。『報告・連絡・相談』がしっかり行われていないと、このようなことになってしまう可能性がある。一人ひとりが自律的に、効率よく動くために、情報の共有やすり合わせは必須なのだ。
夫婦は常に二人三脚。うまく動けば1+1を2より大きくなるが、下手に動けば2よりも小さくなる。無駄に消耗しないように、チームワークを高めていきたい。
そのためには、家庭というチームが目指す『ゴール』を設定する必要がある。目的についてまとめた記事は以下に置いておく。気になる方は参照してほしい。
まとめ
これまで、我が家で実践している『家事で消耗しないためのアイデア』を3つ紹介してきた。
やるべき家事を減らす
できる時にできる家事をする
家事の状況を共有する
我が家ではこれらを実践することで、家事による消耗が少なくなったと実感している。家事で消耗している人の参考になれば幸いだ。
山が赤や黄色に染まる、いろどり鮮やかな紅葉の時期。我が家は4人暮らしになる予定だ。
子どもが2人いる環境はとても慌ただしいものになるであろうと、そんな予感がしている。いや、そうなることは間違いないのだろう。
今の家事のやり方も、改めて見直す必要があるはずだ。その前段として、私が所有するモノやコトを減らし、できるだけ時間的な余白を作っておきたいと考えている。これは、前述した『引き算の美学』の考え方だ。
あらかじめ多くの余裕を確保する。
4人暮らしになったときに辛くならないよう、その時を楽しめるよう、今日も何かを削っていく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?