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スティングの語ったアレコレ

sting.comの発言集が面白い。
スティングが色んな媒体で語ったアレコレ。例えばBBC、2006年。

Edin Karamazovのリュートをフィーチャーした新作(当時)”Songs from the Labyrinth”のプロモーション。
18世期のクラシックの話からMary J Bligeと演った2003年のシングル曲、’Whenever I Say Your Name’の元ネタに言及。
「(‘Whenever I Say Your Name’は)全体的にバッハだよ。(中略)ベースラインに着目したら全部バッハだってわかる。彼のプレリュードのひとつ-確かハ長調だったと思うけど。」

同インタビューでは、「(ギター向けにアレンジしたバッハのパルティータとチェロ組曲を)毎日何時間か練習している…金を払って聞かせられるようなものではないけど」という発言もあり。

そういえば、ジャック・ブルースも「バッハは最高のベーシストだ(“really the ultimate in bass players”)」と発言していたっけ(1968年、クリーム解散時)。スティングが歌いながらベースをプレイするうえでの”mentor“として挙げていた3人のうちの1人(他2人はポール・マッカートニーとフィル・ライノット)。

バッハとベーシスト。

94年、バークリー音楽大学でのスピーチ。熱いメッセージと鋭い音楽観。

「ミュージシャンとして、一番大事なことは、沈黙のための枠組みを提供することなのではないか。沈黙そのものが恐らく 音楽の中心に位置する謎(原文だと“the mystery at the heart of music” 日本語に訳すとこんな感じか?)なのではないか?そして、沈黙が最も完璧な音楽なのではないか?」

沈黙を意識させる音楽、ベースラインというと、例えばコレは最良のもののひとつだろう。
ミッミレー…ファッミレー…
ずっとひたれるたった4音のリフ。

https://youtu.be/17CKq6rTMvo


本日で、スティング71歳。
長生きしてほしい。


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